SUPER BEAVER
私の人生には今まで、"推し"という要素がなかった。
人に対してもモノに対しても、"好き"という感情はあったし、一定の期間は好きでいる。だが、"好き"の温度が低めなのだ。そしてすぐ飽きる。だからファンクラブに入ろうとまでは思わないし、グッズを買ったり、それについて凄く詳しくなったり、関連のものを全て追ったり、そういうことはしたことがなかった。偶然目にしたら見る、ときめく、キャーって言う。でも割とその一瞬だけ。ずっと意識しているわけでもないし、多数の好きの中に埋もれてゆく。
周り