【1124】サードシーズン
ある小さな島の、たった一つの公園。そこにはこの島でたった一本の桜の木がありました。普段から子供たちは決まってそこで遊び、島で花見といえばその公園に集まることでした。
しかし、ある日地殻変動によって、その公園の地面の色んなところが、踏めば崩れていくような弱くて危ない地質になりました。公園全部がそんな危険な場所ではないのですが、踏んでみなければそこが崩れるかどうかがわからないのです。また日々刻々と事態は変化し、昨日はなんともなかった地点も今日には崩れているというようなこともあり