栄養満点!今が旬、材料2つだけ、中東パレスチナのキャロブジュースの作り方
こんにちは、中東パレスチナ×日本のカワイイを届けるクリエーションブランド「架け箸」です。
突然ですが、キャロブってご存じでしょうか。
健康志向や動物性の代替としてチョコレートの代わりに使われたりする、茶色い植物です。和名はイナゴマメ。
日本で食べたことがありますが、確かにチョコレートと遜色がなく、言われないと分からないくらい馴染んでいました。
このキャロブ、架け箸の生産地パレスチナも原産地のひとつで、今が旬!
鉄分や食物繊維、カルシウムを多く含み抗酸化作用もあるため、特に現地の慣習である断食の時期には好んで取り入れられてきたそうです。そういえば道で茶色いジュースを売っている人が結構いました。キャロブだったのか。
重さに均一性がある豆の部分は分銅として用いられてきたそう(!)暮らしにも交易にも有用なスーパーフードだった訳ですね。
熟した鞘の中には糖蜜がたまっており、原産地域では胡麻のペーストと混ぜてパンですくって食べたりなんて(パレスチナでは葡萄の糖蜜を同じく胡麻ペーストと混ぜたものをすすめられ、絶品でした)。美味しそうだ~。
キャロブジュースの作り方
さてこのキャロブをどうやってジュースにするかと言えばいたってシンプル。
材料
キャロブニブ 2カップ(鞘を砕いたもの・健康食品店や通販で購入可)
水 4カップ
ブラウンシュガー 1カップ(無くても甘味はある)
作り方
水とキャロブニブを鍋に入れ、沸騰寸前の温度で45分間煮込む
火をとめ、キャロブニブだけを鍋から出してさらに粉砕する
砕いたキャロブニブと砂糖を鍋に入れ、再び45分間とろ火で煮込む
液を漉したら冷やして出来上がり!
*数日~数週間冷蔵庫で日持ちします(砂糖の量によって変わる)
*小さなお子様には薄めてあげるのが良いそうです
終わりに
パレスチナの人々の間でも、またそこに生息する野鳥や野生動物の間でも親しまれてきた大切な栄養源であるキャロブ。
冬場の燃料にするため伐採が進んだ一方、キャロブの効能が見直され他地域から輸入されている、という話も参照した記事に載っていました。
またキャロブを植樹する運動もあるようで、食用としてだけでなく、空気を綺麗にしたり、サボテンのような防火壁効果があったり、乾燥した土地でもよく育つなど、地域のニーズにこたえる役割を期待されているそうです。
土地に根差した食文化や植生が、各地で見直されたり、また継承されていくといいなと思います。勿論日本も含めて!
参照記事
https://pomegranatesandzaatar.blogspot.com/2009/10/dibis-kharoub-carob-molasses.html
https://www.parcic.org/report/palestine/palestine_olive/13074/
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最後までお読みいただきありがとうございました。
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