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オーストラリアでパフォーマンスしてみた。

こんにちはKanaです。

ここから抜粋↓


オーストラリアでストリートダンスをしてみました!!


自分については職歴が色々あるため徐々に公開していきますが、一応ダンサー、振付師、講師として活動しておりました。


普段はここオーストラリアでマッサージの仕事をしているのですが、
シフトの関係でいきなりその日の仕事がなくなり、
シフトごときに振り回されてる自分にキレ笑
   
仕事がないなら創ろう

というわけで、
ストリートでダンスパフォーマンスをしようと決意。

わたしがこれをやるのには一言で言い表せない考えがあります。長くなるのでまた経歴や自己紹介含め次回に持ち越し笑
今回は日記です。


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よし、決めたら即行動。
というか前々からやりたいと思ってはいたけど、
勇気がなかっただけ。
もうホワイトボードもスピーカーも買ってある。
ついに、この日がきたんだ。
ボードには一言、Dance with me

目立ちたくて、ダンスのスキルをみんなに見て欲しくてやるんじゃない。
ほんとはプロ的に踊る曲の編集もしたし、
振り付けも考えた。


でも、違う。


これは、自由への挑戦。
世の中への殴り込み。
人間とのぶつかり合い


だから、カッコつけた自分を見てもらうんじゃ意味がない。
決められたことをやったって、その瞬間のリアルじゃない。
わたしがやりたいのは、そういうんじゃない。

とにかく、自分の心を刻む。この街に。



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いつもの道、
ドキドキしながらホワイトボードとスピーカーをセット。
深呼吸して、いざ!ステージではないステージへ。


ココロが、踊り出す。
ココロが、解き放たれる。
空は真っ青。

自由だ!!!


しばらくすると9歳くらいかな?女の子たちが
ちゃりんちゃりん、と投げ銭をくれた。
はじめてだ。

わたし"Do you wanna dance with me?"
すると女の子、名前はタバサ、
"わたし、タップダンスやってる!"と。

ここぞとばかりに一緒に踊ろうとダンスで誘惑笑
すると次々と彼女の友達が集まってきた。
みんなで一緒にリズムを取りはじめる。

女の子ステファニー"ちょー恥ずかしいんだけど!"

わたし"大丈夫わたしもほんとは超シャイなの!
しかも今回がはじめて!ハハハ!"

男の子も2人、だんだんと乗ってくる。
わたし"OKジャンプ!!ジャンプ!!"

周りを気にせず飛び跳ねる!
開いてきた、自分も、この子たちも。
そうなのだ、これが、ダンスの魔法。
楽しけりゃ、なんでもいーよ。
周りなんて、関係ない。
下手でもはじめてでも、どーでもいい。


そのあとしばらく1人でマイケルを踊る。
人が通る度ダンスでおどろ♥とアピール。
大人は堅い、なかなか。
でももう心が開ききってるわたしは、そんなんじゃ
へこたれない。


ここでパフォーマンスするのにはルールがあって、30分ごとに次の場所に移動しなきゃならない。
荷物を持ってもう少し人がいる場所に移動しようとすると、

"どこ行くの?"
タバサたち。

わたし"もうちょっと向こうのほうでやろうと思って"

すると、わたしたちも一緒に行く!と、
4人の子供ら、付いてきた。
ガキ大将になった気分笑


子供たち"あなたほんとすごいダンサー!
ダンススタジオ開きなよ!
そしたらわたしたち1番の生徒になる!"

わたし"スタジオなんてなくてもこのストリートで
レッスンもパフォーマンスも出来るじゃん!
もうあんたたちわたしの生徒!
てかうちら5人でダンスチーム!"

イエーイ!!
すっごく嬉しそう。


もう少し人がいるところに場所を陣取り、子供たちと一緒にダンス再開。


わたし"おっけー今からレッスンだよ。
これ出来る?"
みんなノリノリ。

男の子、いきなりブレイクダンスをかます。
"うわ!すげ!わたしより踊れるんじゃん!"
ハニカミながら、ありがとう、と。
スイッチが入ったらしい。
目が本気になった。
この瞬間が、好き。
つられてわたしも、胸の奥が燃えてくる。


すると一番積極性なタバサ、街ゆく子供たちに自分から、
"Heyyy do you wanna dance???!!"
とめちゃめちゃ話しかけてる。
なんて優秀なアシスタント!!

そのお陰でまたまた恥ずかしがり屋さんな5才くらいの女の子。

"おっけーステップ!ステップ!手も叩いて!"
と指示すると一生懸命、リズムに乗る。

今度は3才くらいの女の子、1人でくるくる、
自信たっぷり踊りまくる。
この子は、もう完全に、ダンサー。
自分から自己紹介とわたしの名前を聞いてきた。

"あなた、プロになれると思うから踊り続けなさい。"
って言ったらキラッキラな目で、うん!!だって。

今度は杖をついたおばあさんが、
"わたしの腰を持って、こう。"
優雅な社交ダンスがはじまる。
癒される、うれしい、嬉しい!


気付いたらどんどん円が大きくなっていく。
だれかがキックの動きをすると、わたしはすぐに取り入れる。

"それいいじゃん、やろ!みんな一列になって!
ラインダンスするよ!右左交互に足上げて~!"
黒人白人関係ない。

子供たちとわたしで、音楽ありの歌も唄っちゃう。ミュージカル、完成。


しかし、さすがにわたし、こう見えて28歳。!
疲労困憊。
子供たちも、顔真っ赤。


"よし、終わり!また今度ね!"

子供たち'わかった!明日も来るね!何時?"

わたし"(まじかい笑)えっと多分・・・4時くらい?"

"わかったー超楽しかった!!またね~!"


見知らぬおじさんが近付いてきて、がしっとわたしの手を掴む。

"素晴らしかった!ぼくになにが出来る?!
なんでも言ってくれ!"って。

"Nothing...just...dance with me !!!"
こうして話しかけてくれて、手を握ってくれて、目の奥から伝わるものがあった、それだけで、充分。ありがとう、おじさん。


本日の投げ銭、10ドル60セント。
多分40分くらいやってたから、時給にしたら、まぁまぁ、悪くない。
もちろんお金のためじゃない、金額なんてどうでもいい。
このお金は、"お金"じゃない。
見てくれた人たち、
一緒に踊ってくれたみんなの、"心"だ。
それがわかるから、嬉しいんだ。
だからこそ、意味があるんだ。


そんなわけで、はじめてのストリートダンスパフォーマンス、完。
もうすでに筋肉痛、腰痛い。
今日は、子供たちからたくさんのことを学んだ。


子供の心はまだ、生きてる。目も、輝いてる。
世の中に絶望していたわたしだけど、
希望を見つけた。
この子たちは、生きてる!

それと同時に、わたしも、ちゃんと、生きた!
心が、帰ってきた。

もう、ニセモノは、いらない。

家に帰っても、まだ、
夢みたいな出来事と、天使のような子供たち、
自分の全快ぶり、色々興奮しすぎて眠れなかった。
もらったお金たち、その気持ちを見たら、なんだか涙が出た。

誰にも依存せず、自分の力で、お金を、稼いだ。
やったよ!

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また、やろう。
次はどんな出逢い、奇跡があるだろうか。
考えたらやっぱり、眠れない。
生きるって、多分、こういうこと。
明日が来るのが、待ち遠しい。


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ここまで読んでいただき、ありがとうございます。
わたしがこのnoteをはじめたのは、有料コンテンツを作るためではありません。
わたしは、自分の人生自体を創造し、アートしています。
ダンスはひとつの方法であって、わたし自身の代名詞ではありません。
様々なことを通して毎日が実験で、経験だけが強みです。


いいんじゃない、頑張れよっという気持ちで、サポート、投げ銭を頂けると
嬉しいです。
励みになります。

でも、お金は生きてく分は自分で稼げます。
そこは自分で実験です。
なので、お金に込めた心を、下さい。


よろしくお願いします。

Kana


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