散歩で見た植物をヒントに「結びの森 ボタニカル水引」シリーズを作りました
こんにちは! 紙単衣の水引デザイナー小松です。
しばらくnoteはご祝画袋シリーズ専用の連載になってしまって、日常のことや商品のことを書いていなかったのですが、今日は4月に発表した新しい商品「結びの森 ボタニカル水引」シリーズについて、ご紹介したいと思います。
緑豊かな多摩エリアの交流拠点に商品を置く話
2020年の6月から、BALL.WEBMAGAZINEで東京多摩エリアの市町村章を水引で作って紹介する#多摩結びという連載を担当しています。
そのご縁で、WEBマガジンの運営元であるけやき出版さんが、この春新しく始めた、多摩エリアのビジネスとデザインの交流拠点 BALL.HUB (グランデュオ立川3F)のクリエイターズアイテムコーナーに商品を置かせていただけることになりました。
↓クリエイターズアイテムコーナー
↓ワークスペースや多摩エリアの書籍の紹介も
緑豊かな多摩エリアにぴったりの木材の家具が素敵な空間です。
この場所が決まった時に、私もせっかくなら多摩エリアの自然をイメージした新商品を作ろうと企画したのです。
植物を見ながら散歩してみる
本当は、高尾山や御嶽山に行きたいけれど、かなり真面目に自粛している方なので、近所の散歩で見つけた花に癒されながら、架空の森作りをはじめました。
↓実際に見た癒しの花々
余談ですが、植物散歩には撮った写真から植物の名前を調べられる「GreenSnap」というアプリがおすすめです。世の中知らない花ばかりで、勉強になります。
植物を実際に眺めて改めて思うのは、人間は今パンデミックの影響で停滞しているのに、植物はいつもと全く変わらずに芽を出し、茂り、花を咲かせているという事実。
その生育を見て、人は「きれいだな〜」と感じたり、「もう春になったのか〜」と、四季の移ろいに気づくことができます。
きっと過去のパンデミックでも、戦時中や自然災害の時でも、植物の美しさや不変ぶりに心震えた人たちがいるのではないかと、人類と植物に関係に思いを馳せる運びとなりました。
植物の力から商品の意味、コピーを考える
水引細工で作るので、商品のテーマは「結びの森」に決めました。
そして、植物を格好つけて「ボタニカル」と呼ぶことにして、「結びの森 ボタニカル水引」シリーズには、こんなコピーをつけました。
ただのアクセサリーと室内飾りに大袈裟ですが、使っている素材である「水引」は、贈答やお祝い、神事に使われてきた「想いを結ぶ」と言われる縁起物です。宗教的な思想ではないけれど、人類と植物の神秘的な関係を見つめ直し、パンデミックの今を生き抜く力に変えたいと思いました。
完成したアクセサリーとリース飾り
実際の植物にインスピレーションをもらいつつ、完成した商品はこちらです。どれも結びの森の架空の植物です。
↓結びの森 ボタニカル水引アクセサリー
アクセサリーは計10種類。いずれもピアス・イヤリングです。
それぞれ願いが込められた植物なので、必要とするパワーを感じながら選んでいただけます。
↓結びの森 ボタニカル水引リース
リースは計5種類。
永遠を連想させる丸形は「安らぎ」の象徴。そしてリースには「幸福を呼び込む入口」としての役目があります。お部屋に飾って、結びの森の安らぎと幸福を感じもらえたらいいな〜と思っています。
イメージムービー↓も作っています。
最後に
実は、企画から納品まで1週間程度という大急ぎの制作でした。
以前からピアス・イヤリングと室内飾りをもっと作りたいな〜と思っていたのですが、これというテーマが決まらないとなかなか着手できなかったので、自然を見て考える癒しの時間を経て作ることができて、とてもよかったです。
多摩エリアの方はもちろん、他の地域の方、自粛に疲れちゃっている方に私が感じた植物の癒しが伝わるといいな〜と思っています。
アクセサリーは紙単衣オンラインショップでも販売していますが、リースは現在BALL.HUB (グランデュオ立川3F)のみでお取り扱いとなっています。
今回は植物でしたが、次は動物「アニマル水引」もいいな〜と密かに構想中。(実現するかはわかりません)
自粛生活はまだしばらく続きそうですが、適度な散歩をしながら植物・動物・昆虫・街の様子を観察して、暮らす地域を楽しみたいと思っています。
↓紙単衣オンラインショップで販売中の商品
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