ながたせいこ

ライター┃インタビュアー┃作文講師 人・モノのストーリーを丁寧につづります│8歳差姉妹…

ながたせいこ

ライター┃インタビュアー┃作文講師 人・モノのストーリーを丁寧につづります│8歳差姉妹の母(次女は鎖肛)│1984年生│マーブルスクール2期生・3期メンター│中国広州元駐妻│海外不妊治療経験│砂肝軟骨つぶ貝などコリコリした食べ物が好き

マガジン

  • 私をつよくする言葉

    悩み、人生に迷った時、人からかけてもらった言葉や本や映画の中で出会った言葉たちが心を照らしてくれた経験がいくつもあります。何年たっても消えることなく、自分自身を強く支えてくれる、言葉たちを集めました。

  • お尻の穴をお腹に忘れて来た次女のお話

    21年夏我が家の次女のとっちゃんは、先天性肛門奇形(鎖肛)と呼ばれる状態で産まれてきました。そんな彼女との日常を綴っています。

  • マーブルスクール

    マーブルスクール二期生として、学んだこと、取り組んだ課題についてまとめていきます。「書く」に向き合った熱い三カ月の記録です。

  • 書いて深める作文の教室

    主宰する「書いて深める作文の教室」で気づいたできごとを集めています。子どもたちからもらったことば、感性の豊かさにいつも、驚かされます。

最近の記事

  • 固定された記事

ながたのお仕事実績ページ(2024年9月更新)

ご覧いただきありがとうございます。ライターの永田盛香(ながたせいこ)です。本記事では、私、ながたのこれまでのお仕事実績や自己紹介をまとめています。 ここまで積み上げてきたことが、どなかたの「欲しい」と重なれば――。私ができることで、誰かのお役に立つことができたら嬉しいなぁと思いながら、書いています。 ◆自己紹介読書が好きな父親の影響で、活字が身近にある環境で幼少期を過ごしました。書くことも好きで、小学生の頃の遊びと言えば、もっぱら友人たちと交わす「交換小説」。恋愛ものやフ

    • 【月報】2024年8月:あなたがやりたいことを、貫いたらいいんです

      間に合いますか!?もう9月はじまって一週間以上経ってますけど、間に合いますか8月の月報!!! 月報に入る前に、タイトルの回収を。これは先日、義母に言われた言葉。 確定ではないのでどうなるかわかりませんが、近々、ひさっしぶりの「オフライン取材」を承ることになるかも、という話が浮上しました。これが、けっこう遠方取材で。 取材に行くなら出張も視野に入れないといけない。その場合、子どもの預け先をどうするか、家族が囲む食卓の場で話題にのぼったんです。こういうときは、いつもたいがい

      • 40歳の誕生日にしたことは、つぎの10年の指針となる言葉を見つけること

        40歳になりました。どこからどうみてもアラフォー、立派な大人です。29歳のとき、私は自分が30代になることに衝撃を覚えていました。「30なんて、人がなるもんや」ぐらいに思ってた。 でも、時は流れ、今やその30代を終えようとしています。時間はゆったり流れているようで、そうでもない。 振り返っていま、こんなことを思うのです。「もしも私の30代にテーマがあったとしたら、はて何になるだろうか」と。 せっかくなので、40歳の第一歩に、これまでの10年、そしてこれからの10年に想い

        • 【月報】2024年7月:クライアントワーク以外の「書く」時間も大切にできたひとつき

          パツパツになり過ぎないよう、自分の創作にも向き合った7月でしたよ。 今月のメイントピックインタビューを受けましたっ。 Marbleスクール同期であり、同志でもあるまみーさんがご著書を出版!(新着24部門1位の快挙です) その貴重な一書に、なんとなんと、インタビュイーとして登場しております…。 親子で一緒に、たった10分から始められるシンプルで新しい「書く習慣」のためのアプローチ。 まみーさんご自身の実体験に基づくリアルでほっこりするエピソードも多々あり、さわやかな読

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        ながたのお仕事実績ページ(2024年9月更新)

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        • 私をつよくする言葉
          3本
        • お尻の穴をお腹に忘れて来た次女のお話
          16本
        • マーブルスクール
          20本
        • 書いて深める作文の教室
          23本

        記事

          ごめんね、いたかったね

          人形の頭をなでながら、当時、2歳になったばかりの娘がつぶやいた。 「ごめんね、いたかったね。」 ごっこ遊びの途中、自分の腕が当たったはずみで、人形が机から落ちてしまった。床にぱたりと落ちる人形を拾い上げて、彼女はこう言ったのだった。 一緒に遊んでいた私の手が止まる。 娘の顔を、まじまじと眺める。 もしかすると私は今、すごいものを耳にしたのではないかしら。 *** 娘は生まれたときに、お尻の穴がなかった。 「鎖肛」と呼ばれる先天性の病気で、別名を直腸肛門奇形という。

          ごめんね、いたかったね

          産まれたときにお尻の穴がなかった次女が3歳になった

          産まれたときに、お尻の穴がなかった次女が、今日で3歳になった。 お尻の穴がない「鎖肛」と呼ばれる先天性の病気とともに産まれた彼女。生後すぐに全身麻酔をともなう手術を経て、その後、一カ月間のNICU生活を送った。 今日にいたるまでに経験した手術は合計、4回。それらを無事に乗り越えて、今、自分のお尻の穴を使い、ウンチを出すことができている次女である。 2021年7月6日、まもなく七夕という夜。分娩台の上、たったいま2,100gの小さな女の子を産み終えた私に、小児科の先生は神

          産まれたときにお尻の穴がなかった次女が3歳になった

          【月報】2024年6月:過去イチの売上だったけど…

          ご存知ですか。通常、7月以降を下半期と呼ぶそうです。2024年も折り返しましたっ 今月のメイントピック趣味でカードリーディングをはじめる ライター業とまったく関係のない話題から…。知人のおすすめでなぜかのカードリーディングを学び中。深く書き出すとこれだけでひと記事になっちゃうから概要だけ。カードリーディングって…イメージわきますでしょうか。あれです、タロットカードとか、あぁいう。 めっちゃはしょって説明すると、カードリーディングってつまり、何かしらの問いをカードに投げか

          【月報】2024年6月:過去イチの売上だったけど…

          その気持ち、ほんまに「おもしろい」ですませていいの?

          子どもへの作文教室を始めてはや4年が過ぎようとしている。途中、産休をはさみながら、今に至るまで辞めることなく続いている小さな教室だ。 漢字の間違い、語法のチェックをするところではない。美文名文を書こうなんてのとも、まったく違う。 書くことで、自分自身の内面に目を向ける場所。 そんな場所を志して今までやってきた。 受験対策をしたり、なんちゃらコンクールを目指すわけでもなく、あくまで「自己理解」を「書くことを通して」実現したいなんてすごく抽象的なことをやりたいと思ってきた

          その気持ち、ほんまに「おもしろい」ですませていいの?

          【月報】2024年5月:日本はまだまだ、捨てたもんじゃねえぜ

          すみません、わたしの5月はどこにいったんでしょうか。 今月のメイントピック①ともみさんの本ゼミに参加 憧れであり心から尊敬するライター、編集者、子どもの表現教室の大先輩・高田ともみさんの本づくりゼミナールに参加中。来月〆切「note大賞」に向けて、参加者みなさんで創作に向き合ってます。 ライターとはまた少し違った視点と心持ちで、自分の内面を表現する…わけですが、note大賞を志すなら、やはりそれ(=自分視点)だけでは足りなくて。「賞」である以上、まして受賞を目指すなら、

          【月報】2024年5月:日本はまだまだ、捨てたもんじゃねえぜ

          私が「誰か」が定まると、書くものもブレなくなってくるよ

          これまでSNSで発信をするとき、私は子育て、仕事、趣味…などなど、さまざまなテーマについて書いてきました。 仕事のことばかり、あるいはプライベートなことばかり書いても読み手はつまらないかもしれない。そして何より私にネタがないこともあって、内容をとくに限定せず、書き続けてきたのです。 が、記事の内容がさまざまであればあるほど、なんだか「とっちらかったアカウント」になっている…と感じることも多々。 いわゆる自己ブランディングがうまくいっていないのではと感じ、自信を失いがちで

          私が「誰か」が定まると、書くものもブレなくなってくるよ

          よいエピソードからは、よいお出汁がなんどでも出るよってお話

          最近、昆布とカツオを使って、いちからお出汁をとっています。健康を考えて。パック出汁ではなくて。 はじめは面倒に感じていましたが、慣れるとそうでもなく。また、とれるお出汁のあまりのおいしさがセルフお出汁生活を続けさせてくれています。 お出汁生活中の皆さんにひとつ質問が。 出汁がら、皆さんどうしていますか?私はたまに佃煮にしますが、毎日出汁をとると量がもりもり増え、結果、毎日が佃煮祭りに…。 佃煮ばっかり食べるのもつらいので、出汁がらは活用せずそのまま捨てる…ってことをして

          よいエピソードからは、よいお出汁がなんどでも出るよってお話

          あれも、これも、書いたらいい

          「こんなん書いて、誰が読むねん」 これ、自分の気持ちや考えを、世に発信しようとしたことがある人ならいちどは自分にぶつけたツッコミなのではないでしょうか。 ちなみに私はほぼ毎回、思います。 自分が書いたもの、読んだもの、見たもの、それに付随してわきあがる自分の感情。 そういうものをSNSで発信しようとすると、どうしても自意識が働き、冒頭のツッコミをばしんと胸に入れ込むわけです。 自意識過剰な私はいつも、発信によってちょっとばかり「すごいながたさん」になろうとする。自分を

          あれも、これも、書いたらいい

          【月報】2024年4月:少しずつでいい。書くことで貢献できる世界を広げる

          うそだうそだと嘆くとて、今日はやはり5月1日。4月の月報を書きました。 今月のメイントピック①ついに卒乳。そして、次女のトイトレスタート 2歳9カ月次女、ついに卒乳です(おそっ)。きっとこれが最後、と名残惜しんでいつまでも与えていましたが、もうそろそろいいかと思って春休みに思い切って卒乳トライ。あっさりはずすことができました。 さようなら、私と次女のおっぱいデイズ。 よっしゃこれで吞みまくれるぞおぉおおお(と言いながらもうすでにアルコール解禁していましたが)。乾杯仲間

          【月報】2024年4月:少しずつでいい。書くことで貢献できる世界を広げる

          パーソナル編集者を受けてぐんと下がった、書くことへのハードル

          昨年の11月から、みずのさんのパーソナル編集者を受けていました。 そして先日、無事に卒業を迎えた私。パーソナル編集者の受講期間で行ったことを、感想と、みずのさんへの感謝も含めつつ「ながた的パーソナル編集者体験記」としてまとめたいと思います。 私はなぜパーソナル編集者を受けようと思ったのか みずのさんとのご縁は、マーブルスクールの2期で受講したnote講座がはじまりでした。パーソナル編集者のサービスを知ったのもその頃。 楽しそうに、そして理路整然と、noteというプラッ

          パーソナル編集者を受けてぐんと下がった、書くことへのハードル

          小5娘のクラス替えを心配しすぎる母親の気持ち

          負けて悔しいはないちもんめ。 あの子が欲しい。 あの子じゃわからん。 相談しよう。 そうしよう。 「はないちもんめ」の遊びには、全国共通のスタイルがあるのだろうか。数人が手を取り合い、2つのグループに分かれ向かい合う。歌を歌いながら寄って離れて。 「あの子が欲しい」と名前を読んでもらったら、呼ばれた人同士がじゃんけんし、負けた方のチームに名前を呼ばれた子が移動する…日本全国、どこで行われていたとしても、おおよそこんなルールによってだったろうと思う。 当時、小学5年生だっ

          小5娘のクラス替えを心配しすぎる母親の気持ち

          【月報】2024年3月:インタビューの奥深さを味わう

          ちょっとまってください!と時間の神様に「たんま」を依頼したところで着実に流れるときの非情さよ… もう4月だけれど、3月のまとめをようやくアップします。 今月のメイントピック次女、三度目の救急車。 三カ月にわたる夫の短期単身赴任が終わるまさに前日、娘が室内でころんで机の角にしたたか額を打ち付け流血さわぎ。夜中の救急車で高速ぶっとばし事件がありました。 四針ほどは縫いましたがおかげさまで大事に至らず一安心。生きて在ることの感謝をかみしめつつ、あと一日遅ければ、夫に車で病院ま

          【月報】2024年3月:インタビューの奥深さを味わう