KAMA

北海道在住の水曜どうでしょう藩士です。 マイペースに何かを書いていきます。 ■ブクログ https://booklog.jp/users/kamabklog ■Filmarks https://filmarks.com/users/Kam_film?view=rich

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『ハズビン・ホテルへようこそ(HAZBIN HOTEL)』という最高のアニメについての感想

今より少し昔、SNSでどこからともなく流れてきた謎の海外アニメの情報。自主製作のインディーズ作品で、YouTubeで配信されているらしい。そこで観たのが2018年に公開された『INSIDE OF EVERY DEMON IS A RAINBOW (悪魔は皆 心に虹がある)』でした。 そのポップでスタイリッシュなカートゥーンのキャラクターデザインと、ちょっと過激だけど明るくてインパクト溢れる歌に一目惚れ。これは『HAZBIN HOTEL』という作品の一部であり、本編で流れる予定

    • 家庭菜園、あるいはガーデニング記(2024年) その4 - 今年も畑のお片付け

      やたらと暑かった今年の北海道の夏。 10~11月になっても、例年に比べるとなんだか気温が高めの日が続いていました。 おかげでミニトマトが「まだやれます!」という感じでギリギリまでガンバっていたので、片付けのタイミングがなかなか定まらず。 とはいえ11月になって遂に初雪も来たので、いよいよ冬に突入と判断して畑の片づけを完了させました。 今シーズンの家庭菜園もいよいよ終わりです。 最後の最後で大根とニンジンを収穫しましたが、植えるのが遅かったせいかかなり小振り。 とはいえ、味は

      • 【読書感想】『現代民俗学入門』(著・島村恭則)

        panpanya先生のマンガに惚れ込み、そこで考現学という分野があることを知った。考現学に少し触れてみたところ、どうやらその源流には民俗学があるらしい。柳田國男先生の著作は少し読んだことがあり、水木しげる先生によるマンガ版『遠野物語』も読んでいたので、もともと民俗学という分野には少し興味があった。 そのような流れで「もう少し民俗学の基本を押さえておきたい」と思っていたところ、辿り着いたのが本書『現代民俗学入門』だった。 本書は身近な例を通して民俗学の基本のキを紹介している。

        • 【映画感想】『侍タイムスリッパー』

          2024年10月、映画館で鑑賞。 幕末の侍が突然現代の時代劇撮影所にタイムスリップ! なんやかんやありながらも自分の状況を受け入れ、現代で生きていくために時代劇の「斬られ役」として生きていくことを決意するが・・・という物語。 笑いあり、悲哀あり、人情ありの喜劇であり、時代劇への応援歌であり、創作に救われた者が今度は自分が創作する側を目指す物語でもあり、あまねく全ての創作者への愛とリスペクトに溢れている素敵なタイムスリップSF時代劇でした。 本作はよく『カメラを止めるな!』

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          【マンガ感想】『散歩する女の子』 2巻 (著・スマ見)

          スマ見先生の『散歩する女の子』2巻を読了。 その名の通り、2人の女の子がゆる~く散歩を楽しむマンガ。 今巻も、路上にパワースポットを見出して最終的にはブッダになったり、さんぽ神のお告げに従って誰かの工夫を探したり、散歩の楽しみを緩やかに拡げてくれるような良き内容でした。 どの話も良かったですが、特にお気に入りなのはビル枯山水、公衆電話の台の考察、おもしの話です。都会の片隅の枯山水に芸術を感じてみたり、公衆電話の跡地を活用するアイディアについて妄想したり、この世界を支える「

          【マンガ感想】『散歩する女の子』 2巻 (著・スマ見)

          サザンオールスターズ『ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2024』ライブ感想 ~ 最後の夏フェス出演をライブビューイングで

          2024年9月23日、サザンオールスターズの『ROCK IN JAPAN FESTIVAL』出演ライブビューイングに参加してきました。 今回の出演をもって、サザンは夏フェスを引退するとのこと。ファンとしては寂しい想いもありますが、その決断を受け入れて応援するのもファンの務めというもの。 そんな最後の夏フェスライブでしたが、やっぱり最高でした! 新曲も定番のヒットナンバーも披露。「みんなのうた」の放水で観客がビショビショになり、センシティブな令和の世に「マンピーのG★SPOT

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          北海道・だて歴史文化ミュージアムで『企画展 伊達政宗文書を読む』を観てきました

          だて歴史文化ミュージアム(北海道 伊達市)で企画展『伊達政宗文書を読む』(会期:2024年7月6日(土)~ 9月23日(月))を鑑賞してきました。前回は『フランク・シャーマン浮世絵コレクション』で訪問しており、今回は1年ぶりの訪問です。 こちらの博物館では仙台藩・亘理伊達家が北海道に移住した際に持ち込んだ文化財等を所蔵しているのですが、その中でも今回は伊達政宗の文書に焦点を当てた企画展です。 多くの戦国武将が文書類は祐筆(文章作成を担当していた文官)に代筆させていたそうです

          北海道・だて歴史文化ミュージアムで『企画展 伊達政宗文書を読む』を観てきました

          家庭菜園、あるいはガーデニング記(2024年) その3 - 楽しい収穫!

          北海道は今年も暑い! 気付いたらお盆も過ぎ、いろいろと忙しくて満足に畑をいじれていませんが、それでも順調に収穫の時期を迎えました。 ジャガイモはすべて収穫完了しました。今年も豊作! 我が家の畑では病気等にも悩まされることなく、何故かジャガイモが強いです。 タマネギも収穫しました。 全体的に小振りではありますが、自宅で食べる分には問題なし。 イモもタマネギも使い道はたくさんあるので、家族にも好評です。 今年はトウモロコシも出来ました。 数年前にアブラムシ大量発生で枯れて

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          【映画感想】『デッドプール&ウルヴァリン』

          2024年7月、映画館で鑑賞。 それはもうメチャクチャな内容だけど、デッドプールシリーズのファンが求めていたことをキッチリやってくれました。ヒーローの夢の共演も楽しめて、最高のデッドプール映画です! 「デッドプールだからこれぐらいやっても良いよね」と言わんばかりに、とんでもない展開やサプライズのカメオ出演が大量に仕込まれています。20世紀フォックスからディズニーへ製作会社が変更されたことに伴う映画業界のアレコレを想わせる、忘れ去られようとしている者達に光を当てる物語も個人

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          北海道・札幌芸術の森美術館『水木しげるの妖怪 百鬼夜行展』を観てきました

          北海道・札幌芸術の森美術館で『水木しげるの妖怪 百鬼夜行展』(会期:2024年6月29日(土)~ 8月25日(日))を鑑賞してきました。 美術館のある札幌芸術の森は自然に囲まれており、人の手が及ばない山々や森林がすぐそこまで迫っているような場所なので、妖怪が集うにはなかなか好都合な土地だと思います。 本展はその名の通り、『ゲゲゲの鬼太郎』の作者にして妖怪研究の第一人者である水木しげる先生の妖怪画が多数展示されています。じっくり鑑賞することが出来ましたが、やっぱり先生の妖怪

          北海道・札幌芸術の森美術館『水木しげるの妖怪 百鬼夜行展』を観てきました

          【読書感想】『散歩本を散歩する』(著・池内紀)

          デスクワークの気分転換や運動不足解消のため、散歩を習慣にしている。気負うことなく、適当にブラブラと、大した意味もなく歩くという行為を楽しむようにしている。散歩愛好家であればちょっと気になる書名の本書は、著者による月刊誌『散歩の達人』の連載をまとめた一冊である。 言わずと知れた大作家である永井荷風や池波正太郎のエッセイから、東京の喫茶店のガイド本、名作『こち亀』でお馴染みの漫画家・秋元治による下町案内まで、散歩についての記述がある古今東西45冊の「散歩本」。それらの内容に触れ

          【読書感想】『散歩本を散歩する』(著・池内紀)

          北海道立近代美術館『京都 高山寺展』で鳥獣戯画を観てきました

          北海道立近代美術館で開催されている『京都 高山寺展 明恵上人と文化財の伝承』(会期:2024年7月9日~9月1日)を鑑賞してきました。 展示の目玉は北海道では初公開となる国宝『鳥獣戯画』です。 鳥獣戯画には甲巻・乙巻・丙巻・丁巻があり、会期中は展示替えがあるため、お目当ての甲巻が展示されている日程を狙いました。鳥獣戯画と言われて多くの人がイメージするであろう、例の擬人化されたウサギやらカエルやらの絵巻が甲巻です。 初めて実物を観ましたが、たいへん素晴らしい。墨線が活き活き

          北海道立近代美術館『京都 高山寺展』で鳥獣戯画を観てきました

          【映画感想】『マッドマックス:フュリオサ』

          前作『怒りのデス・ロード』が凄まじい熱量の映画だったが故に心配していましたが、今作もマッドマックスの系譜に相応しい圧倒的な熱量の映画になっていたので大満足です。 文明も倫理も砂塵に埋もれたイカれた世紀末的世界観、やたらと癖の強い登場人物達、湯水のように湧いて出てくる奇想天外な変態マシンと変態ギミック、映画館に轟き続けるエンジン音! 特に例の世紀末空中爆撃バイク部隊とのバトルシーンは良かった。あれは素直に「すごい!」と感動しました。心の中で拍手喝采です。どうやったらあんなシー

          【映画感想】『マッドマックス:フュリオサ』

          【映画感想】『碁盤斬り』

          とても静謐で落ち着いた、しみじみと感じ入るような良い時代劇でした。派手な立ち回りや勧善懲悪のスッキリ感とは無縁ですが、渋い味わいがあります。 この前に『鬼平犯科帳 血闘』を鑑賞しましたが、同じ時代劇でも方向性が違います。どちらも良いものでした。 鬼平犯科帳に続き、かなり力が入っている美術造形はお見事。 主人公の柳田格之進を演じる草なぎ剛さんの演技も良かった。 実直で間違いなく”いい人”ではあるのだけど、どこか感情の一部を無理やり抑制しているような危うさがある佇まい。中盤のあ

          【映画感想】『碁盤斬り』

          【映画感想】『鬼平犯科帳 血闘』

          現代基準で再構築した、まさに正統派の「ザ・時代劇」。 原作は読了しているものの、今まで映像作品の時代劇はあまり観てこなった(鬼平ドラマの過去作も未見)という状況での鑑賞でしたが、そんな初心者でも楽しめる良い時代劇映画でした。 松本幸四郎さん演じる鬼平を始め、登場人物達も原作のイメージ通り。 街並みや衣服・小物等の美術造形も気合が入っており、「池波正太郎の世界観が映像になっている!」という感動があります。 原作の主題であり魅力でもある「人間の業」や「因果」もきっちり描かれてい

          【映画感想】『鬼平犯科帳 血闘』

          家庭菜園、あるいはガーデニング記(2024年) その2 - 春の花、植え付けの始まり

          今年の家庭菜園も、毎年恒例のジャガイモから植え付け開始です。去年タマネギが上手くいったので、今年もタマネギを植えてみました。 5月の初めに植え付けましたが、もうかなり伸びてきています。これは今年も期待大。イモもタマネギも、いくらでも使い道がありますからね。 ミニトマトの植え付けも完了。これも毎年恒例で鉄板の作物です。いくらあっても困らない。 春の楽しみであるアスパラガスの収穫も進んでいます。ニラやネギも収穫できるぐらいに伸びてきました。たいして手入れもできずにほったらか

          家庭菜園、あるいはガーデニング記(2024年) その2 - 春の花、植え付けの始まり