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雨の日には雨の曲を

今年は例年よりも早い梅雨入りに戸惑っている方も多いのではないだろうか。私はこんな梅雨の季節にこそ聞きたくなる思い出の音楽がある。雨がテーマの曲ばかりを集めたアルバムRain~sharing the season~だ。

2002年の梅雨の時期に発売された洋楽アルバムで、時代を超えた名曲が揃っている。私がまだ正社員でマイカー通勤をしていた頃、車の中で聴くために購入した。

当時は梅雨になると、通勤の時も、ドライブデートの時も、繰り返しこのCDを聴いていた。今回は、アルバムの中から私が特に好きな曲を4曲ほどご紹介したい。


①『Storm Warming(嵐の夜に)』/ヒラリー・ジェームス&ボブ・ジェームス

雨は何となく「もの悲しい」というイメージがある。だから「雨」×「失恋」はぴったりハマる。ヒラリー・ジェームス&ボブ・ジェームスの『Storm Warming』は、恋人が他の人に恋をしてしまったことに気づくという悲しい曲だ。

”I've seen the look in his eyes
He's in love he's hypnotized”
”彼の瞳の表情でわかったの
彼は恋をして夢中になってるって”

しっとりした女性ボーカルの歌声から、恋人の心が自分から離れていく時の切ない気持ちが感じられる。

②『I Wish It Would Rain Down(雨にお願い)』/フィル・コリンズ

こちらも失恋の曲。フィル・コリンズの『I Wish It Would Rain Down(雨にお願い)』は、別れた恋人への断ち切れない想いが伝わってくる。

”Now I, I wish it would rain down, down on me
Yes I wish it would rain, rain down on me now ”
”こんな時 僕の上に雨が降り注いで
なぐさめてくれたらいいのに”

失恋して心底悲しい時はいっそ雨に打たれてしまいたいという気持ち。すごくよく分かる。

③『Laughter in the Rain(雨に微笑みを)』/エイス・スペクトラム

失恋の曲を2つご紹介したが、次にご紹介するエイス・スペクトラムの『Laughter in the Rain(雨に微笑みを)』は幸せな恋の曲だ。

”I hear laughter in the rain
Walking hand in hand with the one love ”
”雨が笑っているように聞こえる
愛している人と手をつないで歩いていると”

土砂降りの雨で傘がなく、びしょ濡れになっても、恋人と手を繋いでいると幸せな気分になれるという明るい歌詞。この後、二人は木の下に避難して愛を分かち合う。

まるで映画のワンシーンのよう!雨の日の憂鬱な気分を明るくしてくれる曲で、ドライブデートにもぴったりだ。

④『Raindrop's Keep Fallin' On My Head(雨にぬれても)』/B.J .トーマス

最後にご紹介するのは、B.J .トーマスの『Raindrop's Keep Fallin' On My Head(雨にぬれても)』だ。

何をやってもうまくいかない状況を雨にたとえながら、でも僕は負けない、幸せが訪れる日は遠くないはずだ、という前向きな歌詞が綴られている。

”It won't be long
Till happiness steps up to greet me”
”幸せが訪れる日は
そう遠くないはず”

落ち込んでいる気持ちを優しく癒やし、勇気づけてくれる曲だ。CMソングにも起用されており、聴いたことがある方も多いのではないだろうか。

雨の日には雨の曲を

雨の日は気分が沈みがちである。しかし、不満を言っても雨が止むわけではない。

ならば、とことん雨を楽しんでしまう方が良いのかもしれない。雨の曲しか収録していない『Rain~sharing the season~』は、雨にどっぷり浸るには最適のCDといえる。

今回は収録曲のうち4曲をご紹介したが、他にもマドンナの『Rain』など名曲が収録されている。興味がある方はぜひ聴いてみていただきたい。

#思い出の曲

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