見出し画像

漫画はキャッチアンドリリース

#noteフェス 1日目、漫画家の羽賀さんと編集者の柿内さんとのセッション『僕たちに「企画」はいらない』で、前半に出てきたのがこのフレーズである。

このセッション、私はほぼリアルタイムで視聴できたのだが、めちゃめちゃおもしろかった。

前半の「漫画はキャッチアンドリリース」のほかにも「レベルを落とす、あげすぎない」「書き続けるために、型をつくった」等、名言というか、書き続けるためのヒントが山ほど詰まったような1時間だった。

個人的に一番衝撃だったのは、羽賀さんも柿内さんも、「伝えたいことはない」ということだった。

そうか、ないのか、と。
そして、なくても創作はできるのか、と。

それは、伝えたいことがない私にとっても、ある種の希望だと思った。

私は、現在noteの毎日更新をしているけれど(昨日あたりで45日目くらい)、ものすごく伝えたいことがあるかと聞かれたら、おそらくそんなにないんじゃないかと思う。ものすごく主張したいことがあるわけでもない。

けれど、noteは書きたいから書いている。

これ、なんなんだろう、とは思う。

「書きたいから書いている」というのは、今までの自分の行動原理からはおそらく少し外れているような気がしていて、自分でもまだよくわかっていない。書くのが楽しいから書いているという側面はあるだろうけれど、それだけでもないような。

わからないけれど、このままnoteを書き続けていればわかるかもしれないと思っているから、noteを書いている部分もある気がする。

自分のことでも、わからないことはまだまだある。

「レベルを落とす、あげすぎない」ということについては、noteフェスの最終日の加藤さんと深津さんのセッション『noteが目指す創作の街』でも、似たような話が出ていた。

加藤さんが深津さんに、「noteを書くコツは何ですか?」というようなことを聞いたときの答えが、「デビュー作で超大作を書こうしないこと」とおっしゃっていた。

この話にも、通じるところがあるなぁ、と思う。

私の場合、noteを書き始めた頃はいいものというか、何かの役に立ちそうなことを書かなきゃ、という自分でもよくわからないプレッシャーがすごくあった。なぜかはわからないけれど。

そこで、現在のnoteの毎日更新をはじめてしばらくたった頃くらいから、気をつけはじめたことがある。

それは、「自分への期待値とハードルをあげすぎない」ということ。

今までエッセイやコラムを書いたことがあるわけでもないのに、いきなりそんなうまい文章が書けたりしないし、書くネタがないときだってある。突然おもしろい文章が書けるわけもないから、そんなに読まれなくても落ち込む必要はない。内容は日記でもなんでもよいし、文章の長さも、長い日もあれば短い日があってもいい。

そのかわり、毎日1本は書くこと。そして、書いていて自分が楽しいこと、その日書きたいこと、あるいはその日書けることを書くこと。

そこまでハードルを下げまくったからか、今日も毎日更新を続けられている。あと4~5日くらいで、50日になる。自分でもびっくりである。

また、前半の「漫画はキャッチアンドリリース」と通じるかはわからないけれど、私が現在毎日書いているnoteはそれこそほぼキャッチアンドリリースに近い(そもそも私のnoteは作品かと聞かれたらなんともいえないが)。

その日書くことは、その日思いついたり、見聞きした中から書いていることが多い。日によっては、以前から考えていたことをまとめている日もある。メモ書きくらいのフレーズはいくつかあるけれど、記事としてのストックはほぼないといってもいい。

そんな状態で、よくもまあ45日も書き続けているものだと自分でも思う。内容のハードルをめちゃくちゃ下げまくっているとはいえ。

noteフェスは9/5(土)で終了したけれど、アーカイブ配信が見られるそうなので、見逃した方はぜひこちらから↓

私もいくつかのセッションを見逃しているので、これからアーカイブ配信で見ようと思う。リアルタイムで見られなかったのは残念だったけれど、配信視聴が楽しみ。あと、おもしろかったセッションは復習もかねてもう1回見ようと思う。パソコンで見られなかったせいで、メモ書きが全然とれていないんだよ。

さて、今日はこのへんで。明日もまた、noteを書き続けたい。

#日記 #エッセイ #コラム #noteフェス #毎日更新 #毎日投稿 #ゆるめの毎日 #毎日note   #noteのつづけ方  







この記事が参加している募集

いただいたサポートは、ちょっといいコーヒーとお菓子代に使い、執筆に還元します。(サポートいただけるのは恐れ多いですがとてもうれしいです、ありがとうございます…!!)