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がんばれ鳩山由起夫 党名は「平身低党」で 日本の1000年ぶりの路線変更を目指そう

政界復帰を表明した鳩山由起夫に、期待する人は少ないようだが、私はちょっと期待している。

これからの日本には、中韓ロシアに平身低頭して生きていく道も、選択肢としてあっていい。

ウクライナ侵攻をめぐる動きを見ても、「アジアの盟主」的な地位がどんどん中国に移り、それに対して日本がどう動くか、ということが模索されているように思う。

明治の脱亜入欧以来、約150年に及んだ近代日本のアジアにおける地位が、大きく変わろうとしている。

日本が世界のナンバー1になれるかもしれない、という夢を見たこともあった。しかし今はアジアのナンバー1も無理で、これからは地域のナンバー2、ナンバー3と落ちていく。

そうした中で、今のうちに明治以来の姿勢を少しずつ変えておいたほうがいい。

現に今も、円安でインバウンド期待とか言っているわけでしょう。中国や韓国の人からたくさんカネを恵んでほしい。物乞い国家になっている。

だったら、まあ今のタイみたいな、観光立国を目指して、微笑みの国「友愛ニッポン」を目指したほうがいいかもしれないではないか。

日本が武断国家、強兵国家へ舵を切ったのは、平家が源氏に負けた時だから、日本にとっては1000年ぶりの「路線変更」になるかもしれない。

鎌倉以来、サムライが権力を持つ軍事国家として、異民族征服国家の中国(元や清)と張り合い、官僚国家の朝鮮を圧倒した。

それは明治以降も引き継がれ、アジアには指導者ヅラで威張り倒し、西欧を相手に張り合ったが、英米にボコボコにされ、戦後は、世界の盟主となった米国の同盟国としてアジアでの優位を維持した。(最大の核保有国・米国を用心棒にした日本が「平和国家」などというのはもちろん嘘である)

だが、ここにきて、もうこの路線は無理、となりつつある。

鎌倉以来の権力は、「田舎者権力」でもある。徳富蘇峰は戦後、日本の敗北の理由を「あまりに田舎者だったから」と言ったが、その田舎者権力は、鎌倉から始まって、明治に引き継がれたのだ。

ともかく、この田舎者国家、サムライ日本はもう終わりだ。

今後は、あきんどスシローならぬ、あきんどニッポンとなって、表面では手揉みで平身低頭し、裏ではこすっからく立ち回って生きるのも手だ。(それは、通商国家を目指したとされる平清盛路線への復帰でもある)

そういう時代には、土下座がうまい鳩山由起夫のようなのが、いいかもしれないのだ。

党名も、共和党とかではなく、平身低党がいいと思う。


1000年におよぶサムライ支配で、日本人のメンタリティもサムライ化していますから、路線変更には抵抗があるかもしれない。

しかし、その深層には、万葉集や源氏物語の、こぢんまりした文化共同体のメンタリティが残っているはずです。

まあ、日本の進路を選ぶのは、今の若い人と、これから生まれてくる世代である。

選挙の時の参考にしてください。

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