mesoco

42歳、女性です。 24歳で結婚、31歳から夫実家にて義父母の自宅介護をしています。 …

mesoco

42歳、女性です。 24歳で結婚、31歳から夫実家にて義父母の自宅介護をしています。 義父は鬼籍に入りました。現在は義母(88歳)の介護です。 変化のない生活ですが、思うことをnoteを書くことにしました。 宜しくお願い致します。 ちなみに漢検1級に合格しました。

マガジン

  • つれづれ

  • 漢検1級

    合格したので、漢検1級についての記事を書いてみました。

  • 自宅介護日記

最近の記事

結婚指輪を無くしてしまった。

無い。 どこを探しても、私の結婚指輪が無い。 何度もジュエリーボックスを開ける。 確かに一昨日 外出した際には付けていたはずで、その時一緒に付けていたオニキスの指輪は、きちんとジュエリーボックスの定位置に収まっていた。その左隣のスペースは、からっぽのままになっている。 これはまずいと思い、机周辺の床を這いつくばったが、無い。かばんの中も 机の中も 探したけれど見つからないのだ。 まだまだ探す気ですか?と陽水さんに聞かれても、これ以上探す場所など思い当たらない。私は、この机

    • 私が漢検1級に合格するまで

      自己紹介します。 41歳女性、自宅で義母の介護をしております無職の主婦でございます。 趣味はゲーム、読書、マンガ、音楽鑑賞。主に洋ロック、カンタベリやプログレッシブロックが大好き。格闘技やバレエを見るのも好きですし、たまにマフィンを焼いたりイラスト描いたりプラモを組んだりもします。 旦那と義母と猫のマヨの、3人と1匹で、ド田舎で暮らしております。 私めそ子、令和4年第2回 漢字検定1級に、めでたく合格致しました。 今までの短くない人生で、本当に、こんなに努力したことは無かっ

      • 「自分を大切に、あなたの人生ですから」

        夜中になると思いや考えがグルグル巡って眠れなくなる事がある。今日がそれだ。だからここに捨てようと思う。 秋口から義母のケアマネージャーさんが変わった。今までのケアマネさんは皆 義母にも私にも大変よくしてくださって、今でも感謝している。 新しいケアマネさんは とてもよく喋る方で、いつもご訪問が長くなりがち。でも全然イヤじゃない。親身になって色々提案してくださるし、聞き上手でいらっしゃるから 話したがりの義母はおしゃべりが盛り上がって気持ちよさそうだ。私も嬉しい。 そのケア

        • 今日は義母の機嫌の悪い日

          今日の義母たまこさんのお食事は、栗の甘露煮を使った炊き込みご飯と肉豆腐、なすとピーマンの味噌炒め、トマト。たまこさんは歯がないので、ピーマンはよーく炒めた上に酒を振って少し蒸し、ホロッとさせる。そうすると食べられる。実質調理時間45分くらい、暑い中がんばった。 今朝のたまこさんは足の神経痛の塩梅がよろしくないようで、ご機嫌ななめであった。「足が痛い!あぁ、痛い痛い!」お部屋でキャンキャンと声を上げるので(たまこさんはとても声がデカい)、あさイチで部屋に行った私は「今日は具合

        結婚指輪を無くしてしまった。

        マガジン

        • つれづれ
          1本
        • 漢検1級
          1本
        • 自宅介護日記
          7本

        記事

          義父の認知症の3つのキーワード。火、車、水。

          義父の認知症を介護していた時は、私にとって人生の修羅場というのにふさわしい時期であった。まさに地の獄といえよう。私は自分のそれまでのヌルい人生で初めて、ストレスで全身に痒みを伴う発疹が出るという経験もした。ストレスの怖さ、心と体はつながっているんだなぁと他人事のように思ったものだ。 当時の義父は80歳。それまでも数年の同居をして身の回りの面倒をみてきてはいたが、「ヤバい」と感じ始めてからの4か月は、本当の地獄だった。今日は、その「ヤバい」をノートに記そうと思う。 ①火をつ

          義父の認知症の3つのキーワード。火、車、水。

          叫べ中年女 踊るロマンのチミドロで

          「もう、やりたくなぁぁぁーーいッ!!」食料品の買い出しに行った帰り、運転中の車の中で叫んだ。 中年女の叫び声である。恐ろしいだろう。2、3年に一度のスパンで訪れる、「叫びたくなるとき」が とうとうきたのだ。善でも悪でもない、およそ模範解答のない問題に日々直面していると、にんげん叫びたくもなる。 介護は忍耐であると思う。介護する方も、される方も忍耐だ。それをお互いが思いやることが出来れば、ストレスの溜まり具合グラフも緩やかな坂を描くであろう。幸い今の私の場合は、義母たまこさ

          叫べ中年女 踊るロマンのチミドロで

          おかねもちの家での介護 その隆興と凋落

          今日の献立は、義母たまこさんの大好物、さつまいもの天ぷら。 歯が少ししかないたまこさんでも美味しく食べられて、ボリュームもあるので、実際よく作るおかずだ。ニコニコしながら、「出(デ)がイイでね」と言ってホクホク食べてくれる。「出がイイ」というのは、お通じがよくなるという意味だそうだ。たまこさんにとってトイレに行くことは既にグレートジャーニーだから、おなかが健康なのは、大変よろしい。 そんな おいもが大好きなたまこさんは、元社長令嬢であり、元社長夫人でもある。 たまこさん

          おかねもちの家での介護 その隆興と凋落

          介護して気づいた、自分の卑屈さ

          義母たまこさんの介護をするのは、嫌ではない。 そりゃあ面倒だと思うこともあるけれど。 たまこさんは明るいし、何かひとつするだけでも感謝をしてくれる。ありがとう、すまないねとちゃんと言ってくれる。すごい人だ。だから私も、「いいんだよ、大丈夫」と心から言える。色々してやりたいと思う。 義母は今86歳、これまでも、これからの毎日の暮らしも、なるべくラクで快適で、すてきなものにしてあげたい。そう思って私も頑張ってきた。仕事を辞めてこの家で義父母の介護をしようと、自分で決め、覚悟

          介護して気づいた、自分の卑屈さ

          義父母の介護をしていたらアラサーからアラフォーになっていたでござる

          義母たまこさんと、嫁である私の関係は、そう悪くはないと思う。 むしろイイ方だ。介護ヘルパーさんや、ケアマネージャーさんのお話を聞く限り、私は「なかなか良く老母の面倒を見る嫁」と見て頂けているらしい。とても有難いことだと思う。 私はいま38歳で、義母は86歳。私の夫は46歳で、義母が40歳を過ぎた時に産んだ子供である。年の差を見るならば、義母はむしろ私のおばあちゃんの年齢だ。この大きな年齢差が、よく言われる嫁姑間の摩擦をなくしてくれているのかもしれない。 たまこさんは足が

          義父母の介護をしていたらアラサーからアラフォーになっていたでござる