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第71段「ウザさとダサさとつまらなさ」

大企業とかに多いんだけど、若くて仕事ができる人で斜に構えるスタンスを組織内で見せることで自分の存在価値を際立たせようって人が時々いる。で、そういう人はその斜めスタンスは組織という強固な基盤があるから成立してて、自分が歳取ると段々通用しなくなるって事実には、あまり気づいていない。

せっかく有能なんだから、まっすぐに有能でいいんじゃないかな。なんかもったいない。

某テレビ局には「バラエティ番組は空気が大事だ」って普段言ってるプロデューサーがバラエティ番組の収録本番中に「空気を大事にしろ!」ってスタッフ怒鳴りまくって空気を台無しにしたって逸話がある。
大事なことは「大事なことにこだわりすぎるとその大事なことは壊れるかもしれない」ってこと。

ウザいって言葉、好きじゃない。自分が言われると嫌じゃないですか、なので相手にウザいと言ってる人を見るとものすごく嫌な気分になる。相手に不快な思いをさせることで自分の快を手に入れるのってものすごく不快な行為だと思う。ウザいと言ってる人がウザい。そんなウザい人とは関わりたくない。

ウザいことやってる人より、誰かをウザいと言ってる人の方が、だいたいウザいと思う。
ダサいことやってる人より、誰かをダサいって言ってる人の方が、だいたいダサいと思う。
何かをつまらないって言ってる人の方が、その何かを生み出してる人より、だいたいつまらない。

ウザさとダサさとつまらなさから、そろそろ本格的に脱却したいなって思う。
それってつまり、他人からの“ウザさとダサさとつまらなさっ”て感情から自分が脱却することなのだ。

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