KADOLABO

ISEKADOの実験的・研究的なプロジェクト ISEKADOブランドでは難しいコンセプ…

KADOLABO

ISEKADOの実験的・研究的なプロジェクト ISEKADOブランドでは難しいコンセプトのビールを提供します ISEKADOをさらに面白く KADOLABOの新たな挑戦をお楽しみください

マガジン

  • KADOLABO コラム

    KADOLABO Noteでは、商品紹介に加えて、月1回 醸造にまつわるコラムを投稿します。このコラムでは普段の商品企画書には書ききれない、より一層マニアックな情報を書いていく予定です。ISEKADOが好き、KADOLABOが好き、あるいは醸造に深い興味がある、という方にとても読みごたえのある内容となる予定です。これまで語ってこなかった僕らのコアとなるような技術・醸造エピソードもオープンにお話していこうと考えています。ビールのこと、醸造のことを深く知ることで、もっともっと楽しみの奥行きが広がっていくはずです。

  • KADOLABO 商品紹介

    KADOLABO 商品紹介のNoteをまとめています。 商品企画文書とテイスティングレビューのPodcastを見聞きすることができます。

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ISEKADO 新プロジェクトKADOLABOとは

ISEKADOに新しい商品ライン、KADOLABO(イセカドラボラトリー)が立ち上がります!これまでになかった超小規模で実験的かつ挑戦的なビールを提供します。 KADOLABOとは新ラインを作る一番の理由は、研究開発型企業としてのR&Dのビールをみなさんにも楽しんでもらうためです。 このラインでは、今までの伊勢角ブランドでは難しいアイデアを取り入れます。例えば、研究開発プロジェクトや共同研究で開発・発見した素材や複雑なプロセス、未使用の原材料、ISEKADOブランドのバラ

    • KADOLABO コラム 第三回「020 WA」

      KADOLABO Note コラムについてKADOLABO Noteでは、商品紹介に加えて、月1回 醸造にまつわるコラムを投稿します。
このコラムでは普段の商品企画書には書ききれない、より一層マニアックな情報を書いていく予定です。 ISEKADOが好き、KADOLABOが好き、あるいは醸造に深い興味がある、という方にとても読みごたえのある内容となる予定です。
これまで語ってこなかった僕らのコアとなるような技術・醸造エピソードもオープンにお話していこうと考えています。
ビールの

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      • KADOLABO 019 Farmhouse Kumquat Mead

        諸言KADOLABOでは、ビール以外の酒類とのクロスオーバーをテーマの1つにしてきた。酒類ごとに異なる醸造哲学があり、クロスオーバーを通じてビール醸造とは異なる視点を学ぶことができる。より深く発酵現象を理解するために、多様な醸造形態を体験することが使命と考えている。 Marginalシリーズ(001、002、010、015)は、ブドウを使ったワインとのハイブリッドビールであり、013 Apple Harvest Tripはリンゴを使ったシードルであった。そして今回の019 F

        • KADOLABO 018 Slowly Goes the Night

          諸言KADOLABO 019 Slowly goes the Nightは瓶内二次発酵によりコンディショニングを行ったBelgian Strong Golden Aleだ。 ISEKADO保有の野生酵母BOKEを用い、そのユニークな発酵プロファイルからBelgianスタイルの複雑なかつスムーズな高貴さをも感じさせる味わいを表現しようと試みた。 これまでBOKE酵母で製造したビールのアルコール度数は最高でABV 6.5%だった。しかし、伝統的なスタイルに則り、9%の高アルコール

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        • KADOLABO コラム
          3本
        • KADOLABO 商品紹介
          16本

        記事

          KADOLABO コラム 第二回 「バレルサワー」

          KADOLABO Note コラムについてKADOLABO Noteでは、商品紹介に加えて、月1回 醸造にまつわるコラムを投稿します。
このコラムでは普段の商品企画書には書ききれない、より一層マニアックな情報を書いていく予定です。 ISEKADOが好き、KADOLABOが好き、あるいは醸造に深い興味がある、という方にとても読みごたえのある内容となる予定です。
これまで語ってこなかった僕らのコアとなるような技術・醸造エピソードもオープンにお話していこうと考えています。
ビールの

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          KADOLABO コラム 第二回 「バレルサワー」

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          KADOLABO 017 Brain Damned

          イベント用特別醸造本題の前に、、、 KADOLABO 016 Wild FestaとKADOLABO 017 Brain Damned はISEKADO 27周年のイベントに出店するために醸造した特別なビールです。 そのコンセプト説明を最初にさせてください。 KADOLABOは2023年7月のローンチ以来、ISEKADOではできないものづくりに取り組むブランドとして大瓶・小規模生産という方法でビールをリリースしてきました。 当初は、面白いビール・こだわったビールを楽しむ経

          KADOLABO 017 Brain Damned

          KADOLABO 016 Wild Festa

          イベント用特別醸造本題の前に、、、 KADOLABO 016 Wild FestaとKADOLABO 017 Brain Damned はISEKADO 27周年のイベントに出店するために醸造した特別なビールです。 そのコンセプト説明を最初にさせてください。 KADOLABOは2023年7月のローンチ以来、ISEKADOではできないものづくりに取り組むブランドとして大瓶・小規模生産という方法でビールをリリースしてきました。 当初は、面白いビール・こだわったビールを楽しむ経

          KADOLABO 016 Wild Festa

          KADOLABO コラム 第一回 「野生酵母について」

          KADOLABO Note コラムについてKADOLABO Noteでは、商品紹介に加えて、月1回 醸造にまつわるコラムを投稿します。 このコラムでは普段の商品企画書には書ききれない、より一層マニアックな情報を書いていく予定です。ISEKADOが好き、KADOLABOが好き、あるいは醸造に深い興味がある、という方にとても読みごたえのある内容となる予定です。 これまで語ってこなかった僕らのコアとなるような技術・醸造エピソードもオープンにお話していこうと考えています。 ビールの

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          KADOLABO コラム 第一回 「野生酵母について」

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          KADOLABO 015 Marginal Ⅳ

          緒言Marginalシリーズはビールとワインの境界を探求する取り組みとして位置づけている。4作目となる今回は、ロゼワインにインスパイアされたセゾンを醸造した。 ロゼワインは、赤ワインと白ワインの中間に位置する、ピンク色を持つワインの一種。その製造方法にはいくつかのアプローチがある。一般的な方法は、「セニエ」または「ドレナージュ」として知られるものだ。これはブドウの果皮と果汁を赤ワインの醸造法に比べて短い期間、一緒に浸漬させ、果皮から色素を抽出する手法である。浸漬期間が短いこ

          KADOLABO 015 Marginal Ⅳ

          KADOLABO 014 Take a Hop on the Wild Side

          諸言ホップ(Humulus lupulus)は、ビールの製造において香りや苦味を付与するために利用される植物の花である。ホップの雌花には、ビールの風味や香りに影響を与える成分であるホップオイルやビタミン類、アルファ酸が含まれており、これらが醸造過程で重要な役割を果たす。また、抗菌作用もあり、ビールの保存に寄与する。 ホップは北半球においては、8月から10月にかけて成熟し、収穫が行われる。近年、収穫されたてのフレッシュなホップを使用したビールの醸造が盛んに行われている。”Fr

          KADOLABO 014 Take a Hop on the Wild Side

          KADOLABO 013 Apple Harvest Trip

          諸言シードル/サイダーは、リンゴ(Malus domestica)などの果物の果汁を発酵して製造される含炭酸アルコール飲料である。リンゴ由来の風味・味わいを活かした伝統的なタイプから他のフルーツやハーブなどを使用したモダンなタイプまでその味わいは多岐に渡る。 2021年にISEKADOでもシードルを製造した。「雪りんごシードル」という商品で、急な寒波で樹上凍結し、青果として出荷できなくなったリンゴを原材料に使用して製造したシードルだ。果汁をAmerican Aleで完全発酵さ

          KADOLABO 013 Apple Harvest Trip

          KADOLABO 012 Barrel Aged Chocolate Brownie Stout 2021

          諸言熟成と腐敗は、物質や食品などが時間の経過とともに変化するプロセスである。熟成は通常、意図的に管理されるプロセスである。特定の食品や物質を特定の条件下で長時間置くことで望ましい変化を引き起こす。一方で、腐敗は通常、食品や物質が微生物、酸化、または不適切な環境条件などによって劣化する自然なプロセスだ。品質が低下し、食べることや使用することが危険になることがある。腐敗は適切な保存方法がされていない場合や微生物が増殖する条件が整った場合に起こりやすくなる。 熟成と腐敗の違いは、主

          KADOLABO 012 Barrel Aged Chocolate Brownie Stout 2021

          KADOLABO 011 Re:Birth

          諸言ホップ(Humulus lupulus)には、多くの種類のフレーバー化合物が含まれている。ホップのフレーバー化合物は、主にルプリン腺に含まれるホップオイルに由来する。様々なテルペノイド、 エステル類、アルデヒド類、ケトン類、硫黄化合物などがホップの主な香味成分としてよく知られている。モノテルペンアルコール、揮発性チオール および分岐鎖構造を持つホップ由来エステルがホップ風味に寄与していることが明らかである。また、イソ酪酸やイソ吉草酸は、ホップの熟成によってできる化合物であ

          KADOLABO 011 Re:Birth

          KADOLABO 010 Marginal Ⅲ

          諸言「Marginal Ⅲ」では、オレンジワインにインスパイアされたセゾンを醸造した。Marginalシリーズはビールとワインの境界を探求する取り組みとして位置づけている。 オレンジワインは通常の赤や白ワインとは異なるスタイルのワインである。白ブドウを使用して作られながら、発酵プロセスでブドウの果皮や種子と接触させ、それによってワインがオレンジ色または琥珀色になるのが特徴だ。この特異性により、オレンジワインは一般的な白ワインよりも風味が濃厚で複雑であり、果物やハーブのニュアン

          KADOLABO 010 Marginal Ⅲ

          KADOLABO 009 Fresh Hop IPA 2023 Amarillo

          諸言ホップ(Humulus lupulus)は、ビールの製造において香りや苦味を付与するために利用される植物の花である。ホップの雌花には、ビールの風味や香りに影響を与える成分であるホップオイルやビタミン類、アルファ酸が含まれており、これらが醸造過程で重要な役割を果たす。また、抗菌作用もあり、ビールの保存に寄与する。 ホップは北半球においては、8月から10月にかけて成熟し、収穫が行われる。近年、収穫されたてのフレッシュなホップを使用したビールの醸造が、アメリカを中心に盛んに行わ

          KADOLABO 009 Fresh Hop IPA 2023 Amarillo

          KADOLABO 008 Spice up beer life

          諸言ビールにおけるスパイスの歴史は、約8,000年前のビール造りから、ヨーロッパ中世にホップが導入されるまでは、ハーブとともにスパイスが、ビールの風味付けの主流であった。現代でも、多くのクラフトビールメーカーが、クリスマスなどのスペシャルティビールに、スパイスを使用している。 ビールの苦味付けや麦芽の香りのバランスをとるために主に使われたスパイスは、ローリエ、ジュニパー、そしてアニス、キャラウェイ、コリアンダー、ディル、フェンネルといったウマノスズクサ科(セリ科)の種子である

          KADOLABO 008 Spice up beer life