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2018年11月の記事一覧
第75段「せつない夜」
こんなにも楽しいって素晴らしい夜があるように、こんなにもせつないって残念な夜もある。両方ともが人生なんだってわかっていても、残念な夜はそう割り切れないくらいにとても残念だ。
怒りとか悔しさならば、今に見てろよって踏ん切りもつくけど、せつなさってのはそれを原動力にするのもなかなか難しい。
例えば、相手のことを「あいつはアホだ。全然わかってない」って憤る自分は、相手がなぜわからないかわからないわけで
第74段「100個(ほんとは1000個)のやるべきこと」
何かの企てをやる時に、
誰かが、考えてくれるは、無いです。
或いは、自分は考えてたけど、他者に発信してなかっただけです、も無いです。
つまり、どちらも物事がすすみません。
何か企てをやろうとするとそれを実行するには例えば100個くらい(実は1000個くらい)やらなければいけない細々としたことがある。
なぜそれを自分でやろうとしないで、或いはそのうちの半分くらいしかやらないで、その企てがうまく
第73段「一緒に働く人を、募集してみようと思う【仕事について、僕が思うこと】」
一緒に働く人を、募集してみようと思う。
2016年末に、TBSテレビを辞めて、まもなく2年。
この2年間、僕はフリーのバラエティプロデューサーとしてやって来ました。
現在は、数人(ほんとに数人!)とプロジェクトごとに仕事を進めています。
現在、書籍を8冊新たに進行していて、
記事連載を4本進めていて、
ネット動画番組企画を、新たに6本制作スタンバイしていて、
定例のトークイベントを4本スタンバイ
第72段「強くなるために強みを放棄してよいのだろうか?」
『ヨーロッパ文芸フェスティバル』に行ってきた。
https://eulitfest.jp/
「ヨーロッパ各国の作家や翻訳者が日本の識者と共に朗読やレクチャー、対談、パネルディスカッションに参加。さまざまなイベントを通じて注目のヨーロッパ人作家や作品を紹介」
『ヨーロッパ文芸フェスティバル』で欧州作家の方や翻訳家のお話を聞く。
そこで紹介してた各国の作品。
全部読んでみたい。
もうずっーと本
第71段「ウザさとダサさとつまらなさ」
大企業とかに多いんだけど、若くて仕事ができる人で斜に構えるスタンスを組織内で見せることで自分の存在価値を際立たせようって人が時々いる。で、そういう人はその斜めスタンスは組織という強固な基盤があるから成立してて、自分が歳取ると段々通用しなくなるって事実には、あまり気づいていない。
せっかく有能なんだから、まっすぐに有能でいいんじゃないかな。なんかもったいない。
某テレビ局には「バラエティ番組は空
第70段「想像と現実の差を想像できるか?」
こうやればヒットするとかツイートは伸びるとかフォロワーが増えるとかバズるとか視聴率上がるとかそうアドバイスする人自体が、ヒットしてなかったりツイート伸びなかったりフォロワー少なかったり視聴率取れてなかったりする。施策を頭で考えることと、実際やってみることには、雲泥の差がある。
頭で考えて、こうすればいい!って自分が思う確信は、自分で実際にやってみればいい。
でやってみたら頭で考えた際の確実さでは
第69段「クリエイターのコミュ力」
今日した話。
ネットの登場で発信力やSNS力がある人が脚光浴びるけど、でも発信力やSNS力が無い才能のあるクリエイターはどうすればいい?
以前は出版社やレコード会社やメディア等が彼らを庇護して世に出してたけど、もうその余裕が各業界には無い。
なんか埋もれた才能が埋もれたままになってしまう。
昨今はコミュニティ内で皆と飲んで喋って情報とスキルをシェアが上手い人しか世に出れない感じがして文化の縮小
第68段「他人や自分に騙されないように」
何かを産み出す人を本物だなと感じる時と偽物だなと気づいちゃう時がある。
それこそ本物は何を言ってもいいけど、偽物がヒットの仕方とかバズり方とか儲け方とかいちいち指南してると残念な気分になる。
でもこの言葉は自分にこそ跳ね返ってくる。
他人はどーでもいいのだ、自分がどう生きるか?
他人を騙さないように、他人に騙されないように。
自分を騙さないように、自分に騙されないように。
他人も自分も、適度に
第67段「ヒトをプロデュースすること」
meiyoというアーティストをプロデュース&マネジメントしている。
出会ったのは、もう何気に一昨年。自分がプロデュースしていた『イク天〜イクぜ、バンド天国』というオーディション番組に応募してきたのだ。
番組では勝ち残れずチャンピオンにはならなかったけど、ドラムボーカルと、ど直球のメロディーと、屈折した歌詞になんとなく惹かれたのでした。
で、そんな才能のある若者ならば、以前ならレコード会社とか紹
第66段「熊野古道、死を知る旅」
1日目
熊野古道を滝尻王子から急な登り道をのぼっていると、最初死者を想った。
親戚や知り合いの死の瞬間を感じた。
人が死ぬその瞬間、僕は死ぬ人の近くにいたくなかった。
死が怖いからだ。
なので、死の近い人に会うと、お見舞いとかに行ってもすぐにおいとましてしまう。
すごく不義理で薄情で臆病な自分が、とても嫌だ。
でもそれは、死が怖いからだと想う。