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#9 ”ココナッツなドイツ人”と,”桃な日本人”

こんばんは.しげまです.珍しく金曜日にオフィスを早く切り上げて飲み会をしました.金曜日は大体ミーティングで浮き彫りになった問題点を修正するのでいっぱいいっぱいという相変わらず日本人らしい働き方をしていた(ドイツ人は大体午前中仕事したらみんな引き上げてますよ...)僕にとっては嬉しい金曜日になりました.

写真はプラハでの一枚.プラハは本当にいい街だった.街並み綺麗で,外食が安い,そしておいしい.ドイツビールは無論,プラハのビールも安くておいしい.割と自分史上最高位にランクインする国となりました.

そして旅を共にしたのは高校時代の親友.僕の余りある闇を全て聞いてくれ吸収してくれたのが彼だったので,思い入れはとても大きいです.こういった形で二人で旅行できたのとてもいい思い出になりました.楽しかったです.

閑話休題.これは主観とかではなく,講義で聞いて科学的論証もあるくらいなので興味深い話ですよ(参考文献).

結局人間関係を構築するのに,外側が硬い皮で覆われているか,中心に近い部分が覆われているか,どちらかという話です.

1. 人間関係の構築について

例えばドイツ人は最初付き合い始めて,仲良くなるまでに多少時間がかかるところがある.それはこちらに来て感じたことでもあり,だから留学始めたての頃は疎外感でいっぱいだった.こちらから外皮を破るまでに結構時間がかかったのは事実だし,ようやくココナッツの甘い汁を吸えるようになったかな,と思うこの頃です.

に対し,日本人は桃.いろんな人と”ある程度”仲良くなることは比較的簡単にできることなのかもしれない.だけど,自分の本当に大切な部分だったり,一番わかってほしいと思うところをさらけ出すのに少し躊躇してしまう傾向の表れだと僕は思うし,実際この例えはとてもしっくりくる.親友を作るのに時間がかかるのは日本人の特徴かもしれない.

2. 上手くいっているはずの日常.だけど何か物足りないと感じた.

ここ数日は何かもやもやしていて,紐解いてみるとこの文化の違いが原因だった.

留学を始めて友達は沢山できたけど,僕が一番共有したいことを共有できる友達がまだいない.

要するに”桃の種の中身”を共有できる人がとても少ないのです.将来の夢,これからの人生計画,等々.核心に迫る話,”本当に話したい”と心から思える話を出来る場面に出くわしていないな,と思うこの頃でした(唯一話せる機会,それはやはり親友と呼べる友人との時間だったと振り返って思う).

3. 桃の種を開くときはいつなのか

じゃあ僕が”桃の種の中身”を開くことができていたのはいつかな,と振り返ると,”飲み会”が大きかったかな,と思うのです.

お酒を飲んでも受け入れてくれる仲間がいる.飲んだくれのどうしようもない話を真面目に聞いてくれる友達がいる.

この環境がいかに恵まれていたか,今になって気づくことができた.それが今日の結論ですかね.笑

4. 飲み会が大事だと僕は思う

ドイツに来てからは所謂”飲み会”というものを経験したことがありません.研究室の同僚は”仕事は仕事”というスタンスなので,仕事は終わったあと飲みにいく,という習慣もさらさらありません.今となっては随分慣れましたけど,でもやはり自分を次のステージに進めるために足りないことは,”飲み会”に全て含まれている.それは,

相手をより深く知ることであり,相手のパーソナリティに踏み込んでいくこと.そして自分をさらにさらけ出していくことである.

その点で僕はまだ留学をして成功体験の代名詞とも評される”自分の殻を破る”ことができていないな,とは思う(こんな代名詞聞いたこともない,そんな人がいたらごめんなさい,ただの僕の思い上がりです).桃の殻を破るまでは留学成功とはいえないな,と思うこの頃でした.

今回は終始”飲み会がしたい”という僕の欲求全開の投稿であって,僕の酒好きを露呈させてしまうようなそんな投稿でした.ここまで飲み会の意義に終始させてしまっていいのか,という疑問もありますが,僕は本当に飲み会が好き,ということだけご理解ください(この注意文章は最初にもっていくべきでした).

自分の日記にドイツ人の興味深い考え方を織り交ぜたつもりでしたが,いかがでしたでしょうか.この投稿を最後まで読んでくれた方には心からお礼をいいたいです.ありがとうございました.また,読んで思ったことをコメントくれるととても嬉しいです.お待ちしています.

今日もありがとうございました.よい週末をお過ごしください.

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