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2021年下半期 印象に残ったマンガ5選

2021年も、いよいよ大詰め。
以前2021年上半期(1月~6月)で印象に残ったマンガを5つ選んだので、今回は2021年下半期(7月~12月)の間に読み終えたマンガの中で、特に印象に残っているマンガを5つ選びました。

相変わらず、”2021年下半期に発売されたマンガ”ではなく、あくまで”2021年下半期の間に最新巻(完結巻)まで読み終えたマンガ”という条件です。(まだ最新巻に到達していない、読み進めている最中のマンガは除外)
そして、1位~5位のベスト5ではなく、あくまで”5選”。

ということで、2021年下半期のマンガ5選!


■魚社会

現在、私が最もハマっているpanpanya先生の最新作品集です。
以前に個別で感想を書いているので、詳細はそちらを参照。
読後に圧倒的な「良い・・・」という巨大感情が押し寄せてくる、私にとって至高のマンガの一つです。
自分が読んだ本やマンガに順位や点数を付けたりするのが好きではないのですが、本作に限っては2021年No.1のマンガだったと言って良いでしょう。


■ジョジョリオン

2011年から連載されていた『ジョジョの奇妙な冒険』の第8部である本作も、遂に今年で完結を迎えました。
杜王町という一つの町のみを舞台として、町の日常に溶け込む悪意を描くという第4部を意識した雰囲気。
その上で、記憶喪失の主人公が自身の秘密を追うというサスペンス的な展開、ジョジョシリーズでは異質な”最後まで黒幕(ラスボス)が誰なのか分からない”というストーリーには、これまでと違った面白さを感じました。
自分は第4部のファンなので、その点でも大満足。
相変わらず物語が超難解なので、まだまだ自分の中で理解の咀嚼が足りていない感は否めないですが・・・!


■へうげもの

本作についても個別に感想を書いているので、詳細はそちらで。
合戦や”武”ではなく、”数寄(文化や芸術)”を軸として戦国時代を描いている点がとても興味深く、強く印象に残っている作品です。


■センゴク(第1部)

織田信長~豊臣秀吉~徳川家康の活躍する戦国時代を生きた、実在の戦国武将・仙石秀久を主人公にした歴史マンガ。
ほぼ同じ時代を描いている『へうげもの』とは対照的に、こちらはゴリッゴリに”武”を軸にしています。
作者が古文書等の歴史資料を重視しているということもあり(単行本には参考文献がしっかり記載されている)、合戦シーン等の歴史描写のリアルさが大きな魅力です。
同じ戦国時代を題材にしても、作者の歴史的解釈の差異、何を軸に描くのか、史実にどのようなマンガ的要素(マンガ的なアレンジ)を加えるのかで、全く違う視点の物語が生み出されるというのが面白いところ。
ひとまず第1部まで読了しましたが、この先も楽しみです。
(※2021年12月現在、ヤングマガジンで第4部が連載中)


■宙に参る

こちらも個別で感想を書いているので、詳細はそちらを参照。
世界観がしっかりと構築されており、登場人物のキャラクターや台詞回しも魅力的で、たいへん自分の好みにマッチしている良作SFマンガです。


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