海外から返信が来ない理由
こんにちは。
今日は天気もいいしコーヒーもおいしいので、ポジショントークでもしたいと思います。え、「どのポジション?」って人はこれ見て。
関係ない人も「海外ビジネスあるある」という読み物として見ていただけたら嬉しいです。
海外にまつわるお困り事の中に、先方から返信が来ないというのがあります。
これ、ほんとよくあります。
相談をもらう前に、クライアントさんはすでに何度もメールでコンタクトを試みていて、本筋の問題解決以前に連絡が取れないっていう問題。
こっから対応することが多いです。
メールが問題?
依頼内容としては、「メールではダメみたいだから電話でよろしく!」っていうことなんですよね。クライアントさんは翻訳ソフトで英語のメールを送っているので、通話できるほど喋れるわけではないから。
もちろん電話でつながる場合もある。
ところが、問題の本質は連絡手段じゃなかったりするんですよね。
実際、電話もつながらないけど、僕がメールしたら連絡取れたとか何回もある。ぶっちゃけ何回どころか、何十回もある。
つまりメールという手段は問題じゃない。
コトバの問題?
となるとやっぱり語学力の問題じゃね?
確かに。もちろんあると思います。
でも近頃の翻訳ソフトは優秀で、言いたいことは正確に訳してくれます。または英語が堪能な人に文章を翻訳してもらえば問題はないでしょう。
ただ、これはみなさんとっくにやってます。ビジネス向けは特にクライアントさんのほとんどは海外事業者で、海外取引についてはプロです。
当然英語もわかりますし、業界事情も心得ています。そのような方が埒が明かないと言って持ってくる案件なので、こっちはもう大変ですw
そもそも自分そんなに語学力高いと思ってない。TOEIC満点とか絶対取れないと思うし。日本でTOEIC受ける時間とかあったら家系ラーメン巡りしたい。
ということで多少はあるにせよ、コトバの問題が本質ではない。
じゃあなにか?
アメリカ人からの返信が来ない理由
前置き長くなりました。
問題の本質は連絡手段でもなければ語学力でもなく、文化の違いを正しく織り込めてないからだと考えてます。
結局のところ、コミュニケーションなんですよね。コミュニケーションって、共通言語が最多なはずの日本人同士でも難しい。コトバも文化背景も違う外国人相手だとなおのこと。
海外とのやり取りで思い浮かべることと言えば、まずコトバの問題だと思われがちなんですよね。
でも、コトバの壁以上に文化の違いの方がでかいです。圧倒的に。
「文化」と言ってもふわっとし過ぎですね。
仕事でいう文化を少し解像度上げると、例えば
商習慣
とか
仕事の運び方
とか
外国人との距離感
です。
もちろん経験や実績に関わるとこもありますが、そういうのは除外します。
この辺は勉強では残念ながら会得できません。なので正しく織り込むのが非常に難しく、相手は何らかの違和感を感じてしまっている可能性があります。
前にも似たようなこと書きましたが、そういう違和感って信用されにくくなるし、不安になったりするんですよね。
海外に限ったことじゃないですが、どんなに実績あろうが、語学力あろうが不信感を与える可能性は潰しておきたいところです。
そういえば若手社員時代、メールでデートに誘った名古屋のキャバ嬢から未だに返信がありません。
やっぱ文化の違いは難しい。
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