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KADOLABO 商品紹介

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KADOLABO 商品紹介のNoteをまとめています。 商品企画文書とテイスティングレビューのPodcastを見聞きすることができます。
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#酵母

KADOLABO 018 Slowly Goes the Night

KADOLABO 018 Slowly Goes the Night

諸言KADOLABO 019 Slowly goes the Nightは瓶内二次発酵によりコンディショニングを行ったBelgian Strong Golden Aleだ。
ISEKADO保有の野生酵母BOKEを用い、そのユニークな発酵プロファイルからBelgianスタイルの複雑なかつスムーズな高貴さをも感じさせる味わいを表現しようと試みた。
これまでBOKE酵母で製造したビールのアルコール度数は

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KADOLABO 016 Wild Festa

KADOLABO 016 Wild Festa


イベント用特別醸造本題の前に、、、
KADOLABO 016 Wild FestaとKADOLABO 017 Brain Damned はISEKADO 27周年のイベントに出店するために醸造した特別なビールです。
そのコンセプト説明を最初にさせてください。

KADOLABOは2023年7月のローンチ以来、ISEKADOではできないものづくりに取り組むブランドとして大瓶・小規模生産という方法で

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KADOLABO 010 Marginal Ⅲ

KADOLABO 010 Marginal Ⅲ

諸言「Marginal Ⅲ」では、オレンジワインにインスパイアされたセゾンを醸造した。Marginalシリーズはビールとワインの境界を探求する取り組みとして位置づけている。
オレンジワインは通常の赤や白ワインとは異なるスタイルのワインである。白ブドウを使用して作られながら、発酵プロセスでブドウの果皮や種子と接触させ、それによってワインがオレンジ色または琥珀色になるのが特徴だ。この特異性により、オレ

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KADOLABO 006 Funk IPA

KADOLABO 006 Funk IPA

諸言Brettanomyces属は、酵母の一種であり、ブドウ、ビール、ワイン、および他の発酵食品に存在することがある。多くの酒類においては忌避される微生物である一方で、一部のビールスタイルではBrettanomyces酵母を意図的に使用して独特の風味を加えることがある。
一般的な酵母であるSaccharomyces属とは異なり、Brettanomyces酵母は糖を分解してアルコールを生成するだけで

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KADOLABO 003 Dive in the Wild

KADOLABO 003 Dive in the Wild

諸言ビール醸造過程において、酵母は麦汁に含まれるグルコースやマルトースを資化してエタノールと二酸化炭素を生成します。また、同時に副産物として生産されるアミノ酸、脂肪酸、エステル類、硫黄化合物、有機酸、高級アルコールなどはビールの香りや味わいを大きく左右します。酵母の菌種や菌株によって糖の資化性や副産物の生成バランスが異なることから、酵母の選択は醸造酒の特徴を決める重大な要因であると言えます。近年で

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KADOLABO 002 Marginal Ⅱ

KADOLABO 002 Marginal Ⅱ

諸言
現在のクラフトビールシーンでは、Polyfunctional Thiol という香り化合物が注目されています。Polyfunctional Thiol は非常に香り閾値の低い成分であり、微量でも香りを感じること ができます。特に 3MH、3MHA、4MMP といったフルーティなタイプの Polyfunctional Thiol は、ビールのフルーティさを強化するために使用されます。Hazy

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KADOLABO 001 Marginal

KADOLABO 001 Marginal

諸言現在のクラフトビールシーンでは、Polyfunctional Thiol という香り化合物が注目されています。Polyfunctional Thiol は非常に香り閾値の低い成分であり、微量でも香りを感じることができます。特に 3MH、3MHA、4MMP といったフルーティなタイプの Polyfunctional Thiol は、ビールのフルーティさを 強化するために使用されます。Hazy I

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