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運動会とイップス

天高く馬肥ゆる秋。スポーツの、そして食欲の秋ですね。
最近は急に冷え込む日や時間帯が増えてきました。体調管理が難しい時期でもありますね。

秋といえば運動会ですが、最近の学校では順位をつけないところも増えているようです。
昔の運動会といえば、騎馬戦やクラスリレーなど、かなり勝負色の強いイベントでした。特にリレーの選手というまさに選ばれし選手は、それだけでも尊敬されていた記憶があります。
そもそも国家を上げての大運動会、オリンピックも誤解を恐れずにいえばスポーツを使った代理戦争のようなものです。

当然ですが、勝敗をつけるということは勝者と敗者に分かれます。
その勝負ゆえの残酷なシステムに、どれだけの人が走ることやチーム戦にトラウマを抱えたでしょうか。僕も多分に漏れずその一人です。
「なぜ早く走ることにここまで価値があるのだろう」小学校からずっとこの疑問に釈然としないものを感じてきました。
もっと得意なものが組み込まれていれば、家族の前でこんなに惨めな思いはしなくて済むのに…と。

逆にいえば最近の運動会のシステムから、テストの点が悪くても、足の早い子としては折角の晴れ舞台に、みんな横並びで手を繋いでゴールなどさせられた日には、当然煮え切らない不満も出てくるでしょうし…難しいところではあります。

何事においても一度苦手意識が芽生えてしまうと、萎縮から実力が発揮できなくなります。持ちうる力が発揮できなくなった状態。この状況をイップスと呼びます。
今回は専門的なところは省略しますが、放置しておいてもなかなか克服することはできません。早期解決に越したことはありませんので、カウンセラーなど専門家にご相談ください。

僕は主にストレングストレーナーなので、特に運動について限定した言い方になってしまいますが、子どもの頃の経験からスポーツ自体に苦手意識やトラウマを抱えている人は少なくないと思います。
イップスを克服すれば、必ず今まで以上に楽しめる時が来ます。
自信が回復すれば様々なものに真正面から向き合えるようになります。

ご自身に合った運動方式、合ったトレーナーとの出会いは、人生を大きく変えてくれるものになります。

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