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不安に寄り添う生き方

【要約】

  • 不安を払しょくしようとしない。

  • 不安とバトルしない。

  • だって、今ある不安を消しても新たな不安が生まれ、一生不安はそばにいるから。

  • だって、不安の9割は起こらないから。

  • 不安は気づきを与え、成長を促進する大切なパートナー。

  • 不安と寄り添う生き方とは。

  • 不安と寄り添うように生きれば、心が安らぐ。ワクワクできる。挑戦できる。

先日参加したセミナーでの一言


「不安は直視しないと肥大化する」

これまでを振り返ると、日々の生活に不安は常にそばにいたなと思います。
定期試験、試合、受験、レポート提出、イベント開催、就職、プレゼン、新規の商談、異動、転職、独立…。

結果が求められる場、新しい環境、挑戦、そんな場面の前には不安が生まれ、その後、ちょいちょい顔を出してきました。

その不安の源にある出来事が終わると不安は消えます。
でもしばらくして環境の変化や新たなチャレンジをすると、また不安も生まれます。

これの繰り返し。

不安が大きくなる時は、それに対する行動が起こせていない時。

計画的に準備できていればよいが、なかなか行動に起こせず、期限が近付いてきて、思い出した瞬間、不安がどっと大きくなってる。

「不安は直視しないと肥大化する」

不安がない状態を目指すには、「いつもと変わらぬ日常」を維持することなのか。

毎日が習慣化されていて、特に環境に変化がない状態。
朝目が覚めたら顔を洗い、朝食を食べ仕事へ。帰ってきたら夕食を食べ、のんびりして就寝。土日は趣味を講じたり、大切な人と遊びに行ったり。

想像すると幸せな一幕。

ドラマや映画の冒頭でありそうなシーン。

でも、その後、隕石が降ってくる、UFOが飛んでくる、ゾンビが生まれるなどの予兆を学者や政府がつかみ、不安な非日常へGO。

ま、現実ではそんなことは滅多に起こらないですが、会社の異動、新たなメンバーの配属、物価の上がり下がり、コロナなど、周りの環境の変化によって、いつもの日常は変化を余儀なくされる。

「いつもと変わらぬ日常」を自分の手だけで維持するのは大変そう。

この対処法としてぱっと思いつくのは、環境の変化を受け止め、その変化に適応すること。

一気に適応しようとするとストレスがたまるので、ゆっくりゆっくり徐々に慣れていく。一番楽なのは、周りに合わせていくことなのかな。

うん。ありがち。

私は、スマホのキャリアを格安に変えるのに2年ぐらいかかりました。今までのデータは大丈夫かな?メルアドが変わると不都合が生じるのでは?電波は悪くなるのでは?なんだかんだ変える不安が大きく変えられなかったです。

結局、周りに格安に変える人が増え、妻が変える!と言ったことがきっかけで、変えることになりました。

結果、上記の不安は全く起こらず、料金は8分の1に。今では月額料金見るたびに、なんでもっと早く変えなかったんだろうと思います。

不安の払拭するために「いつもと変わらぬ日常」を求めると、行動が遅くなるんだなーと思います。

自分を変えよう、新たなチャレンジをしようとすると生まれる

「不安」

何か新しいことにチャレンジする時に、必ず生まれてくる不安。

私は、20年会社員を勤め、現在は独立し、コーチングや研修、組織開発などを提供する仕事をしています。

まあ、不安だらけです。周りのいる人も変わり、安定収入もなくなる。しかも結婚し、子どもが産まれる。

「いつもと変わらぬ日常」で不安が払しょくされるのはいつのことやらって感じです。

ではどうするか?

「不安に寄り添う生き方」をしよう


これが今は一番しっくりいってます。

どうせ不安は消えない。
「いつもと変わらぬ日常」なんて求めても外部環境によって強制的に不安は生まれる。
新しいことに挑戦しようとするとなおさら不安は生まれるばかり。

「不安の9割は起こらない」(心配事の9割は起こらない)
この言葉もよく聞きますが、今までを思い返すと確かにそう。プレゼン上手くいくかな?大丈夫かなと?と不安に思っても、実際に終わった後はなんとかなってる。

転職も繰り返してうまくいかなかったこともあるけど、今思い返せば良い経験になっている。

そもそも、今、普通に寝て起きてご飯食べて健康に過ごせているので、そう考えると、これまでの不安ってたいしたことなかったんだなと。

だったら、不安が生まれた時に、不安を払しょくするにはと不安とバトルするよりは、「不安に寄り添っていこう」と思った方がよい。

不安と寄り添う生き方とは


私は以下のようにやってます。

①不安になった。
②「あ、今不安になってる」と認める。
③「不安になったということは、今新たな挑戦をしているってことか」
「不安になったということは、成長してるってことか」
と意識する。
④「今の不安の原因は何だろう?」と問う。
⑤原因となる事柄がわかったら、それに対する行動をTODOリストに書いてやる。

そんな感じでしょうか。

不安を生み出す事柄に対しての行動をすると、なぜか自然とワクワクします。

そう考えると、不安は成長や挑戦の原動力なのかもしれません。

不安と行動


不安との付き合い方でポイントになるのが「行動」。

例えば、新たなプロジェクトを任された時。
やりたい仕事なのでワクワクしながら資料作りに熱中します。そんな時、不安は良きパートナーになります。あるページを作っていた時、不安が顔をのぞかせたら、
「あ、今不安になった」
「てことは、このページはまだ改善の余地があるってことかな」
で、調べるみたいな。

不安と寄り添った生き方をすると、こんな感じで気づきを与えてくれて、成長を促進してくれます。

でも、時折気が乗らない日も訪れます。

そんな日は、違う行動を選択してる自分がいる。
Youtube観たり、ゲームしたり、関係ない本を読んだり…。

不安さん「新たな挑戦とか超怖いじゃん。いつもの日常に戻ろうよ。そしたら、私(不安)もいちいち顔出さずにゆっくり寝てられるからさ」

なんかそんな風に語りかけてるように感じます。

ここで「だよなー」って、不安さんに同意してしまうと、今後、新たな挑戦や新規プロジェクトなどには手を出さずに、身の丈にあった負担の少ない行動へ移行してしまうんだろうなと思います。

でもそうなってしまうと、今度は自己嫌悪君が表れて、「自分はダメだ...」となる。

そんな時は、私は以下のように対応しています。

不安さん「新たな挑戦とか超怖いじゃん。いつもの日常に戻ろうよ。そしたら、私(不安)もいちいち顔出さずにゆっくり寝てられるからさ」

私「そうか。私を安心・安全な日常に戻そうとしてくれたんだね。ありがとう。確かに、このプロジェクトがうまくいった新たな世界に飛び込むのは、リスクもあるよね。心配だよね。でもさ、それが実現したら〇〇になって、〇〇が喜んでもらえて、今よりもむっちゃ充実した気分になれるんだよね」。

こんな感じで、

新たな環境に着いた状態、新たな挑戦が終わった状態を具体的に描いてみる。その時の感情を想像してみる。

そうすると、自然とスマホで動画をスワイプしていた指が止まり、仕事机に戻って資料作りに戻れます。

不安を消そうとせずに、不安と寄り添う感じで生きてみると、心が安らぎ、成長し、新たな挑戦もワクワクしながらできますよ。

ご参考までに♪

まとめ

  • 不安を払しょくしようとしない。

  • 不安とバトルしない。

  • だって、今ある不安を消しても新たな不安が生まれ、一生不安はそばにいるから。

  • 不安の9割は起こらないから。

  • 不安は気づきを与え、成長を促進する大切なパートナー

  • だから、不安と寄り添うように生きれば、心が安らぐ。ワクワクできる。挑戦できる。

【最後に】

個人向けの1on1コーチングセッションや1on1コーチング研修を提供しています。
・自分らしい生き方をしたいけどどうしたらよいかわからない。
・挑戦したいけど一歩が踏み出せない。
・自分の強みがわからない。
・コーチングに興味がある。
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