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グレゴリーベイトソン

グレゴリーベイトソンは「ゼロ学習」「学習Ⅰ」「学習Ⅱ」「学習Ⅲ」「学習Ⅳ」という概念があることをこの本の中で書いている。

現時点で僕が分かるのはゼロ学習~学習Ⅱである。

ゼロ学習は=反応が一定

(学習が起こっていない)
学習Ⅰは =反応が一つに定まる、定まることの変化
(学習の方法の模索)
学習Ⅱは =学習Ⅱとは学習Ⅰの進行プロセス上の変化
である。
(学習の前提条件の変化)

元々僕は人と人の関係性について考えるということが目的で
1回目のTグループに参加した。

一回目のTグループは「学習Ⅱ」が起きた。
すなわち「世界は自分が心を開けば相手も開いてくれる」
という価値観ができたのではないと思う。
(コミュケーションにおける前提条件の変化)

その結果
「何が何でも率直に言うことや、相手の言ったことを何でも率直に受け止める」

をするようになった。
その結果「世界は自分が心を開いた結果、予測不能なことが起こる」ことを学んだ。

他人に対して心を開くこと前提で話をすることは、他人のポジティブな部分もネガティブな部分もすべて受け止めるということ、それを僕はできなかったと思う。

すなわち「Tグループで起こったこと」=「世界のすべて」
という学習をした。
(過剰な一般化)
社会にはTグループにいたトレーナーやメンバーのような人は滅多にいない。

心の安全を確保してくれるサポートが存在しなかった。

そして1年半後、2回目のTグループ

僕はコミュケーションの前提条件を
「世界に対して心を開く量を自分で調整する」にしてみた。

その結果2回目のTグループでは「学習1」がたくさん起きた。

学習Ⅰは =反応が一つに定まる、定まることの変化
(学習の方法の模索)
すなわち「他人の情報がわかると安心する」
「同じ目標をもつと自分が何をしたらいいのかわかる」
「自分のテンションが相手に影響する」
等々

前提条件が変わったことにより、学びの質も変化する。

2回目の体験では体験をより俯瞰的にみることができるようにもなり、

起こったことを自分でもある程度分析することもできた。

メンバーやトレーナーから指摘してもらったことも大きい。

自分だけでは受け止められなかったこともたくさんある。

学んだことは

「前提条件が変化することは世界の見方が変わること」
これが一番だと思う、

何かしらの前提をもって人や事に関わることが多い僕の癖にも気がつくこともできた。

日々の仕事の中では埋もれてしまうプロセス(人と人の関係性や、自分の思考や気持ち)

を改めて見直すきっかけにもなったと思う。

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