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「教育ママと同じになってしまうと思うんだよね」~先生で気付いた他人軸~

みなさん、こんにちは。中山 楓(なかやま かえで)です。

みなさんは、自分軸・他人軸という考え方をご存知ですか?

最近ではそれについての本も出ていたりしますので、聞いたことがある方も多いのではないかと思います。

今回は、先生時代に他人軸だったことに気付いたときのエピソードを書いていきたいと思います。

前回は、この他人軸を踏まえた先生の癖についても書いていますので、よかったらそちらも見てみてください。


自分軸・他人軸って?

そもそも、自分軸・他人軸とはどういったものなのか。

<自分軸>
「自分はどうしたい、こうありたいという自分の考えのもと行動すること」
自分軸を持つ人は、自分がこうしたいという考えのもと行動するため、周りの評価や顔色を気にしません。そのため、自分軸を持っていると自分らしく生きられるようになり、周囲からは自信のある魅力的な人にうつることが多いです。
<他人軸>
「他人の評価ばかりを気にして、自分の考えを持たずに行動すること」
他人軸の考え方を持つ人は、基本的に「他の人から嫌われないようにしよう…」という考えになります。友人知人の気持ちや上司からの評価を1番に考え、自分の気持ちを後回しにしてしまいます。そのため、何時まで経っても自分に自信が持てず、他人に合わせて行動してしまうのが特徴です。

自分軸では、自分が成長することに喜びを感じるので自分を磨き、自分で自分を評価・判断します。

反対に他人軸では、自分の心を抑え、誰かよりも輝くために自分を磨き、誰かや何か、正解や不正解を軸に評価・判断します。

正直な話、私は数年前まで他人軸の考え方だったと感じています。
やりがいを持って仕事に打ち込みまくっていたために、自分ではなかなか気付かずに毎日を奔走していました。

そんな中、どうして気が付けたのか。
それは先輩との会話がきっかけでした。


先輩と仕事の話をしていたとき。

私「子どもがこうなっていったらいいな~と思っていて、そこに私はこのように貢献できたらと思っているんですよ~!!」

先輩「そっか~!じゃあ、中山さんはどうなりたいの?」

私「……ん(´・ω・`)?
え…、今お伝えしたように子どもがこうなっていけるように貢献していきたいと思ってます…!」

先輩「うん、それは十分にわかった!(^^♪
子どもではなくて、中山さん自身はどうなりたいの~?」

私「………。(どういうことだ?(; ・`д・´))」 ※フリーズ中

先輩「……。うーん、なんか教育ママと同じになっちゃうと思うんだよね…

私「教育ママですか…?」

先輩「うん、何て言うんだろう…。教育ママってさ、良かれと思って子どもに習い事とか通わすわけじゃない?でもそれが、子ども自身が本当に望んでいるのかって言ったら、そうじゃないときもあるじゃない…?もちろん、子ども自身がやりたくって通っているならば良いと思うけどね。」

私「なんとなく…、わかる気がします…!」

先輩「あとは何より、他人軸だといつか自分がしんどくなってっちゃうと思うんだよね

と言っていただきました。


先輩とはお互いの予定の都合で、ここで解散となりましたが、私はもう完全にフリーズ状態になっていました。笑

(教育ママ…。なんとなく言っていただいたことはわかる…。)
(けど、急に出てきた他人軸ってなんだ…!?!?)
と頭の中で、ずっとぐるぐるしていました。

そしてその日の夜に、ずっと引っかかっていた他人軸というワードを調べてみました。
すると、びっくりする程他人軸の特徴全部が私に当てはまっており、当時の自分に起こる現象にもつながっていました。

私はこの頃、1年に1~2回に虚無感が来ることがありました。
身体は元気で調子も良い。けどなぜか心がNOとなり、何もやりたくない感じ。

当時は何が原因でこうなっているのかがわからず、
「最近仕事で無意識のうちに疲れが溜まっていたのかなぁ。」
(でも身体の調子は良いんだよなあ。笑)
と毎度思っていました。

でも思い返すと、こうなっていたときは自分の気持ちを我慢して必要以上に仕事を受け持っていたり、保護者や先輩の目を過度に気にしていたタイミングでもありました。

そこに気付いたときに、先輩が言っていた
「他人軸だといつか自分がしんどくなっちゃうと思うんだよね」
という言葉にはっとしました。

先生をしている中で、
保護者の方からクレームを受けないように、
先輩先生方から指導を受けないように
とかなり意識をしながら授業をし、その上で自分にできることをと子どものために全力投球し、知らず知らずのうちに自分をないがいしろにしてしまっていたときがあったんだなと気付きました。

そこからは自分がどうしたいのか、どうなりたいのかを考えるようになりました。

子どもたちにも授業を通してどう思っているのか、どうしたいのかを聞くようにもなりました。


いかがだったでしょうか。

日々、目まぐるしい日常を過ごしてる中で、ついついこのようになってしまう方もいるのではないかなと思い、今回書いてみました。

子どもはもちろんですが、大人も自分自身のことを大切に、イキイキとチャレンジできる人が増えたら嬉しいなと思っています。

今回はこの辺で。では!

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