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新型コロナ時代こそ漢方(5)きっかけと次回予告、お待たせしました


Noteを始めた背景

Noteでブログを書こうと思い立ったのは、新型コロナに対する対策が各国であまりにも後ろ倒しになっているのを見たからでした。

せめて故郷の日本の東洋医学に理解のある人達だけにでも、私の知識をシェアすることで発症や症状の悪化などの緩和に貢献することはできないかな、と考えだしたのが発端です。

最初の記事にも書いた通り、東洋医学士として医療情報アクセスがあるおかげで、震源地である中国で東洋・西洋医学両方において効果のあった対応策が、治療実施マニュアルとして見事に確立されていくのを、早期のうちに目の当たりにしました。

なので手ごわいウイルスとはいえ治療法が存在するなら感染が世界に拡大してもそれほど心配はいらないかな、と始めは思っていました。

2月中旬から3月上旬の段階ではアメリカに英語でも情報が入ってきたため、アメリカや日本で東洋医学の治療法が広まるのも時間の問題だと思い、感染爆発の手前の時期でもあり、まだそれほど心配していませんでした。特に日本は隣国ですし、中国との関係も新型コロナを通してよくなっていた感もあったので。

しかし実態は、中国がまとめあげた治療マニュアルはあくまで東洋医学のネットワーク内にとどまるのみでした。

西洋医学の治療法がメインストリームである国においては、こんな未曾有の危機になっても、東洋医学の治療法を浸透させるのは難しいのだ、という現実を改めて認識するとともに、だからといってこのまま自分と内輪の人間だけで知る人ぞ知る的な情報としてだけ利用していていいのだろうか、と自問した挙句、いてもたってもいられなくなったのが3月の下旬。

そしてNoteでの新型コロナに関する専門家の記事をいくつか見かけた時、この媒体であれば、自分も記事を書いて、新型コロナ対策を含む東洋医学での家庭での治療法を浸透させる第一歩が踏めるかも、と感じました。

そしてすぐさまNoteについて調べ、同日にアカウント開設して今に至ります。実に小さな一歩ではありますが、とにかく踏み出しました。

ただ私自身がNoteビギナーのヨチヨチでして、いきなり見ず知らずの輩がどの漢方がおススメ的など言っても説得力がないかなと、とりあえず準備運動と自己紹介も兼ねて、東洋医学に興味がある人にもない人にも、導入になるような記事を書き連ねてきました。

漢方については伝えたいことが山ほどあり、できるだけ漢方になじみのない人にも読んでほしいとの願いから、東洋医学のボキャブラリーをできるだけ使わないと決めました。

しかしそうするとサクッと伝えるのが思ったより簡単ではなくなり、肝心のコロナ対策の漢方について書き出しては筆が止まり、下書きしてはボツ、を繰り返しました。

一番の問題は、普段のように個別に直接患者さんと対面で診断を行い、本人の了承を得て鍼灸治療や漢方処方を行いながら説明していくのと、不特定多数の方々に新型コロナ対策の漢方について記事でわかりやすく説明するのとでは、大きな違いがあったことでした。

読まれる方にとっては「コロナにはこれ!」的に簡潔な結果論だけさっさと伝えてくれればいいのだろうとはわかっていますが、それでは誤解が生じやすくなるため、医療従事者のはしくれとして、慎重にならざるを得ませんでした。

役に立つ情報を発信しようとして、意図と異なる結果になっては、無意味どころか東洋医学の普及と皆さんの健康増進に逆効果になってしまいます。なので最適な伝え方の構想に時間がかかり、本題が先伸ばしになっていった次第です。不慣れとはいえ、ごめんなさい。

一刻の猶予もないステージに

そうこうしているうちに、ついに4月16日の夜に全国緊急事態が宣言されてしまいました。日本の感染拡大は中国、ヨーロッパ、アメリカでの感染拡大より後で、参考になる情報と事前準備の時間の両方に恵まれていたにも拘らず、結局他の国と同じ轍を踏んだ形となりました。

医療機関における医療従事者への指示や準備が整わないまま、感染ピーク・治療パニックを迎えることになり、結果、医療崩壊が東京で続々と起きてしまい、今後しばらくの間、病院での治療が新型コロナに限らず難しい状況が続くことが避けられないと思われます。

そのようなニュースに溢れて事欠かないと思いますが、東京中心部での崩壊状況がうまくまとまっていると個人的に思った記事を見かけましたので、参考までにリンクを貼っておきます。数日前に出版されていますから、現状はもっとひどく、東京以外の地域でもいつでも起こりかねない現象であることをご留意ください。

https://www.businessinsider.jp/post-211331?fbclid=IwAR3IR0D6GhHbe-ri9fFyzU7gF74m5qDiFoogCRUBBllv72WKeIUdpwRaJ5g

昨日この記事を読み、そして緊急事態宣言が全国に拡大されたことで、躊躇していた新型コロナ対策に役立つ漢方情報はやはり早く伝えなくては、と決意しました。

(実は次回以降の記事の骨子はある程度作り上げてあり、いろんな種類の漢方をコロナ対策になるものも含めて順番に紹介していくつもりで、今日は一般的な漢方の背景と注意事項について述べようと下書き済みだったのですが、いさぎよくボツにします。。。)

よって、次の記事でまずコロナ対策の漢方の服用の心構えといった、大綱を先に説明し、その次の記事で実際の漢方処方名をあげて情報の拡散に入りたいと思います。

少なくとも、漢方は普段お医者さんからもらう薬とは意図や効能の現われ方の概念が異なることを理解して下さることが、漢方の購入と服用に必要と考えるからです。

次の記事を本記事と同時アップしましたので、興味のある方はどうぞ読み進んで下さいませ。

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