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MBA生による多様な女性のキャリアの発信

 はじめまして。 MBA Women's networkのリーダーのkaeです。
23年春にMBAを取得し、現在は所属企業での通常業務の傍ら、MBAの仲間と共に、「女性のキャリアにおける将来の様々な可能性を照らそう!」という想いで『Lighthouse project by MBA Women's Network』という活動をしています。

例えば、今後のキャリアの選択肢の1つとしてMBA受験に悩んでいる方などに、是非わたし達の取り組みを知って頂きたくnote投稿することとしました。
初回は、私達が取り組む活動の概要と背景をご説明します。


1.概要 Lighthouse project by MBA Women's Networkとは?       
2.背景 そもそもなぜこの様な活動をしてるのか?
 


1.概要

冒頭お伝えした通り、わたし達の活動は「女性のキャリアにおける将来の様々な可能性を照らそう!」というものです。

例えば、わたし達MBA Women's Networkのメンバーのキャリアの原体験の発信の一つとして、noteで「MBA受験のきっかけシリーズ」を発信しています。

また、「子育中で、MBAは今ではないかも?」と悩んでいる方に、妊娠・出産・子育てとMBAの両立に奮闘するママさん学生との1on1や座談会を企画・提供しています。

この様な活動を、現在、約30名の仲間の協力の元で運営してます。協力者は、全員MBA卒業生・在学生で、所属先は大企業からベンチャー、起業を目指している人もいます。プライベートも独身から子育て世代まで、「自らも挑戦し続けている」様々なバックグラウンドの女性達に協力してもらっています。



2.背景


次に、この活動のきっかけについて、ご説明いたします。
今私が仲間と共にこの活動に取り組む理由は、挑戦に向けて一歩踏み出すまでに一人で悶々と悩む時間が長く、もっと早く動いておけばよかったという後悔があるからです。
「タイムマシーンがあるなら、過去の自分に合って、一歩踏み出す言葉をかけたい!」と強く思ったのが、この活動のきっかけです。

以下、私事ですが、これまでの紆余曲折をご説明させて頂きます。

①悩んでいた日々への後悔


私は35歳の春に企業派遣という形で早稲田に入学しましたが、20代後半から、いつかはMBAで本格的に経営の勉強をしてみたいという思いを抱いていました。

では、20代後半から30代前半にかけて、何をそんなに悩んでいたのか?

20代後半は、自分に自信を持てずにいました。
企業派遣でMBA取得をしている方は社内でも優秀な男性がほとんどで、「本当にわたしにできるのだろうか?」「社内の女性に相談したいけど、それで社内選考に落ちたらカッコ悪いな・・・」等と考え動けずにいました。

30代に入ってからは、いざ動こうとした際に、異動や結婚のタイミングと重なり、「周囲に迷惑をかけるのではないか?」と悩んでました。

「今受験したら職場に迷惑がかかるのではないか?」「MBA生活中に仮に妊娠したら両立できるだろうか?家事を含め、主人に迷惑をかけるのではないか?」等と悶々と悩んでいました。

振り返ってみると、今だからこそ出会えた仲間や先生方との出会いに後悔はないものの、入学当初はもっと早く一歩飛び出しておけばよかったという後悔が少なからずありました。

②思い込みやバイアスの呪縛への気づき


「育った環境や社会からの刷り込みによるバイアス」というものを、読者のみなさまもそれぞれの置かれた環境の中でご経験済みかと思います。私自信も、思い込みやバイアスの呪縛というもの認識しつつ、改めてそれを強く認識する出来事がありました。

34歳の時、企業派遣という形で、女性活躍推進に取り組むNPO法人で1年間活動した時のことです。海外の最先端のD&I(ダイバーシティー&インクルージョン)事例に触れる中、マセソン美紀さんという長野パラリンピック金メダリストの方の講演を聞きました。

彼女は体育教師を目指していたそうですが、大学時代に交通事故で下半身が動かなくなり、両親の勧めで、障害者へも寛容なカナダに移住したそうです。日本に比べて精神的に住みやすいカナダでの生活だったそうですが、「足が動かない自分は体育教師にはなれない」と夢を諦めていました。
そんなある日、カナダ人の友人にそのことを伝えたところ、「なぜ下半身が動かないと体育教師の夢を諦めなくてはならないの?」とキョトンとされたそうです。なぜなら、カナダでは「車いすだから、先生になれない」という考え方はなく、誰もが自分自身の可能性を求めて自由に生きられる文化が根付いているからだとのことです。
そして、努力と挑戦を重ね、金3銀1のメダリストにまでなられました。

そのようなご経験を伝えて頂くと同時に、研修参加者の私達に対して、「Impossibleなんてない。アポストロフィーをつけるだけでI'm possibleになる。やりたいことを諦めないで挑戦し続けて欲しい。」というメッセージを伝えてくださいました。

講演の後、研修を通じて知り合った友人(大手メーカー勤務の2児のママ)が泣いている姿を見て、わたしは「日本にはまだまだ、根深いアンコンシャスバイアスがあり、日々仕事と家事に追われる女性が多くいる」のではないかと痛感しました。
また同時に、私自身もMBA受験はもちろん、それ以外にも「私には無理かもしれない」というバイアスを自分自身にかけていたことを強く認識しました。

③タイムマシーンがあるなら過去の自分に声をかけたい


その後、私は自分がやってみたいと思ったことには「無理かもしれない」と思う前に「とにかくやってみよう」と思い直し、MBA挑戦を決意し、社内選考にも無事合格、MBAの勉強に打ち込む機会を得ることができました。

WBS入学後は、「子育てをしながら仕事とMBAの勉強を両立している方」や「会社には伝えず、夜間に仕事と両立しながらMBAの勉強に邁進している方」など、当時の私の悩みを乗り越え、意欲的に勉強されている多くの仲間と出会いました。
そのような仲間から日々受ける刺激や、卒業後も続くネットワークは私にとってかけがえのないものとなりました。

このような経験を通じ、「もし今の自分が過去の自分(思い込みやバイアスの中でMBA受験に悩んでいる自分)に声を掛けられるなら、今すぐにでも1歩踏み出せる手助けをしたい」、「タイムマシーンがあるなら過去の自分に合って一歩踏み出す言葉をかけたい」と強く思ったのが、この活動のきっかけです。


在学中に、その想いを仲間に伝えたところ、共感してくれる仲間が1人・2人と増え、勉強と並行しながら、活動を推進してきました。
一人ひとりが抱える悩みは異なります。自分の周りにはロールモデルがいないケースも多いかと思います。
しかし、同じような環境の中、考え方を変えることで一歩踏み出した経験をもつ人と悩んでいる人を繫げることは可能なのではないか。そもそも、まだまだ挑戦の途中で悩みながらも前に進み続けるMBAの仲間のキャリアのストーリーを世の中に発信することで、「女性自身が自分自身にかけているバイアスの呪縛から解放」することのお手伝いはできるのではないかと考えてます。

私自身も、まだまだ挑戦に向けた道半ばの人間ですが、仲間と共に、まずは私達のできることから始めていきたいと考えてます。

1on1相談や我々の取り組みにご興味のある方は、お気軽にご連絡ください!

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