カメ

体験学習をベースにした学びを大切にしたいと思い、日々頑張っております。 好きなことは、…

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体験学習をベースにした学びを大切にしたいと思い、日々頑張っております。 好きなことは、テニス、体験学習、ファシリテーション、バイク、いろんな人とのおしゃべり。 東京に住んでいて、普段は放課後児童指導員をしています。

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最近の記事

フォイヤーシュタイン

久しぶりにIEを行いました。 対象者は高校生の男の子で、 将棋を1時間半くらい行ってから30分くらいのIEを行いました。 結果としては大成功! 今回工夫したところはIEを行う時間を極力少なくしてブリッジングの時間と、ディスカッションの時間をかなり多く取りました。 (具体的にはIEプログラム10分、ディスカッションとブリッジングを20分) 今回のねらいは 「今ここで起こっていることと過去の体験とのブリッジング」としました。 IEのプログラムで起こった出来事と、その前の過去の体験

    • 行動分析読書会ふりかえり(第10章ふりかえり)

      最近読んでいる本のふりかえりのためにこの日記を書いています。 今日の行動分析の本のふりかえり 「行動分析学入門」 今日は10章 生特性好子と生特性嫌子についての学習をした。 生得性好子とは A 他の好子と追提示しなくても B 好子である刺激、出来事、条件のこと である。 僕のイメージだと間が本来持っている「食」「性欲」「睡眠欲」である。 「お金」生得性の好子ではなく、習得性の好子である。 (お金そのものは好子にはならず、それをつかって食べ物を買う等の段階を踏む) 次の

      • IE(フォイヤーシュタイン)の比較の教材の使い方

        今日の教材は「比較」である。 媒介をしたのは中学生の男の子で 使ったのは「比較」という教材 自分の生活の中でも「比較」は最もよく使う認知機能の一つだと思う。 「比較」の教材の内容の特徴としては 2つの中から「共通する点」と「相違点」を見つけること。 比べる時には比較する「基準」を合わせることがあげられる。 ベーシックの比較も行ったのだけれども、絵の教材の扱いの難しさは焦点を当てるところがたくさんありすぎて逆に複雑になってしまった。 ベーシックの教材では「変なところ探し」と

        • 表情カードの使い方

          最近使うチェックインカード 右のカードから時系列順に並べてもらった。 右「朝からお母さんに怒られて嫌な気持ちだった。」 中央「今そのことが残っていて少し緊張している。」 左 「これから好きなことができるかと思うといい気持ち」 になった。 過去のカード 課題に取り組む前の今の気持ち 課題を終わった後の今の気持ち という三段階にすると面白い。 今までは「今ここの気持ち」のカードしか聞いていなかったが、 「今ここの気持ちがどこから出てきたのか?」 という疑問がわいた時に過去の

        フォイヤーシュタイン

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          点群の組織化のブリッジング

          ある男の子に対してIE(フォイヤーシュタイン)を行いました。 行った課題は「点群の組織化(1A)」です。 課題としてその子に対しては簡単すぎたのか、難しかったところを聞いたら「特にない」という返答。 唯一気になったのは先に正方形を見つけるか三角形を見つけるか? に対しての計画がなかったので 「計画を立てる」ということをふりかえりで扱ってもいいと思ったのだけれども、時間をある程度かけたらその時たまたま作りやすいほうから作る方法でも解けてしまった。 (正方形から見つけても三角形で

          点群の組織化のブリッジング

          フォイヤーシュタイン(besic)の実践の日々

          フォイヤーシュタインベーシックの一コマ。 一枚の絵の中のどこが「変か?」を話し合うこの課題。 ふりかえりの時に出てきたのは子どもの日常の話、 「毎日ゲームは45分できるけれど、たまに16分しかできない!」という話を聞いた。 (おそらくこの課題がスピードとか時間だったからだと思われる。) それは理不尽というやつだ(笑) この絵の中の何かがおかしいとしたら「何が変なのか?」を話し合うこの課題。 一般的な回答しては「本来は遅いはずのカメが早いはずのウサギを追い抜いているのが変」

          フォイヤーシュタイン(besic)の実践の日々

          保育ファシリテーター3回目終了

          先日保育ファシリテーター実践講座にて、ファシリテーターとして登壇しました。 プログラム内容は直前まで「POPO」か「フォイヤーシュタイン」のプログラムのどちらかをやるのか最後まで迷いました。 ファシリテーションというとグループワークが思い浮かんでしまう自分ではあり、未だにフォイヤーシュタインの中でも消化しきれていない部分もあり、今回は「POPO」を再度やらせてもらいました。 ファシリテートするときにいつも迷うのが意見を引き出すこととまとめること、何回やっても慣れないと思いつ

          保育ファシリテーター3回目終了

          「ふりかえり」

          最近では「ふりかえり」をする機会がなくて、なかなか自分のやっていたことをじっくりとふりかえる機会がなかったのだけれども、自分の考えや感情を書きだしたり、言葉に出したりする中で埋もれてしまったプロセスを自分で見出すことができた。 健康な人は、様々なことが自分に起こる中で、自分の中にある「思考」や「感情」を素直な形で受け取りことができ、それを自分の中の一つのパターンとして認識し、そのパターンの機能を発見し、そのパターンを変化させることができる、らしい。 僕がファシリテートして

          「ふりかえり」

          グレゴリーベイトソン

          グレゴリーベイトソンは「ゼロ学習」「学習Ⅰ」「学習Ⅱ」「学習Ⅲ」「学習Ⅳ」という概念があることをこの本の中で書いている。 現時点で僕が分かるのはゼロ学習~学習Ⅱである。 ゼロ学習は=反応が一定 (学習が起こっていない) 学習Ⅰは =反応が一つに定まる、定まることの変化 (学習の方法の模索) 学習Ⅱは =学習Ⅱとは学習Ⅰの進行プロセス上の変化 である。 (学習の前提条件の変化) 元々僕は人と人の関係性について考えるということが目的で 1回目のTグループに参加した。 一

          グレゴリーベイトソン