見出し画像

2021年上半期 印象に残ったマンガ5選

ぼんやりしていたら、いつの間にか2021年も折り返し地点。

以前2020年に読んだ中で印象に残ったマンガを5つ選びましたが、今回は2021年上半期(1月~6月)の間に読み終えたマンガの中で、特に印象に残っているマンガを5つ選びました。

”2021年上半期に発売されたマンガ”ではなく、あくまで”2021年上半期の間に最新巻(完結巻)まで読み終えたマンガ”という条件でお送りします。(最新巻に到達していない、読み進めている最中のマンガは除外)

1位~5位のベスト5ではなく、あくまで”5選”です。


■鬼滅の刃

「今さらかよ!」と言われそうですが、今さらです。

映画の大ヒットで世間の話題がホットになっている頃からゆっくりと読み進めていましたが、今年になってやっと最終巻に到達。

予想以上に自分の好みにマッチしたマンガだったので大満足です。

内容や作品の良さについて今さらアレコレ書く必要もないでしょうが、主人公やメインキャラのみではなく、モブ戦闘員から戦闘力皆無の後方支援部隊までもが命懸けで参加した、最終巻の台詞通り「誰一人欠けても勝てなかった」という最終決戦の流れや描き方が、このマンガの最高な部分の集大成だと思っています。

少年マンガ史に残るであろう、素晴らしい最終決戦と、綺麗な終わり方のエンディングでした。

ついでに、ラスボスの極まったゲス外道っぷりも少年マンガ史に残るレベル。

「世間の流行に乗ることに抵抗が・・・」「自分は長男ではないので・・・」等という理由で未読にしておくのは、もったいない名作です。


■メイドインアビス

こちらも既に名作としての地位を確立しているマンガですが、今年になって最新刊に追い付きました。

未知の秘境『アビス』に挑む、ガール・ミーツ・ボーイの冒険ファンタジー。

ネットで「絵柄は魔法陣グルグル、中身はベルセルク(もしくはHUNTER×HUNTERのキメラアント編)」と評されている通り、少年少女が主人公で等身低めの可愛らしい絵柄ながら、絶望的な展開で容赦なく登場人物(と読者)の心を抉ってくる、やべーマンガです。

しかし、どんな困難が待ち受けようとも、未知の領域への憧れを止められない人間達の光と闇、希望と絶望を描く極上の冒険譚なのです。

そして、ナナチがかわいい。

登場人物がみんな酷い目に遭う中、ナナチもトップクラスに酷い目に遭ってるけど・・・

でも、ナナチはかわいいですね。

----------

画像1

(引用:『メイドインアビス』 3巻 / 竹書房 / つくし あきひと / p.75)

----------

現時点での最新刊が壮絶な展開&気になるところで終わっているので、早く続刊が読みたい作品です。

「ボンドルド」という、読者に強烈なインパクトとトラウマを植え付ける、マンガ史のトップレベルに君臨するであろう究極のゲス外道もいるので、そっち方面でも大いにおススメしたいところ。

みんなもボンドルドの所業を目の当たりにして、心に重篤な負荷をかけよう!

----------

画像2

(引用:『メイドインアビス』 4巻 / 竹書房 / つくし あきひと / p.159)

----------


■ぱらのま

自分の旅行の価値観にバッチリとハマっている、最高の旅行マンガ。

最新刊の4巻もまた、旅の描写が素晴らしい。

以前noteで感想を書いたので、詳しくはそちらを参照で。

こちらにはゲス外道が出てこないので、ご安心ください。


■よつばと

ご存じ、”日常を描く”という点において、マンガ界の頂点に位置すると言っても過言ではないマンガ。

今年になって久々の新刊が出ましたが、やっぱり日常描写は圧倒的。

巻を重ねるごとにパワーアップしている感があります。

今巻キャッチコピーの「普通という奇跡」が内容をよく表していて、秀逸ですね。

いつもの事ながら、読後に穏やかな心持ちになれる一冊です。

ちなみに、今巻のお気に入りは、風香の鼻歌が全部「ミ」のところ。

このマンガにも、もちろんゲス外道は出ませんので、ご安心ください。

『よつばと』は優しい世界!


■クロスボーン・ガンダム DUST

人気のガンダム作品、『クロスボーン・ガンダム』シリーズの最新作。

『ガンダムF91』の後日談である初代『クロスボーン・ガンダム』から始まり、『Vガンダム』と同じ時代を舞台にした『クロスボーン・ガンダム ゴースト』を経て、『Vガンダム』の16年後を描いた本作も、今年で遂に完結巻に達しました。

相変わらず長谷川節が溢れるケレン味たっぷりの展開と、もはや異能力バトルマンガめいてきたギミック満載のビックリドッキリメカ達を大いに楽しめて大満足。

長谷川先生の作品は、最終決戦の展開と熱量に定評がありますが、本作の最終決戦も実に熱い。

あまりにも意外な最終決戦の”舞台”、仕様が狂ってるラスボス機、それを超えるためにもっと狂った仕様になった主人公機等、最終巻は強烈なインパクトを残す最終決戦を経て、グランド・フィナーレを迎えました。

クロスボーン・ガンダムの長い物語もこれにて完結・・・と見せかけて、本作の外伝的な作品の短期連載が決まっているので、そちらも楽しみです。

本作にはゲス外道が出ます! やったね!


この記事が参加している募集

マンガ感想文

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?