テレビを見ないことのデメリットを発見した
自分が子どもの頃、テレビが一家に一台しかありませんでした。
だから、父が見ている野球やマラソンやニュース、祖父母の家では祖父が見ている相撲や大河ドラマなどを隣で見ているしかなかったのです。
全然興味がなくても。
なんか、昔はみんなで見るのが当たり前だったのです。
それは子どものわたしにとってはすんごい苦痛でしたが、あれが良かったのではないかと、今になって思いました。
さまざまなことを知ることができる良い機会だったんだなぁって。
現在、うちにはテレビがありません。
それによるメリットはたくさんあります。
時間の無駄遣いがない、とか、情報の垂れ流しに毒されない、とか、電気代やスペース代がいらない、とか。
良いことだけだと思っていたのです。
昨日までは。
昨日、大相撲ののぼりがたくさんあるのを見つけたのです。
別府で巡業があったようなのです。
「相撲が別府であるんだね」
っていう話を息子としたのですが、息子は相撲をほとんど見たことなかったのです。
“家族みんなで相撲をテレビで見る”
なんていう文化が失われていたことに気がつきました。
だから、こういう会話になりました。
子「相撲ってどうなるの?
見るの楽しくなさそう。」
母「相撲けっこうおもしろいよ。
生で見るともーっと楽しいよ~。
お父さんと見に行って楽しかったよ。
有名な横綱がいるとさ~」
子「横綱ってなに?」
母「!!!」
そこから説明をしなくてはいけないことに気がつきました。
相撲や横綱の概要をわかりやすく説明するのが難しかったです。
テレビを見ていないことによるデメリットを発見した瞬間でした。
興味ないことでも知るチャンスを子どもから奪っていたのかもしれないと。
普段ニュース番組を見るチャンスもないです。
ニュース番組の情報が、有益とは限らないですけど。
昨今は不安に煽られるニュースや暗いニュースばかりですからね。
息子はタブレットで自分の好きな動画を見られるし、わたしたちと一緒に、アマゾンプライムやネットフリックスで息子の好きな映画を見られます。
好きなことに好きなだけ時間を費やせますね、今の子どもたち。
それは良いことだと思うけど、でも、好きなことだけやっててもいいのかなぁ。
どうなのでしょう。
テレビ・・・必要?かなぁ。
どれが正解とかはないと思いますが、なんだか考えさせられる出来事でした。
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