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風唄|詩


「風唄」

えんぴつ書きの星屑と
見えない空を手繰りよせては
寂しいだけじゃないからと
今宵も小首を傾げていた

死ねない、
じゃなくて死なないんだよって
いつか君に話してあげる

蹴ぬいだ夜の端っこ摘まんで
ぴんと伸ばすの繰り返し
シンジタモノニスクワレル

寒緋桜な風と吹く
僕が還りたかったはずの嘘まで
この唄が聴こえたのなら

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