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元朝日記者の逆ギレ問題ーー他人事ではない「正義の暴走」

烏賀陽弘道とかいう元朝日記者が炎上していて、三品純氏もそれを記事にしていた。


電車の優先席に座る若者を「盗撮」し、批判的コメントとともにXでさらした。それを非難され、逆ギレ状態だという。


業界の老害のはしくれとしては「他人事ではない」と思う。

でも、他人事かな、とも思う。

こっちが、烏賀陽氏のように、有名でも有能でもないこともあるが、マスコミの中でも、烏賀陽氏のようなのは少数派だからだ。


一方で、少数派とはいえ、マスコミは烏賀陽氏のような人の比率が高い。それも認めざるを得ない。

まあ「正義派」というか。


というのも、こんなことを思い出した。

某新聞社のそこそこ有名な記者と飲んでいたとき、その人は、

「電車で、若者が優先席に座っていたら、私はたいがい注意する」

と言っていたのだ。

「へー!!」

と、わたしは驚いた。

驚いたから、もう30年くらい前の話だが、覚えている。

この話は、前にも書いたかもしれないが、その記者はその後、左翼偏向記事を捏造してどっかに消えた。


もうひとつ思い出したのは、あれは毎日新聞の編集委員だったと思うが、江ノ島の暴走族に一人で鉄パイプを持って「うるさい」と注意しに行き、返り討ちに会って死んだ事件だ。

暴走族の暴走より、自分の正義感が暴走しちゃった、という・・


烏賀陽氏は、元朝日という肩書を振りかざし、かましているように見えるかもしれないが、そうではないと思う。

もともと、ああいう人が、新聞社には集まりやすい。

「私が言わずして、誰が言う」「千万人といえども我いかん」というような熱血の正義漢たちだ。

小学校の時からホームルームで積極的に発言して、生徒会とかで活躍したがる人たち。


それは、悪いことではないはずだ。

悪いことではないんだけど、どっかでその、正義感の使い方を間違えるんじゃないかな。

彼らの過剰な正義感が適切に発揮できる場所が、つねに与えられていたらいいんだけど、与えられないと、暴走する。


むかしはマスコミ、とくに新聞社は、そういう人たちの「収容所」の役割も果たしていた。

でも、朝日新聞とかもリストラで社員数を減らしているから、暴走しがちな正義感を抱えた者たちが、いま野に放たれている。

性欲が過剰、というのと同じような意味で、「正義欲」が抑えられない人たち・・

本人の安全のためにも、予備拘束しといたほうがいいかもしれん。



<参考>


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