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夜の片隅で|詩


「夜の片隅で」

高層ビルの隙間から吹く風が
誰よりも寂しそうにみえたから
僕は切り刻まれた空を掴んで
月の唄をくちずさんでみたんだ

この痛みは成長痛なんだって
いつかの君は振り向きもしないで

急ぎすぎてしまったのかな
誰もがくちを閉ざしてしまうけれど
せめて君の背中くらいは
抱きしめて居たいと思ったんだ

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