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現代のランドスケープアーキテクトが習得すべきソフトウェアと表現スキル

私がデザインを学び始めたばかりの頃、良いアイデアは思いつくのに、それをうまく表現できずに悩みました。その頃はAdobeのソフトも使ったことがなく建築やランドスケープのコンペの優秀作品を見ては、そもそもどうやって作るのか分からない、どんなソフトウェアを使えば作れるのか分からず、何度も挫折感を味わいました。

現代のランドスケープアーキテクトは手描きのスキルだけでなく、3Dのソフトウェアを扱えることやデジタルな絵を描けるスキルを身につけることが求められています。クライアントに美しいプレゼンをすること、リアルで美しい完成予想図を見せることはとても大事なのです。今後は手描きのスキルだけでなくデジタル表現のスキルは身につけていく必要があります。


美しいレンダリングの絵を作ることは難しそうに見えますが、意外にも最近のポスターに載っているほとんどの絵はAdobeのIllustrator、PhotoshopとSketch UpあるいはRhinocerosという3Dモデリングのソフトウェア、簡単なスケッチ・模型で作ることができます。そしてこれらの表現スキルは3ヶ月程で習得することができます。一見ハードルが高そうに見えるのですが、実はそんなに難しくありません。

下の画像は私がメルボルン大学に入って3ヶ月後で作ったポスターです。入る前は全くAdobeも危うかった私ですが何とか頑張って作りました。

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最初に習得すべき表現スキル

まずは、AdobeのIllustrator、Photoshop、Indesign、そしてSketch Upの習得と、簡単なスケッチと模型製作ができるようになることを目指すと良いと思います。そして少し慣れたらAuto Cadに挑戦してみてください。
Adobe系のソフトは授業の課題やコンペ等に参加することを決意したら購入しましょう。少し値段が高いですが、必ず使います。
ちょうど今、Adobe系のソフトウェアが2ヶ月間無料で使えるので、集中的に練習してみると良いかもしれませんね。また、Adobe系はIllustratorだけを買ったり、Photoshopだけを買うことも可能ですが、どのソフトウェアも使うので、コンプリート版というAdobe系のソフトをまとめて購入するプランの方がおすすめです。

表現スキル習得のための勉強法

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