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体力と睡眠は関係するのか?

年齢を重ねると、寝る体力がなくなったと感じていませんか?

若い頃のようにぐっすり眠りたくても、眠りが浅いという方が多いと思います。

へとへとに疲れているのに、睡眠の質が悪いと、疲れが取れなくてだるさや不調が残ってしまいますよね。

今回は、睡眠と体力の関係について、くわしく解説します。
寝る体力がなくなってきたと感じている方は、ぜひ参考にしてください。



睡眠には体力が必要?その理由は?


睡眠に体力が必要な理由は、睡眠中にも身体が活動を続けていてエネルギーを消費しているためです。

睡眠中にも基礎代謝は働いていて、心臓や呼吸器官などを動かすためのエネルギーが必要です。

基礎代謝は1日のエネルギーの約60%を占めているため、運動せずにじっとしているだけでもエネルギーを消費します。

また、体力の低下や日中の活動量が下がることなどが原因で、加齢とともに睡眠時間が減っていきます。



睡眠の質を高めると体力が増えるのか?


睡眠の質が高いと、睡眠で1日の疲れが取れるので、翌日に活動的になれます。

睡眠で疲れが取れると、起きている間にしっかり活動して、睡眠でしっかり休めるという好循環になり、体力がつきやすい状態になります。

健康のために基礎代謝を上げるには筋肉を付けることが重要で、日中に筋トレなどの運動ができると、体力が増えるので眠りやすくなります。

睡眠時間としては、疲れを取るには6〜8時間は眠ることが必要な人が多いです。

6~8時間睡眠で、ノンレム睡眠とレム睡眠を4~5回繰り返すことで、心身共に休息できます。



寝ても体力が回復しない、その理由は?


睡眠の質が悪かったり睡眠時間が足りなかったりすると、寝ても十分に体力が回復しません。

睡眠の質を低下させる原因に、睡眠時無呼吸症候群があげられます。
睡眠時無呼吸症候群になると、10秒以上呼吸が止まることが、1時間に5回以上になります。

呼吸が止まると無意識のうちに目覚めてしまうので、睡眠の質が著しく低下します。

睡眠時無呼吸症候群は、いびきを伴うことが多いので、同居している家族などに指摘されて気づく場合が多いです。

1人きりの寝室だといびきにも気づきにくいので、睡眠アプリなどで録音してみるのがおすすめです。
睡眠アプリでは、いびきや寝言を録音して起きてから聴ける機能があるので、自分のいびきの状態を知ることができます。

また、寝つくのに30分以上かかったり、早朝に覚醒して2度寝できなかったりする方は、睡眠障害になっている可能性があります。

睡眠障害になると寝ても体力が十分に回復しないので、睡眠負債が溜まってしまいます。



加齢による睡眠と体力の関係は?


加齢とともに、睡眠ホルモンの「メラトニン」の分泌が減っていきます。

本来は夜にメラトニンが分泌されることで深く眠ることができますが、高齢でメラトニンが分泌されないと眠気が起こらないので眠る時間が遅くなって
いき、昼夜逆転になる方が増えます。

メラトニンは「セロトニン」を原料にしてつくられるので、セロトニンの分泌を促すことが重要です。
セロトニンは幸せホルモンとも呼ばれ、メンタルの安定に欠かせない物質です。

ちょっとしたことで落ち込んでしまったりだるさが抜けなかったりする方は、メンタルの不調を起こしている可能性があります。

不眠や落ち込みの悩みがある方は、心療内科などでカウンセリングを受けてみるのがおすすめです。



体力アップの快眠法


つぎに、しっかり眠って体力アップにつなげるための快眠法を3つご紹介します。
自分で睡眠をマネジメントすることで、睡眠の質を上げましょう。


太陽の光を浴びる

セロトニンを分泌させるためには、朝に太陽の光を浴びることが必要です。
テレワークや定年退職された方は、通勤の機会がなくなってなんとなく身体の調子が悪いという方もいると思います。

出かける予定がないときでも、カーテンを開けて窓辺で朝食を食べたり、ベランダに洗濯物を干したりすることで、陽の光を浴びることができます。


運動する

運動習慣があると、睡眠の悩みが少ないというデータがあります。
週に3回程度の運動をすると効果的で、ジョギングやウォーキングなどの有酸素運動の効果が高いです。

体力づくりのための運動は、続けることが最も大切なポイントなので、無理せず続けられる運動にすることがポイントです。

ケガや持病などで身体を動かしにくい方は、健康運動指導士がいるジムなどで運動方法のアドバイスをもらうのがおすすめです。


寝具を見直す

身体の疲れを取って翌日も元気に動くためには、寝具にこだわることも大切です。

特に身体の疲れを取るためには、マットレスや敷布団が合っていることが重要です。

腰痛や肩こりに悩んでいる方は、マットレスの買い替えを検討してみてください。

マットレスが柔らかすぎると腰が沈み込み、硬すぎると肩などに負担が掛かります。

自分に合うマットレスを見つけるためには、返品可能なマットレスを選ぶことがおすすめです。
1ヶ月程度の返品期間があれば、自宅で寝心地をじっくりと試すことができます。

マットレスの耐用年数は長くても10年なので、10年以上買い替えていないという方は、買い替えをおすすめします。



まとめ


今回は、体力と睡眠についてくわしく解説しました。
年齢を重ねると、体力の低下やメラトニンの減少により、睡眠時間が短くなったり睡眠の質が低下したりします。

運動して体力づくりすることや意識的に太陽の光を浴びたりすることで、睡眠の質を上げましょう。


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