【Netflix】「殺人者のパラドックス」スッキリしない復讐劇
【概要】
殺人者のパラドックス
2024 | 年齢制限:16+ | 1シーズン |サスペンス
意図せず人を殺してしまったことをきっかけに、次々と殺人を繰り返すことになる一見平凡な青年。そんな彼を、勘の鋭い刑事が執拗(しつよう)に追い始める。
出演:チェ・ウシク、ソン・ソック、イ・ヒジュン
原作・制作:イ・チャンヒ、キム・ダミン
（Nertlix公式サイトより）
【評価】
５０分×８回。
韓国得意の復讐もの。予測不能のストーリー展開はさすがだが、善悪を相対化しすぎて感情移入しにくい。１００点満点で６５点。
誤って次々と人を殺してしまう男。でも、どの被害者も実は極悪人だとわかって、後悔すべきか、喜ぶべきか・・
「過失」が「世直し」になってしまうという、本来コメディのような設定だ。このドラマも最初はダークコメディかと思ったが、どんどん陰惨で、バイオレンスにあふれた、いつもの韓国復讐劇になっていく。（復讐の中身はネタバレになるから書けない）
面白いドラマであるのは間違いない。
「マスクガール」に似た感触なのだが、でも、あのドラマほど主人公に感情移入できない。話をいじくりすぎた感があり、話が進むほどリアリティがなくなる。そのため、説得力がなく、爽快感がない。
そのなかで、「セクストーション」（セックス動画での脅し）で苦しむ女性のエピソードが心に残った。
映画やドラマでの話だが、韓国の女性は、いつも暴力的な韓国の男性の犠牲になる。かわいそすぎる。韓国の女にだけは生まれたくない。
＜参考＞
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