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言語は壁である


アメリカ大好きの大学教授のお言葉なんですが、
「よく英語英語といわれるが、もし日本語が英語だったら、移民がたくさんはいってきて、君たちが就職するのは大変だっただろう。
日本人が日本語しか使えないのは、日本人にとっても障害ではあるが、移民にとっても障害なんだ。」

これを聞いたときの衝撃。
確かに、日本人にとって英語ができないというのは相当なコンプレックスです。
英語ができないと、国際社会では通用しないと言われ続けてますし。
まあ実際そうなんでしょうし。
でも、日本語ができるというのは、日本で仕事ができるということなんですね。
国際化といっても日本での仕事は、日本語だけができればいいものがほとんどですから。
もし、日本人の言葉が英語だったら、移民や難民がたくさん入ってきて、彼らに仕事をとられてしまう。
日本語は他の国では通じないから、日本人も外に出ないが、その分日本語ができない人間は就職できないから移民も入ってこない。
それもあって、日本では移民問題や難民問題に無関心な人が多い―と先生は続けた気がします。
この先生、普段の授業は正直同じことを繰り返し言っているだけだったし、
世界を学ぶというわりにアメリカの話しか聞けなかったので不満は多くあるのですが、
この言葉を知れただけでも授業受けて良かったです。


私たちは、壁に阻まれながら、それでもその壁に守られて生きていくのでしょうか。
……もし、
守られて生きていきたくないなら、その壁を壊さなければならないのでしょう。

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