40歳の誕生日にしたことは、つぎの10年の指針となる言葉を見つけること
40歳になりました。どこからどうみてもアラフォー、立派な大人です。29歳のとき、私は自分が30代になることに衝撃を覚えていました。「30なんて、人がなるもんや」ぐらいに思ってた。
でも、時は流れ、今やその30代を終えようとしています。時間はゆったり流れているようで、そうでもない。
振り返っていま、こんなことを思うのです。「もしも私の30代にテーマがあったとしたら、はて何になるだろうか」と。
せっかくなので、40歳の第一歩に、これまでの10年、そしてこれからの10年に想い馳せてみようではないかと思っています。
10年前に書いた日記に、私の30代のテーマがありありと見えた
30代を振り返るにあたって、当時の日記をひもときました。とくに、30歳になった日、私は何をしてたんだっけ。
2014年8月21日の日記いわく
・幼なじみが家に来て、お昼を作ってくれた
・家族や友人たちからのお祝いメッセージが嬉しい
とのことで。ゆったりとした時間を過ごしていたもよう。最後にはこうもありましたね。仕事と育児、勉強を今年はがんばるぞと。
そうそう、この年の秋、私は育休を終えて職場復帰を目前にしていたのでした。京都と滋賀、往復4時間通勤。夫は名古屋で別居婚。復帰はするものの、このあまりに不安定な状況に、おそらくこの職場での仕事は、さほど長くは続けられないんだろうとぼんやり思いながら。
人生初の育児・仕事との両立に、心細さでいっぱいだったたことがよみがえります。
30歳を迎えた日の前後の日記をぱらぱらめくってみると、仕事に忙殺されながらも、長女の成長発達についての話題が大半を占めていました。そう、私の30代はやはり「子育て」「家族との時間」に重きをおいた日々だったのだよなぁと感じます。
40代のテーマは何にしようかと迷っている
「えぇなぁせいこは。40代は人生でも充実する年代やでぇ」というのは私の母。そうか、そんなに楽しいもんなんか、40代とやらは。
40代、どう過ごそう。何に時間を使おうか。
長女はこの10年の間に成人するし、次女も来年からは幼稚園。彼女たちにかけていた手も、そろそろと離していくのだろうし、少なくとも今までのような、子どもがずっとそばにいて…という時間は減っていく。
おぉ、そう思うと、なんだかちょっとどきどきしてくるんですよ。30代は、気づけば過ぎていた、と思うほどあっという間で、それはそれでたいへん充実していたけれど、もしかすると40代は、もうちょっとだけ、時間の流れがゆるまるのかも。いや、そんなことないのかな、どうでしょう先輩方ww
「言葉」が私を、望むところに連れて行ってくれるから、私はやはり、言葉を残しておこうと思う
あぁだこうだと考えながら、日記をさらに読み進めてみます。
すると、2014年が終わる頃に、一年を総括してこんなことがありました。
らしいですよ。そんなこと考えてたみたいです、30歳のわたし。そしてこの日以降、この「私の力を誰かのために」ってフレーズをけっこう、いろいろなところで私、使ってるんですよね。
私の30代は「子育て」「家族との時間」に重きをおいた日々だったのと同時に、自分の在り方を定めんとする模索の日々でもあったなぁと思います。
自分のもてる力を、他のだれかのために。
これね、おおむね、かないつつあるな、と思うんです。当時はもちろん、今やっている「フリーランスのライター」像はイメージできてなかった。「子育て」に奮闘し、あれやこれやと忙しく過ぎる毎日のなか、10年かけて少しずつ、「これかな」「あれかな」と模索のなかで見つけたいまの「書くお仕事」です。
こういう生き方をしたい、のイメージを何となくでも持っておくと、そしてそれを言葉に残しておくことで、少しずつでもそのイメージが輪郭をおびるのかもしれません。
だから、私は今日もまた、次の10年に向けてぼんやりとでも、目指したいイメージを言葉にしておこうと思います。
自分でよかったなぁと思える人生を、自分と、人とともに
出てきた言葉がこれでした。「自分でよかったなぁ」と思えるって、さいこうの自己受容のかたちやと思ってまして。
自分もそうありたいし、私の子どもにも、家族にも、関わる仲間にも、思っていてほしい。そのために私にできることはしたいし、なんかそんな風にして、人とともに生きていけたらいいなぁと思っています。
たいへんに抽象的ですが、これをどう体現するかってのは、たぶん少しずつ見えてくるはず。この10年で、わたしの納得する「はたらきかた」が、少しずつ見えてきたように。
イメージは言葉にする。
その言葉がつぎのイメージを運んできて
知らずしらず、自分を未来に連れていく
これは、わたしの30代が証明していますから。
さぁ40代。
未来につながる、そういう強さのある言葉を使える人でいたいです。がんばってくださいね、40代のながたさん。
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