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髭男の新曲『Subtitle』が刺さり過ぎている件。~僕のテーマ曲にしてもいいですか?~

 現在話題沸騰中のフジテレビ系列木10ドラマ『silent』

筆者も、アルバイト先の先輩からの勧めでドラマを見始めましたが、1話からびっくりするくらい泣いてしまいました(笑)今では見逃し配信をリピートしてはウルウルするの繰り返しですっかり大ファンです。。

まだ見てないという方(男性も女性も)は一話だけでも良いので、是非見てほしいなって思います!!
(10月26日時点では、Tverで最新話の第3話まで無料で見ることができます)↓↓↓↓↓

また、このドラマの主題曲であるofficial髭男dismの新曲『Subtitle』ですが、「流れるタイミングが完璧」「恋愛だけの歌じゃない」「歌詞も言葉選びも秀逸すぎる」とSNSでも沢山の意見が見られ、ある意味ドラマの感動をさらに盛り上げる立役者と言えるかもしれません。

今回は、学生インターン兼ライターとして活動する筆者が、この曲を聴いて感じたことを(ドラマの内容は含まず)僕自身の目線でお話ししたいと思います。

※本記事では、ドラマのネタバレに繋がるようなことは極力避けて表現しているので是非、作品を見ていない人にも楽しんで読んでもらえたら嬉しいです!

~筆者が『Subtitle』にどハマりしている理由~

とりあえず、まずは聴いてみてください。話はそこからです。
(現時点では、YoutubeでOfficial Audioが公開されています。MVも近々公開されると思うので、楽しみです♪)
↓↓↓↓↓
https://youtu.be/TPMQmLakizM


過去一ぶっ刺さった歌詞

僕は決して音楽の知識があるわけではないので、音楽性がどうだとか、どの楽器がいいハーモニーを〜、なんてことは言えません。けど、この曲は間違いなく、僕が今まで聴いた曲の中で一番歌詞が(特に今の)自分にぶっ刺さってると感じています。

今好きな人がいるとか、そういう理由じゃないんです。
僕は今、ライティングというお仕事をさせて頂いているので、「言葉」に関しては深く考えることが多くあります。この曲は、そんな僕に対してまさにそのワードが欲しかったんだと言わせんばかりの的確な言葉選び、そしてこれからの自分へ道標を提示してくれているかのようなメッセージ性を強く放っているんです。

— 伝えたい。けど、伝わらないその想いを —

1番のサビ前のこちらの歌詞。

伝えたい伝わらない
その不条理が今
キツく縛りつけるんだよ
臆病な僕の この一挙手一投足を

出典:Subtitle/作詞・作曲:藤原聡

僕はインターンのお仕事として
自分の主観で書くことのできる文章をつくる
他人の立場・目線になって書く文章をつくる
という、2種類のライティングを行っています。

個人的に、前者は自分の思ったことをそのまま言葉にするだけなので比較的簡単だと考えています。一方で後者は、相手の気持ちを代弁する文章、つまり相手の伝えたい「想い」を如何にして理解し、第3者に伝わる文章に変換するかということになるので、正直言うとかなり難しいんです。。
けれど、これこそが僕がライティングをする意味だと思っています。世の中には、伝えたいと思っているのに、上手く言葉にできない、間違った解釈をされてしまうといったモヤモヤを抱えた人が沢山いる。そんな人たちの「言葉をつくる」「誰かの“想い“を届ける」のが僕の役目です。

— 紬ぐ「言葉」に託された「想い」 —

1番のサビの後半部分。

でも僕が選ぶ言葉が
そこに託された想いが
君の胸を震わすのを諦められない

愛してるよりも愛が届くまで

出典:Subtitle/作詞・作曲:藤原聡

この歌詞はまさに、僕がこのお仕事を続けていく中で目標としていることの一つです。
相手の気持ちを代弁して文章を書く、それはすなわち自分の言葉選び一つで「想い」の伝わり方が決まるということ。伝わるも伝わらないも、ライティング次第。このお仕事は作業感覚で誰にでもできる仕事じゃなく、センスや言葉選びの責任が問われるものなんです。
だからこそ、一つ一つのライティングに妥協はしない。常にどの言葉なら相手に届くのか、相手の胸を震わすのかを考える。そして最終的には、「愛してる」のような誰でも言える普通の言葉、よりも伝わる言葉を見つけ出すこと。これがライティングの面白さであり、人間という「言葉」を使える生き物の豊かさだと思うんです。

— 正論を言うよりも優しさで受け入れたい —

2番のサビ前のこちらの歌詞。

救いたい=救われたい
このイコールが今
優しく剥がしていくんだよ
堅い理論武装
プライドの過剰包装

出典:Subtitle/作詞・作曲:藤原聡

そして、2番サビのこちらの歌詞。

正しさよりも優しさが欲しい
そしてそれを受け取れるのは
イルミネーションみたいな
不特定多数じゃなくてただ1人
君であってほしい

出典:Subtitle/作詞・作曲:藤原聡

これは僕自身が悩んでいることでもあります。
辻褄の合った文章を書くように気をつけたり、間違ったことは言わないようにしようとする習慣が続いた結果、人は物事を何でも正論で解決するようになります。だから、相手の発言や行動の矛盾に敏感になってしまい、誰かを指摘したり、反論を繰り返す「理論武装人間」「プライド人間」になってしまうんです。
かくいう僕もその1人。ある意味完璧主義者なんです。でも、その完璧を押し通すことが必ずしもいい結果をもたらすとは限らないんだなと感じました。

もちろん「正しいことを言うこと」は何一つ悪くありません。正論がなければ世の中は矛盾だらけ、善と悪の区別もできなくなると思います。
けれど、正論で生きることは「苦しいこと」。社会ではそれが普通のように認識されていますが、僕はそんなこと関係なしに矛盾を受け入れてくれる“優しさ“も必要なんじゃないかなと学びました。家族、友人、恋人、誰か1人でもいいからそんな存在がいること、そして自分もそんな存在になりたいなと思います。

— “最高の一言一句“を生み出すこと —

クライマックス直前のこの歌詞。

そんな失敗作を
重ねて 重ねて 重ねて
見つけたいんだいつか
最高の一言一句を

出典:Subtitle/作詞・作曲:藤原聡

「最高の一言一句」。これほどまでに感情のこもった夢のような言葉はないと思います。(この歌詞を一番盛り上がるこのタイミングで持ってくる藤原さん、恐るべし、、)
僕は死ぬまでライティングを続けるつもりですが、きっと「最高の一言一句」を見つけることなんて絶対にできないと思います。でも、それに近づけるように日々言葉探しをすること、それが“結果“よりも大事な“過程“なんだと僕は考えます。

— 誰かの心に残る言葉を残したい —

ラストのサビの歌詞。

言葉はまるで雪の結晶
君にプレゼントしたとして
時間が経ってしまえば大抵
記憶から溢れ落ちていって
消えてしまう
でも
絶えず僕らのストーリーに
添えられた字幕のように
思い返した時 不意に目をやる時に
君の胸に震わすもの 探し続けたい

愛してるよりも愛が届くまで
もう少しだけ待ってて

出典:Subtitle/作詞・作曲:藤原聡

言葉は、たった一つの言葉で皆に同じように伝わるとは限りません。人によって言葉の伝わり方は異なる。この曲を聴いて学んだのは、不特定多数に伝えることよりもまずは身近な1人に伝わる言葉から考えていこうということです。数日、数年したら大半の人からは忘れられてしまうような言葉でも、誰か1人の中にはずっと残り続けてくれたらいいな、またたとえ一度忘れていたとしても再び見返した時にふと心に温かさを生み出せるような、そんな言葉を僕は残したいんです。
そのためには、“続ける“こと。周囲の人にとって当たり前に身近にある存在になれるように、言葉を生み出し続けていくことが大事なんだと気付かされました。

まとめ

今回は、僕がどハマり中の曲『Subtitle』についてお話しさせていただきました。
もともと髭男の曲は好きで、『Pretender』や『イエスタデイ』、『Universe』といった曲にも心を揺さぶられ、何度もリピートしていたのを覚えています。
それこそ大ファンまでとはいきませんでしたが、これを機に、「髭男沼」に浸かりそうな予感がしています(笑)
とにかく僕自身と重なった『Subtitle』。自分の今、そして未来を表した曲だと勝手に妄想しています。もし、ドラマの主題歌でなかったら僕のテーマ曲にしたいくらいフィーリングバッチリな名曲だと僕は感じています。

皆さんは、自分に刺さった曲、自分を象徴するような曲に出会ったことはありますか?
僕もこの曲が一番!とは言わず、これからも沢山の曲に出会っていきたい。そして、こうして音楽が満足に聴ける環境に感謝しながらこれからも生きて行こうと思います。

最後までご覧頂き、ありがとうございました。
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