そらとぶかめちゃん

詩集「うみがめ 宇宙を泳ぐ」、燦燦舎のウェブサイトとAmazonと、書店でもご注文いた…

そらとぶかめちゃん

詩集「うみがめ 宇宙を泳ぐ」、燦燦舎のウェブサイトとAmazonと、書店でもご注文いただけます。 おうちで機織りしてます。🐢

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詩集「うみがめ 宇宙を泳ぐ」お買い求めいただけます

みなさま、お待たせしました。 詩集「うみがめ 宇宙を泳ぐ」、 燦燦舎のウェブサイトとAmazonと、書店でもお買い求めいただけるようになりました。 note で出会ったみな…

大そうじの途中の部屋で

  大そうじの途中の部屋で こころのなかのわたしが言う 何かだいじなことが もうすぐ始まるよ だから そのときまで ゆっくり休んでいよう 何か が何なのか わからな…

大地の花

   大地の花 孤独な花ほど うつくしく咲く そう手紙に書いてくれたあなたは いつもわたしに まなざしをそそいで 確信をもって祈ってくれます わたしは孤独なようで…

かめ、地上に帰ります

note でつながってくださってるみなさんに。 かめは深く深く休んでいます。 今すこし意識が戻ってきたあいだに、これを書いておきます。 もうろうとして、あるかたに変な…

にこにこ おじいさん

  にこにこ おじいさん いつもにこにこしてる おじいさん せんそうのことは なにもいわない おじいさんは あるひ せんそうのときのことを とつぜん かたりはじめた …

スリッパをそろえる

  スリッパをそろえる 38度の熱がでた あなたが心配して来てくれる もうすぐ着く やっとのことで起きあがり 玄関にスリッパをそろえる そしたらみるみる熱が下がった

詩集「うみがめ 宇宙を泳ぐ」あとがき

 アウトドアというのは、おうちのドアがあってこそできることです。わたしはおうちのない「ドアレス」でした。精神病院に入院もしました。そうしてむちゅうで歩いていくう…

詩集ができあがる

  詩集ができあがる からださん こころさん あたまさん よくやったね やりとげたね あとは印刷屋さんがしてくれる ゆっくり休んでね たっぷり休んでね もう何もしな…

病気さんさようなら

  病気さんさようなら 人に かみさまに お薬さんに そして自分自身にむけて 感謝のきもちを伝えてきたけど せいしんびょうさん あなたには お礼を言ってなかったね …

たんぽぽさん

  たんぽぽさん こころのなかの広い野原に たんぽぽさんが咲いている お日さまの光をあびて にこにこ咲いている わたしのこえも あなたのこえも そっと きいていて …

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かめがかめを食べました

光の祈り

  光の祈り 横たわって 目を閉じて 闇のなかへ静かに降りていく 深く深く降りていくと やがて秘密の庭に着く 闇の底で光に照らされる 光がことばとなる 光を秘めた…

好きという響き(楽譜付)

  「好き」という響き 「好き」という言葉が好き この言葉をいろんな人に 言ったり言ってもらったり そして いま おもいっきりこころをこめて 「好き」とあなたに言…

お薬さんありがとう

  お薬さんありがとう 夕方早くに寝てしまって 夜中に目覚めて眠れない 神経がへんにピリピリする あっ夜の薬を飲んでなかった 飲んだらすぐに落ち着いた お薬さんご…

信頼してる

  信頼してる 久しぶりに錯乱して 救急車か 死んでしまうか あえぎながらあの人に電話した だいじょうぶ 死なない! かめちゃんの野生の生命力と かみさまを信頼して…

蚊ぁさん蛾ぁさん

  蚊ぁさん蛾ぁさん 蚊のことをあなたは 「蚊ぁさん」と呼ぶ うるさい蚊ぁやなと思うより 蚊ぁさんがチューしに来た そう思ってからピシッと叩く 蛾ぁさんが本箱にとま…

詩集「うみがめ 宇宙を泳ぐ」お買い求めいただけます

詩集「うみがめ 宇宙を泳ぐ」お買い求めいただけます

みなさま、お待たせしました。
詩集「うみがめ 宇宙を泳ぐ」、
燦燦舎のウェブサイトとAmazonと、書店でもお買い求めいただけるようになりました。

note で出会ったみなさまに、感謝とよろこびをいっぱい伝えたいのですが、
かめはほっとして、力尽きて寝込んでしまって、ことばを書く余力がありません。

読んでくださったら、ほんとにほんとにうれしいです💓
こころから、ありがとうございます。

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大そうじの途中の部屋で

大そうじの途中の部屋で

  大そうじの途中の部屋で

こころのなかのわたしが言う

何かだいじなことが
もうすぐ始まるよ
だから そのときまで
ゆっくり休んでいよう

何か が何なのか
わからないまま
そうだね
しばらく休んでいたいね

大そうじの途中の部屋に
だらーんと寝ころんで
ふしぎなくらい くつろいで
今日で3日になる

大地の花

大地の花

   大地の花

孤独な花ほど うつくしく咲く
そう手紙に書いてくれたあなたは
いつもわたしに まなざしをそそいで
確信をもって祈ってくれます

わたしは孤独なようでいて
じつはそうでないことを
よく知ってくれていますね

花をつけられなかったあいだに
岩に根をおろし
岩をつつんで根をのばして
大地と結びつきました

わたしの花とあなたの花は
おなじ土から水を吸いあげ
おなじひかりに照らされながら

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かめ、地上に帰ります

かめ、地上に帰ります

note でつながってくださってるみなさんに。

かめは深く深く休んでいます。
今すこし意識が戻ってきたあいだに、これを書いておきます。

もうろうとして、あるかたに変なことを書いて、おこころを傷めてしまった記憶が、かすかにあります。

この先は、幻覚かもしれません。

そのかたが、とても心配して、宇宙を漂ってるかめのところまで来て、何かささやいてくださいました。
それでハッと気がつきました。

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にこにこ おじいさん

にこにこ おじいさん

  にこにこ おじいさん

いつもにこにこしてる
おじいさん
せんそうのことは
なにもいわない

おじいさんは あるひ
せんそうのときのことを
とつぜん かたりはじめた
ぐちゃぐちゃのかおに
なみだいっぱいながして

つぎのひから
いままでとおなじ
いつもにこにこ

おじいさん だいすき

スリッパをそろえる

スリッパをそろえる

  スリッパをそろえる

38度の熱がでた
あなたが心配して来てくれる
もうすぐ着く

やっとのことで起きあがり
玄関にスリッパをそろえる

そしたらみるみる熱が下がった

詩集「うみがめ 宇宙を泳ぐ」あとがき

詩集「うみがめ 宇宙を泳ぐ」あとがき

 アウトドアというのは、おうちのドアがあってこそできることです。わたしはおうちのない「ドアレス」でした。精神病院に入院もしました。そうしてむちゅうで歩いていくうちに…。
 しあわせなやすらぎがやってきて、つつんでくれました。
 そして病気が治ってしまったのです。
 これからも旅は続きます。ゆっくりいきますね、にこやかに歌いながら。

(中略)

 願いをかなえて出版してくださった燦燦舎の鮫島亮二さ

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詩集ができあがる

詩集ができあがる

  詩集ができあがる

からださん
こころさん
あたまさん

よくやったね
やりとげたね

あとは印刷屋さんがしてくれる

ゆっくり休んでね
たっぷり休んでね

もう何もしなくていいから

ただぼーっと待ってたら
本ができあがるよ

いのちをそそぎこんだ詩集
「うみがめ 宇宙を泳ぐ」が

あきちゃん ありがとう
燦燦舎さん ありがとう
丸尾めぐみさん ありがとう
かみさま ありがとう

そして か

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病気さんさようなら

病気さんさようなら

  病気さんさようなら

人に かみさまに お薬さんに
そして自分自身にむけて
感謝のきもちを伝えてきたけど

せいしんびょうさん あなたには
お礼を言ってなかったね

子どものころからずうっと
病気のふくろをすっぽりかぶって
壊れそうなこころを守っていた

わたしのためにいてくれたんだね
けれど もうだいじょうぶ
やすらぎがつつんでくれたから

せいしんびょうさん
おわかれしましょう

ほんとう

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たんぽぽさん

たんぽぽさん

  たんぽぽさん

こころのなかの広い野原に
たんぽぽさんが咲いている

お日さまの光をあびて
にこにこ咲いている

わたしのこえも
あなたのこえも
そっと きいていて
うなずいて
けれどときには
ちがうよ それは と言う

にこにこ咲いてると
ちょうちょさんが来てくれて
みつばちさんも来てくれて
たんぽぽさんはうれしい

光の祈り

光の祈り

  光の祈り

横たわって 目を閉じて
闇のなかへ静かに降りていく

深く深く降りていくと
やがて秘密の庭に着く

闇の底で光に照らされる
光がことばとなる

光を秘めたことばをたずさえ
この世の意識に戻ってくる

そして うたがうまれる

好きという響き(楽譜付)

好きという響き(楽譜付)

  「好き」という響き

「好き」という言葉が好き

この言葉をいろんな人に
言ったり言ってもらったり

そして いま
おもいっきりこころをこめて
「好き」とあなたに言う

この言葉があなたに流れこみ
みずみずしく潤しますように

すべてのいのちと
やさしくやさしく
響きあいますように

お薬さんありがとう

お薬さんありがとう

  お薬さんありがとう

夕方早くに寝てしまって
夜中に目覚めて眠れない
神経がへんにピリピリする

あっ夜の薬を飲んでなかった
飲んだらすぐに落ち着いた

お薬さんごめんなさい
あの人にばかり感謝してたね
お薬さんありがとう
どれほどお世話になってるか
よーくわかったよ

薬を「お薬さん」と思って飲む
そしたらなぜかよく効くのです

信頼してる

信頼してる

  信頼してる

久しぶりに錯乱して
救急車か
死んでしまうか
あえぎながらあの人に電話した

だいじょうぶ 死なない!
かめちゃんの野生の生命力と
かみさまを信頼してる
だから駆けつけないよ

ちょっと眠れた夢のなかで
赤ちゃんをあやす唄を聞いた
そして しんそこ安らいだら
ふっと正気に戻った

唄ってくれたかたを知ってる
そのかたとあの人を信頼してる

(上の写真は、つれあいのお母さんの作品で

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蚊ぁさん蛾ぁさん

蚊ぁさん蛾ぁさん

  蚊ぁさん蛾ぁさん

蚊のことをあなたは
「蚊ぁさん」と呼ぶ
うるさい蚊ぁやなと思うより
蚊ぁさんがチューしに来た
そう思ってからピシッと叩く

蛾ぁさんが本箱にとまって
羽をひろげてじっとしてる
蛾ぁさんカッコいいなぁ
写真を撮らせてね

毎日のそれだけのことが楽しい