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かめれもんの原点自由律俳句100選(その1)

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魂込めて、積み重ねた僕の自由律俳句・原風景100選。 あなたの心に、新たな視界が飛び込むかも。 よかったら、お読みくださいませ。
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2019年10月の記事一覧

詩の創造シリーズNo.3「白光」~自由律俳句より~

詩の創造シリーズNo.3「白光」~自由律俳句より~

鍵盤のように並ぶ鯖寿司の横一列を持ち上げた

炎のTシャツ隠して歩く大股で

マックだけが開いていた
不思議な連中がそこにゐた

「酸っぱい」を「しゅっぱい」にして言ったら「失敗」みたいに聞こえた

シャッフルが台無しになった机の上

いつの間にか占い師みたいなことをしている

マダムのような花なのかしら

草刈りなんかしなくてもいいのにね

生きてる魚が岩の上でジタバタしてる朝焼け

笑い声がや

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詩の創造シリーズNo.2「真夜中の午後」~自由律俳句より~

詩の創造シリーズNo.2「真夜中の午後」~自由律俳句より~

斜めに静かに祈らせて

「論理的に理解できなくても、この音楽はいい曲じゃない?」

ほんとうは君たちこどもがヒーローなんだよ

2位のほうが良さそうやん代わって

コスモスが揺れている雨に打たれて待つ午後

詩の創造シリーズNo.1「希求」~自由律俳句より~

詩の創造シリーズNo.1「希求」~自由律俳句より~

砂場にスコップ突き刺しぬ

「例えば~」のそれからを勝手に期待す

紅茶でまあ満足しとくよ

散歩するにも不器用だ

パジャマのボタンが光る鏡に