たったひとり、ただひとり

じっくりと
年月をかけて生える樹々。
一本たりとも同じ木はない。

ゆったりと
流れ移ろいゆく空模様。
一日たりとも同じ空はない。

クルクルと
変わりゆく目の前の景色。
一瞬たりとも同じ時はない。

バッタリと
必然を感じるほどの
出来事や人との交わり。
だけど誰ひとり
おなじ経験や
感情を味わうことはない。

おなじ人間
おなじ人生は
過去・現在・未来のなか
世界・地球・宇宙のなか
どこにも、ない。

当たり前のようなことが
当たり前では
決して、ないこと。

すべての存在
いのち そのものが尊く
そして、うつくしい。

唯一無二の“じぶん”。
“すべて”の自分。
たったひとり、ただひとり。

“じぶん”の
感じるものを信じてー。
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©︎ 2020 mio kakiuchi
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(2019.09.03 Facebookより再掲)