【詩的エッセイ】桜、僕らはスタートラインに立つ。
※この記事は、1100文字程度あります。この文字数を考慮して、記事を読んでみるのもよい、と思いますよ。
桜の季節、またやってくる。
桜の季節が、やってまいりました。
皆さんは、桜の季節に、どのような思い出があるのでしょうか。もしくは、ないのでしょうか。中間ですか。
僕はですね、中間です、と笑いを取りたいところではあるのですが、実は桜には、たくさんの思い出があります。
僕は、近所の桜が、いつもこの時期に咲く情景を、思い描いています。
光り、ぴかり、光のように、ふわふわ、きらり、カ、キーン、ぽろぽろ、みたいに。
今年の桜も、皆さんの心に、太陽のような光を、灯してくれることと思います。
桜、僕らはどんなスタートラインに立つ。
さて、桜の季節がやってきた、ということは、始まりの季節がやってきた、ということですね。
何始めましょう?
やはり、新生活とかでしょうか。
それとも、新しい決意のようなものでしょうか。
皆さんの心にも、桜の花が咲き乱れてくる、ということでしょう。
お前が勝手におっしゃっているだけで、別に桜の花なんて、心に咲き乱れてねえぜ、という方たちもいることでしょう。
お花見をして、新しい決意とか、スタートラインとか、どうでもいいよ!
今を楽しもう! みたいなゆかいな人たちも、この日本には多くいることと思います。
春とはにぎやかな季節。こんな季節に、考えて、思い悩むのは違うという考え方も、あるかもしれませんね。
これからの未来は、どうなっていくのか。
現代は、様々な不安がうずまくとともに、新しいテクノロジーの誕生等によって、明るい未来を想像する人たちもいる、というような社会情勢かもしれません。
けれども、桜は、いつの時代も変わりなく、そこに生えている限り、この季節にふたたび、僕たちの目の前に、花びらを散らしていきます。
ひとひら、ふたひら、みーひら。アブラカタブラ、アブラアゲ?
つらい時、かなしい時、困った時、苦しい時、桜吹雪の中に身を置けば、心の中にも、やがて、満開の桜が咲き誇ってくることでしょう。
ネガティブなこともあれば、いいこともある。そうさ! うれしいこと、楽しいこと、笑えること、明るいこと。
桜の近くには、花見にやってきた大勢のお客さん。明るい話題が、あえてそこに存在する。
生きてみようかな。そう、目の前の未来を。
僕たちは、明るいを未来を生きるために、生まれてきた。
満開の桜を目にする時、きっと僕たちは、明るい未来が心に描かれ、その心が、明るい未来を創造していくことでしょう。
日本の国花、桜。
彼らは、日本人に、いや世界中の人たちに、明るい未来を創造するエネルギーを、天気雨のように吹き散らす。
春の風、今ここに、吹く。
たくさんの福を、遠くの小さな島にさえ届けてしまうくらい、強く、ここに。
僕だけじゃなく、桜たちも、未来は明るい、と陰ながら、思っています。
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