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6年ぶり岡上盆踊り大会のルポ(27日、川崎市麻生区、町田市)

きのう(27日)は、川崎市麻生区岡上(おかがみ)の盆踊り大会に行ってきました。岡上の盆踊り大会は、わたしは初めてです。


だいたい、柿生に住むわたしは、岡上というところに、あまり行かない。

岡上というのは、柿生と同じ川崎市麻生区ではありますが、飛び地で、東京都町田市の中にあります。

柿生から岡上に行くには、いったん神奈川を出て東京都に入り、町田市を通らなければならない。

まあ、町田市が川崎市に食い込みすぎている、という見方もあり、町田市は東京か神奈川かという、町田の帰属をめぐる永遠の疑問につながっています。


ともかく、岡上に行くため、わたしは柿生から小田急に一駅乗って、鶴川へ(写真)。

鶴川駅


鶴川駅は、町田市にあります。

でも、そこから数分、和光大学のほうに歩けば、川崎市麻生区です。

会場の和光大学は、鶴川駅から1キロ以上、歩いて20分ほどかかります。

大昔、和光大学の岸田秀の講義を聞きに、行ったことがあります。

途中にある、この「赤荻酒店」が懐かしい。まだあってよかった(写真)。


そして、大学の近くには、これも懐かしい「カジノヤ納豆」。納豆を製造・直売しているところです(写真)。


そして、和光大学につきました。

この大学に来るのも何十年ぶりか(写真)。


昔はなかった高いビルが建っていたが、それ以外はあんまり変わってなかった。(写真)


で、盆踊り会場を探したのですが、会場の第二グラウンドは、大学の中ではなく、外にあって、わかりにくかったです。

わたしは早く着きすぎて、まだ準備の途中だった(写真)。


そこで、1時間ほど会場周辺で時間をつぶしていました。

暑いので、水分をとるようにしている。そのため、じっとしてても汗が吹き出してきます。


その間、少しずつ人が集まってきましたが、先週の麻生区水処理センターの盆踊り大会とはちがい、ティーンエージャーの女のコは集まってきません。

ジジイとババア、あとは小さい子供を連れたお父さん、お母さんです。


浴衣姿の可愛い女のコたちがいれば、それを目当てに、誘蛾灯に集まる蛾のごとく、若い男のコも集まりますが、そういうわけで、10代後半〜20代の年齢層はすっぽり抜けている感じです。

盆踊り大会と知らず、迷い込んだらしい20歳くらいの若者二人組の会話が聞こえてきた。


「なんだこれ、ゲートボール大会か」

「そんなことより、ここはどこだ。まだ神奈川か」

「わからん。ここはどこで、何が起こるのか」


ここはどこで、何が起こるのか、教えてあげようかと思いましたが、二人組はすぐどっかに行った。(若い女のコがいないからだ)


岡上は川崎市麻生区で間違いないのですが、会場になっている和光大学の公式な所在地は東京都町田市です。

岡上は、東京都町田市に入り込んだ飛び地(Okagami Green Turismより)
和光大学の位置。住所は町田市金井ヶ丘5丁目だが、どう考えても岡上だろ(google map)


要するに、和光大学は川崎と町田、神奈川と東京の境にあるのですが、どっちかというと岡上(川崎市)の大学としたほうが自然です。大学の校門までの道は、ほぼすべて「岡上」にあるのですから。

和光大学は、「東京の大学」にしたいがために、無理しているな、と思う。ちょっとサギだな、と思う。神奈川の大学で何が悪いのか。

学長を呼び出して、小一時間問い詰めたいところ。

川崎市岡上町の盆踊り大会が、和光大学で開かれている、というのが、和光大学が神奈川の大学である動かぬ証拠だ。


そんなことを考えているうちに、18時半になり、盆踊り大会が始まりました。

岡上西町会の会長、二宮氏の挨拶から始まる(写真)。



こういうとき、年寄りは長々と話すが、二宮氏のは簡潔でよかった。

挨拶の要旨。


「コロナで5年間、盆踊りができず、6年ぶりとなります。

6年ぶりともなれば、みんなやり方をいろいろ忘れていますが、和光大学その他のご協力のおかげで開催の運びとなりました。

今年はたまたま岡上西町会の創立60周年にもあたり、めでたい」


二宮氏はこのあたりの親分らしく、献金もずば抜けている(写真)。こんだけカネ払ってんだから、もっと喋ってもよかった。


挨拶が終わると、さっそく盆踊り大会が始まった。

最初の曲は「岡上音頭」。日本には、町の数だけ音頭があるなあ、と感心します。

と、会長の挨拶が終わるのを待っていたように、「やきとり」販売所で長蛇の列ができていた(写真)


わたしは焼き鳥は諦めて、ビール(200円)を買って盆踊りを見ていた(写真)。


岡上の盆踊り大会、若者が少ないので派手さはないけど、40代、50代くらいの年齢層が、しっかり支えて運営している感じ。

そのくらいの層が、岡上という地域を支えているのでしょう。


川崎の盆踊り大会は、だいたい「川崎おどり」で最高潮に達する。

「川崎おどり」は、1972年の川崎市の政令指定都市移行を記念し、観光PRの一環として都はるみの歌で発売された曲だ。

「川崎おどり」の動画


昨日の岡上盆踊り大会も、「川崎おどり」で最初の盛り上がりを見せていた(写真)。


ひと踊り踊ったところで19時を過ぎ、踊りはいったん休憩で、

「小学生までの子供へのお菓子プレゼント会(町内会から)」

が始まった(写真)。



そのあたりでわたしの神経痛が痛みだしたから、そろそろ帰ることにしました。だいたい19時を過ぎれば、年寄りのわたしはおねむの時間だ。


わたしが会場を去る19時半ごろ、みんなが心配していたことが起こった。

雨がポツポツと落ちてきたのだ。

大会前から空に暗雲が漂っていたので、会場の人は不安そうだった。

その不安が現実になり、あわてて店じまいしたり、傘をさしたりする動きが見えた(写真)。



でも、わたしが鶴川駅にたどりついた20時ごろになっても、「ゲリラ豪雨」にはならず、小雨の範囲でした。

先週の盆踊り大会のような、阿鼻叫喚の地獄絵にはならなかったでしょう。

お湿り程度で、涼しくてちょうどよかったのではないでしょうか。

よかった、よかったと思いながら小田急に乗って帰った。


<参考>


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