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映像美と日常の欠片を閉じ込めた作品≪天国に違いない/It must be heaven≫

素敵な映画に素敵なタイトルを付けてみました。が、正直に白状しますと、解釈するのはちょっと難しいそんな映画でした。

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先日、大阪の映画館にこちらの映画「天国に違いない」を観に行きました。
パレスチナ人の監督エリア・スレイマン氏による作品ということで、「なになに、パレスチナの映画?日本で?絶対に観なくては」となったいきさつです。

こちらのサイトにとてもすっきりまとまっていたので、あらすじや監督自身のことはご参照ください。

≪所感≫

小生には解釈できません!というのが一番の感想ですが、それでも感じたことをお話しすると、まず最初から最後まで全く退屈しませんでした。ひとつひとつのシーンが小話のようになっているので、例えるならずっとショートコントを見ているような感覚なのですが、次はなんだろう?と思わせる面白さがあって、終わりそうな雰囲気になってくると「えーー終わっちゃうのか・・・」としゅんとするような。

町中の色んな出来事に遭遇したときの監督の表情も良いんですよね。表情筋が発達しています。そして、そのひとつひとつが計算され尽くされて映像に収まっていて。

映像美も見どころで、飽きさせない魅力なのだと思います。
私はパレスチナ目当てで見ている観客なので、特にナザレ(監督の故郷)郊外でのシーンなどは幻想的で素敵でした。

パレスチナ問題とはかくかくしかじかで!と謳っている映画ではありませんが、パレスチナに関する予備知識や旅した記憶があると、より風景が際立って見えて楽しめるのかもしれません。

私が提供できるものはパレスチナのほんの一部でしかありませんが、noteやHP、SNSでパレスチナの風景を晒しまくっているので、宜しければご覧ください。そして、今ちょっと難しい時期ではありますが映画館にも足を運んでみられてはいかがでしょうか。

密状況ですが、鬼滅の刃などと比較すると館内のディスタンスはしっかり取れましたよ(鬼滅観てないけどたぶんそう)。


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架け箸はこれからも継続的にパレスチナを訪れ、日本に出回らない生の情報を発信したいと思っています。いただいたサポートは渡航費用や現地経費に当てさせていただきます。