愛される名前。
先日、パーソナル・プロデュースのクライアントさんとミーティングをしていたときのことでした。
屋号のネーミングのご依頼をいただいているものの、まずはその前段階として、プロジェクトの内容をしっかり詰めてコンセプトを固めるため、雑談を交えたラフなミーティングを何回かしましょうということになり、そのときは3回目のミーティングだったのです。
いろんなことを話してだいぶネタも揃いつつ、なんとなくコンセプトや方向性が見えてきたところで、何気なく僕が話していたことの流れから「これしかないだろう！」というような屋号が、瞬発的にビビッと降りてきました。
クライアントさんに「この屋号はどうですか？」と投げてみたところ、「いいですね！」ということで、もの凄く自然な形で屋号が決まりました。お互いに「これしかない」という感覚を共有できた瞬間でした。
で、屋号が決まったことによって、クライアントさんも僕もより方向性が明確になったし、その屋号を軸にしてプロジェクトをまとめ上げていくことができるようになったのです。
屋号ってやっぱり大切なものだなぁと改めて思いました。
ただのお飾りではなく、そのプロジェクトの象徴であり看板であり、軸であり舵取りであり、魂にもなり得るものだからです。
会社名、プロジェクト名、店舗名、あるいは商品名など、これまで僕はいろんな屋号のネーミングを手がけてきましたが、長く使ってくださっている方がたくさんいます。本当に嬉しいです。
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かつて弁護士さんのパーソナル・プロデュースを手がけたことがあって、事務所名を手がけたことがあります。鈴木麻子さんという弁護士さんからのご依頼でした。
「自由が丘テミス法律事務所」
元々は鈴木さんが運営する女性をメインにしたプロジェクトのネーミングでしたが、事務所を開設する際に、そのプロジェクト名を事務所名として使ってくださったのです。テミスとはギリシャ神話の法・掟の女神です。
THE CHOICE IS YOURS. というキャッチコピーも僕が手がけました。
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先日、裁判傍聴を引率してくれた裁判ライターの普通さんのプロジェクト名も、僕がネーミングしています。
「大人の人生交差点クラブ」
ネーミング当時の2022年、僕はまだ裁判傍聴をしたことがありませんでしたが、普通さんから傍聴にまつわる話をいろいろうかがいつつ、「こんな感じのネーミングがいい」というご要望に沿った上でネーミングしたのがこの名前です。
ネーミングを考えている際、いろんな人たちの人生が交差する光景が浮かびました。交差点というのは、渋谷のスクランブル交差点のようなイメージです。それぞれがそれぞれの目的地を目指して、往来していくような感じ。先日の人生初の裁判傍聴で、このネーミングが相応しかったことを肌で感じました。
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キャリア講師の石川恵美子さんの会社名。初めは個人事業の屋号だったのですが、現在は法人化されて会社名としてそのまま使っていただいています。
「New Agenda（ニュー・アジェンダ）」
「ゆくゆくは法人化したい」と、このプロジェクトの立ち上げ時に先々のヴィジョンをうかがっていたので、会社名として使うことを前提としてネーミングしました。その他、オリジナルで開発したコミュニケーションツール「MY AGENDA CARD」のネーミングや監修、YouTubeのチャンネル名となっている「超傾聴塾」というネーミングも手がけています。「超傾聴」とは単なる傾聴ではない、一歩先の傾聴のスキルというニュアンスです。
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京都のエステサロンのネーミングも手がけています。隠れ家っぽいサロンでウェブサイトがないので、インスタグラムとホットペッパーのリンクを貼っておきます。
「Salon pupa（サロン ピューパ）」
pupa（ピューパ）とはサナギという意味。生まれ変わるための場所というイメージでネーミングしました。気づけばこの秋で5周年を迎えるんです。僕のX（旧 Twitter）を見てサロンで施術を受けたという方もいるそうです。嬉しいです。
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僕が屋号のネーミングにおいて、何より大事にしているのはオリジナリティ。同業他社（他者）と被らないことが大前提です。程よく個性を際立たせることを心がけています。
せっかく大切に温めたいいプロジェクトだったとしても、みんなが考えつく屋号をネーミングしてしまうと埋没してしまい、検索したときにヒットしません。それではあまりにも勿体ないです。
見つけてもらってなんぼ。まずは見つけてもらわないと始まりません。
SNSなどで発信することも大切ですが、それ以前に覚えてもらえる名前や愛される名前をつけることが何より必要なことです。
パーソナル・プロデュースでは、屋号のネーミングのみでも承っています。お気軽にご相談ください。
よかったらサポートをよろしくお願いいたします。サポートは有意義に活用させていただきます。