銀行員が金を盗み、マスコミ人が政治活動する「貧鈍(ひんどん)」社会
三菱UFJ銀行の、行員による貸金庫窃盗事件に関して、
「銀行の給料が下がったからだ。昔は、盗むという気を起こさせないほど、銀行員の給料が十分に高かった」
という声がSNSにあった。
マスコミにも同じようなことがあるな、と思った。
最近、マスコミ人の不祥事が多いのも、「貧すれば貪(鈍)す」の例ではないか。
「貧すれば鈍する」は、貧乏になると知恵や精神の働きが鈍くなり、平気でさもしいことまでするようになることを意味する慣用句(ネットより)
昔は、マスコミの給料が高かったから、優秀な人が入ってきたし、モラルも高かった。
でも、今や斜陽産業だから、ろくな奴が入ってこない。質の低い活動家とか宗教のアレとかが入ってくる。
そして、優秀でモラルの高い人がいたとしても、リストラで辞めさせられて、退職後に「不良化」したりする。
私もこのnoteで古巣の悪口を散々書いている。私は優秀ではなかったが、そういう奴にも昔はたっぷり金が支払われた。
私も、もし企業年金でぬくぬく暮らしていたら、マスコミ批判など書かない。ジャーナリストはいい人ばかり、と書く。
高待遇は「口止め料」の意味もあったわけで、それが支払われないから、私のようなのも出る。
結局、昔の人たちのモラルの高さや「愛社精神」も、カネで買収されていただけ、という面がある。
国や企業が、人々を十分に「買収」できなくなった社会を、「貧鈍社会」と命名するのはどうだろう。