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絵本大好き、児童文学大好きから、ストーリーテリング(語り)や読書ボランティアを始めて、…

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絵本大好き、児童文学大好きから、ストーリーテリング(語り)や読書ボランティアを始めて、早30年。縁あって昨年より小学校の学校司書。日々の仕事や、子ども達との関わりを記録に留めておきたい。幸田文のような文章を書きたい。

最近の記事

入り口

学校図書館の入り口のドアに、学校司書である私が、「在室しているか?」「いないか?」がわかるように、札を掲げている。(実際は、マグネットでドアに貼り付けている) 本日も、先日も、来館の先生から、「あら、いらしたのね。外の札がいませんになっていますよ」と声かけられる。時計は、すでに昼が近い。その間には、幾人も来館はあった。 「朝からバタバタしていて、うっかりしました。教えていただきありがとうございます。」と、早速取り替える。 朝のルーティンは、結構いろいろある。鍵開けはもち

    • イベント

      「子ども読書週間」のイベントをいろいろ考えてみた。 ただ今、学校図書館内は、新緑をテーマカラーにしている。展示本は、「みどり色の本たち」室内装飾は、みどりの木々。 そこで、イベントは、「ブックツリーをつくろう」にした。今までの学校では、"あなたのおすすめの本を紹介して"と言って、葉っぱの形に切った用紙に、本のタイトルを書いて、貼っていきツリーを完成させていた。こちらでは、読書週間の間に貸し出された本の数だけ、葉っぱを貼って、ツリーを完成させようと思う。この週間の間には、G

      • 子ども読書の日

        明日、4月23日は、「子ども読書の日」そして、5月12日までは、「こども読書週間」となっている。 この日について調べてみると、「こども読書週間」は、1959年に誕生したらしい。ずいぶんと歴史のある記念日だ。幼少のときから書物に親しみ、読書の喜びや楽しみを知り、ものごとを正しく判断する力をつけておくことが、子どもたちにとってどんなに大切なことか……。子どもに読書を勧めるだけでなく、大人にとっても子どもの読書の大切さを考えるとき、それが「こどもの読書週間」。 (公益社団法人 読

        • 不明本

          「教室にゾロリの本が数冊あるのだけれど、学校図書館の本じゃないかな?」と来館された担任に問われた。新学期になり、教室移動などがあり、心あたりのない本があるようだ。 学校図書館内の本は、蔵書点検である程度の把握はしているが、クラスに出ている本の把握などは、私がこちらに勤務するまでのことがわからないので、問われても、返事ができない。「教室に伺って、みてみますね。」と答える。 翌日、伺って本を見せていただいた。学校の蔵書印もなければ、バーコードもない。 どうやら、私物の本と判

          電車の絵本

          こちらの絵本は、どちらから開いてもストーリーになっている、進行方向があっているユニークな絵本。絵もリアルで、電車好きは、結構好きな絵本だと思う。 ずっと以前(20年ほど前)には、著者である、間瀬なおかたさんをお招きして、講演会を開催したこともある。その時、出版社の編集者から、子どもたちの喜ぶ絵本だから間違いないですと、勧められたことを思い出した。 オリエンテーションで学校図書館にやってきた児童・生徒に一冊ほど読み聞かせに使う絵本に、ユニークで引きつけるのではないだろうか?

          電車の絵本

          貸し出し開始

          本日から、貸し出し開始。 開館直後、まだ朝の準備も済んでいないうちから、学校図書館に飛び込んできた生徒がいた。 「よく覚えてましたね。一番ですよ。貸し出し開始です。」と私。先日、学校図書館をクラスで探検に来館した時に、借りたい本を決めていたらしく、即、本を手にして、「借りま〜す。」 こちらの生徒、昨年度も、ほぼ一番乗りだった。朝の登校後すぐに来館して、今日読む本を決める。続きの本を早く手にしたい。きっとこれが一日のルーティンなんだろと想像する。 今年度も、どんどん読ん

          貸し出し開始

          地震

          昨夜、夜もふけた時間に、地震が発生した。突然携帯電話が、鳴り響いたと思ったら、揺れはじめた。けっこう揺れている。長く感じた。どうしようか?考えている間に、揺れがおさまった。幸いにも、何もない部屋に寝ているので、変に行動するより、じっとしていた方が正解だったと思う。揺れがおさまり、明るくなって確認したが、住まいにも何もなく、住んでいる地域にも、何もなかったので、安心した。 さで、朝1番に来館された先生は、早速「地震がきたらどうするの?」という内容の紙芝居を借りていかれた。

          会議室

          朝、4学年担任がら「図書館、今日はいつ空いていますか?」と声をかけられる。つまり、来館予定は、どうなっているか?ということだ。 あいにく、「本日は、10時からPTAの会議の会場になっています。どうされました?」と尋ねると、「本日、先生がひとりおやすみなので、少しの時間でも、図書館で読書の時間を入れたいなと考えて・・・」とのお返事。「それは、困りましたね。他学年や他学級と同時間になるのはいいけど。さすがにPTA会議は、ちょっと・・・」 そこで私は、「まとめてたくさん教室に本

          紙飛行機

          新一年生がやってきて、先輩達が作っていった、折り紙作品から、紙飛行機を見つけて、飛ばしていた。思った以上によく飛び、担任ともども驚いた。 「紙飛行機、折ってみる?」と尋ねながら折り紙を出して渡すと、担任と楽しそうに折って、ニコニコと帰って行った。 それからすぐに、隣のクラスの担任と新一年生が、「紙飛行機ありますか?」と来館する。「どうぞ、折ってください。」と返事をして折り紙を出す。担任は、国語の教科書のはじめのページを開いて見せてくださる。そこには、紙飛行機に乗った子ども

          紙飛行機

          としょかんで

          今週末から貸し出しが開始。 貸し出しに来館したクラスには、少しだけお時間をいただき、図書館についてはなしをさせていただいている。 オリエンテーションなどと大袈裟なことではなく、(すでに、クラスで担任から説明など受けていることが多いので)図書館を身近な場として欲しく、はなしをしたいと思う。 その時に、よく利用しているのが、上記の本だ。 カルタになっていて、言葉がリズムに乗っていて、読んでいても楽しい。 50音全てではなく、幾つかをピックアップして、紹介しようと考えてい

          としょかんで

          ボードゲーム

          新一年生の担任が、来館。「カルタはありませんか?」もちろん、2種ほどある。 新一年生を担任されているので、クラスの生徒同志のコミュニケーションをはかるために使うつもりなのは、こちらも予想できる。 こちらの先生は、昨年度は、三年生を担任されていて、学校図書館を含め私(学校司書)を活用くださり、要望なども出してくださって、とてもいい関係が築けた先生だ。 所蔵している、「カルタ」を紹介しながら、先生のほうから「人生ゲームに代表されるような、ボードゲームがあればいいのにね。」と

          ボードゲーム

          読み聞かせ会

          図書部の打ち合わせで、司書教諭から、お昼休みの時間に絵本の読み聞かせなどしないか?と提案された。私の立場からは、願ってもないことだ。 昨年度は、お昼休みの時間は、常連なる児童・生徒が来館していて、彼らの対応でバタバタしていた。私の方も、学校に慣れていないため、児童・生徒の名前や特性を知ることに努めた。 今回のこの提案をよろこんで受けることにした。まず、はじめは、週一回で。 会の呼び名は?いろいろ出て、本のキャラクターの名前などが出た。みんなに親しんでもらいたいから。しか

          読み聞かせ会

          とても長い1週間だった。まだ、貸し出しは開始していないので、忙しいわけではない。けれどもやってくるメンバーや付き添いの担任が変わり、なかなか覚えられない。知っている顔とはいえ、やはり初めての感じがするからか?気持ちがとても疲れた。

          とても長い1週間だった。まだ、貸し出しは開始していないので、忙しいわけではない。けれどもやってくるメンバーや付き添いの担任が変わり、なかなか覚えられない。知っている顔とはいえ、やはり初めての感じがするからか?気持ちがとても疲れた。

          常連さん

          新学期もスタートして、日常が戻ってきた感じだ。 常連さん(?)と私が思っている、児童・生徒が学校図書館に来館してくれるようになった。 いつもの時間に来館して、いつもの時間を過ごしている。なかには、卒業していった生徒もいて、その時間になると、ふと寂しくなる。 学年が変わり、仲間が変わり、担任が変わり、おそらく緊張や不安の中で、学校図書館でいつもの時間を過ごすことで、心の均衡が保てるなら、こんなによいことはない。学校図書館の司書をしていて、嬉しい限りだ。 学校図書館が在る

          常連さん

          学校探検

          新学年になり、学校生活がスタートした。クラスによっては、学校探検なるものをしている。 前年度までの違うメンバーと違う担任とやって来ると、なんだか違う顔に見える。ひとまわり大きくなったように思う。中には、新メンバーが仲間入りしたクラスもある。 「ご進級おめでとう」「ご入学おめでとう」などと声をかける。「貸し出しは、19日金曜日からだから、今日は見るだけ」と担任から指示がでる。私は、「みんなで本を借りに来てください、待っています」と言って送り出す。 そして、あっ!と気がつく

          学校探検

          手話

          手話を使えるようになりたい!今の職場に変わった時から、ずっと考え思っていた。 テレビの手話講座を視聴した。手話のテキストも読んだ。 全然、手話が使えない。 間違ってもいいから、使わないと使えないことを実感する。もちろん、簡単な自己紹介や挨拶はできるが、そこで終わってしまう。手話は、手話という言語だということが、私なりに理解できてきた。 使うのみ・・・と思うのだが、会話を手話に換えるのではないと思うと尻込みしてしまう。本日も、転勤で来られる先生とはなしをしていて、手話が