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家庭のために挑戦を諦めたけど、このままでいいのかと不安な過去の私へ。

こんにちは。きゃめです。

アラフォー2児の母フリーランスの私、衝動的に会社を辞めてそろそろ1年が経ちます。

週末にふと過去の挫折を思い出して胃がキュウっとなり、若き日の私への応援メッセージを書かずにはいられなかったので書いてみます。

つらつら書いていたら長くなってしまったので、最初に応援メッセージのまとめを書くと、

大丈夫!不安なのはわかるけど、焦らなくていい。今のままでいい。もう十分がんばってるよ。

です。

もし当時の私と似た気持ちの人がいらっしゃったら、よろしければ読んでみてください。

私が時短正社員として育休から復帰して2年ほどたった頃。夫が家にほぼいないワンオペだった時期に、仕事で挑戦してみようとして盛大に挫折したことがありました。

挑戦する仕事だけでもヘビーだったのに、タイミング悪く社長命令の超急ぎプロジェクトが立ち上がってしまったのです。もう完全にキャパオーバーでした。

子どもを寝かしつけた後に毎日のように時差のある欧州とのやりとりが必要になり、睡眠が削られ、どんどん精神的に追い詰められていきました。

ある日の夜、子どもを寝かしつけてから残りの仕事をやらないといけなかったのに、なかなか寝ない子どもに怒りが爆発したことがあったんです。ギリギリ抑えたものの、代わりに私の心の系がプツッと切れました。

「このままでは無理だ、潰れる」と思った私は、翌朝、挑戦したかったはずの新しい仕事から外れたいと上司に申し出ました。自分からやりたいと言ったのに、です。

あの時期、ワンオペで子どものお世話をしながら時差のある突貫プロジェクトを間に合わせながら新しい仕事に挑戦するのは、私には無理でした。

やりきれなかった。キャパ不足だった。あのとき、私はもう新しい挑戦をするのをやめようと思いました。自分の心を守ること、家族に対してちゃんと笑顔でいることを一番大切にしようと決めたんです。

そこからはできるだけ仕事量をコントロールして、キャパオーバーにならないことを第一に働くことにしました。未来の自分が助かることを先回りしてやり、予測不能なことをできるだけ避けて。

挫折してからのワーキングマザー期間は、諦めたことばかりだった気がします。子育てしながら働くだけで精一杯だったので、諦めている自覚すらありませんでした。望むと苦しいから。これでいいんだって言い聞かせて。

それだけセーブして働いていても「たぶん今メンタルクリニックに行ったら休めるだろうな」っていう精神状態だったときが何回かあります。会社を辞める勇気がなくて病院にすらいけなかったけど。

一度大きな挫折をしているので、やってみたいことはあるけど挑戦できない。やりきれる自信がなくて怖いという状態でした。

子どもがいつ熱を出すかわからないし、平日ワンオペだし、夫は土日もいないから休めるときがないし、頼れる人もいないし、体力ないし、睡眠不足が続くと倒れるし。

しょうがない。私は親だから、子どもを育てる責任があるから。子どもの前では笑顔でいなきゃ。疲れて怒ってる親でいたくない。子どもそっちのけで仕事ばかりしてる親になりたくない。そのためには色んなことを諦めなきゃ。疲れないようにセーブしなきゃ。

あの人はいいよね、近くに親が住んでて保育園のお迎えもお願いできて。あそこのお家は夫婦で子育てしてるって感じでいいなあ、羨ましい。

私はもう両親がいないから気晴らしの電話すらできない。夫がいないから愚痴を吐く相手もいない。孤独でときどき精神が壊れそうになる。辛いことが重なるといつも「なんで私ばっかり?」の暗黒モードに入る。

でもこの記事であなたに伝えたいのは、そんな暗い過去の挫折話ではありません。もっと明るい未来の話です。

そんな暗黒の日々を9年ほど過ごした私がですね。
あれだけ予算不能なことを避けて働いてきた私が、フリーランスになろうと思ったんです。ここでまず衝撃の展開です。(この話はまた別で書きます)

さらに。会社員を辞めて1年ほど経ったら、だんだんと「諦めるのに飽きた」「私はいつまで我慢するんじゃ」「とりあえずやってみるか!」という謎のやったるぜマインドになってきたんです。自分でも驚く変化です。

忙しくなったとしても、その結果として心のバランスを取るのが難しくなったとしても、新しい挑戦をしてみたいと思えてきたんです。

根拠はないけど「この9年の経験を総動員すればいけるんじゃないか」と思えるようになってきました。必死の毎日を過ごすなかで、うっすらとではあるけど自信のようなものを積み重ねてきた気がします。

なにより、家族のためにという理由をつけて自分のやりたいことを諦めた人間になりたくないという気持ちが強くなってきました。

うまく言えないんですが、今の私は諦めてしまったら、きっとその悔しさを隠しきれない気がします。オーラから何かが伝わって、かえって家庭の雰囲気を悪くしてしまいそう。そんなことは家族の誰も望んでないはず。

いつもやりたいことに挑戦して目をキラキラさせてる私でいたい。間違っても自分の子どもに「私の分まで成功してね」とか言いたくない。自分の人生のやり残したことは自分で解決するんだ。

2023年秋、38歳の今、心からそんなことを思っています。これまでの挫折や諦めが積もり積もって大きなパワーになったのかもなあという感じ。

この私の身に起こった小さいけど大きな変化を伝えておきたいと思います。この変化がどれだけ大きなものかが、あなたにはわかるはず。他の人にはわからなくても。

今はまだ想像できないかもしれないけど、現在の私はそう思えています。本当に。だから、大丈夫。

もし過去にタイムスリップできたとしても、私はあなたに「もっと頑張りなよ、もっと挑戦しなよ」とは絶対に言いません。

今のあなたが、生活を成り立たせるためにすでに限界まで頑張っているのを知ってるからです。

だから私があなたに言いたいのは「焦らなくていいよ。今の自分なりのベストを尽くせば後悔はしないから。いつか挑戦したい、今ならできると思える日がくるよ」です。

「今日もお疲れさま」ってギューってしてナデナデしてあげたい。美味しい白玉ぜんざいをプレゼントしたい。(ちなみに今の私は糖尿病予備軍なので、もう白玉ぜんざいは食べられないの)

過去の私にはそういう存在がいなかった。だから自分で本を読んだりして考えて孤独に乗り越えていくしかなかった。

でも「今のままでいいんだよ」って言ってくれて、未来の方向性のヒントをくれるような人がすっごく欲しかった。

孤独を感じてきたからこそ、私はこれから、過去の私のように働き方に不安で悩む人に思考のきっかけを提供できる存在になりたいと思ってます。

なにを書いたらあなたの助けになるか、試行錯誤していきます。いろいろ書いてみるので、また遊びにきていただけたら嬉しいです。

ここまでお読みくださってありがとうございました。

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