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感じたことを感じたままに

すーちゃんとねこ

Facebookグループ子どものことばと教育ラボで、主催の永田さんが紹介されていた本で、めっちゃ気になったので読んでみた。

※以下ネタバレ有り

読後モヤモヤした。
いろんな絵本があるけれど、多くはハッピーエンドなモノが多い。
まぁこのお話もハッピーエンドといえばそうなんだけれど。

意地悪な気持ち。
意地悪してしまう気持ち。

だいたいこういう意地悪する子は「悪い子」として、何か罰的なことを受けたり、改心して良い子になりました〜チャンチャン!みたいな勧善懲悪的な話が多い中、このお話はそうではない。

どうして意地悪したのか、その理由も明確ではない。
だからモヤモヤするのかなと思った。

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私が印象に残ったのは、最後、飛んでいくたくさんの風船を見つめるすーちゃんの表情。
なんとも言えない、しあわせそうでもあり清々しいような、かといって満面の笑みでもない笑顔。

「どうでもいい。」
すーちゃんはそう思ったのかもしれない。
意地悪したことも、仕返されたことも、「どうでもいい。」

そんなことが何処かへ行ってしまうような、美しい風景がそこにあったんじゃないかと。
私はそんなふうに思った。

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因みに、紹介してくれた永田さんは、このモヤモヤというか、言葉にできない感情を敢えて言語化せずに心に置いておくのもいいのでは、と、伝えていた。

そして本好きの友人に紹介したところ、秒でポチって(笑)後日感想を聞かせてくれたのだが
「私は許せない」とのことだった。

どちらも素敵だし、うんうん、わかる、わかる。
そして私の感想も含めて、いろいろ出てくるところがいいなぁって思う。
素直に面白い。

泣ける話、笑える話、感動する話、悲しい話…
いろいろあるけど、心動かされるお話が好きだ。

いい、わるい、じゃなくて、例えそれがスッキリしない感情やネガティヴな感情だとしても。
何かしら心が動かされ、そしてこうやって話し合うことができるのって素敵。

感じることを感じるままに表現しあえる。
それが特別な場所や限られた場所でしかできないのではなく、当たり前になればいい。

そんな思いで私は自分科をやっている。

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