見出し画像

かめ、地上に帰ります

note でつながってくださってるみなさんに。

かめは深く深く休んでいます。
今すこし意識が戻ってきたあいだに、これを書いておきます。

もうろうとして、あるかたに変なことを書いて、おこころを傷めてしまった記憶が、かすかにあります。

この先は、幻覚かもしれません。

そのかたが、とても心配して、宇宙を漂ってるかめのところまで来て、何かささやいてくださいました。
それでハッと気がつきました。

空気がない!
生きて地球に帰ろう。
今ならギリギリ間に合う。

地上では、とくべつにたいせつな人が、宇宙に延びた命綱の端をしっかり握ってくれています。
かめは、その人のところへ、ゆっくり降りていきました。
大気圏で流れ星になって燃え尽きないように、ゆっくり、ゆっくりと。
そして、森の落ち葉の上に、ふわっと着地できました。
なつかしい土と草の香りにほっとして横たわってると、命綱の人がそっと来て、並んで寝ころんでくれました。

かめはこれから、この地上で生きてゆきます。

重力のない宇宙から戻ってくると、地上ではあたりまえの重力に慣れるまで、しばらくかかります。
もう少し休んだら、起きあがれると思います。

地球上のすべてのみなさん、生きものさん、
生きものでないみなさんにも、
これからどうぞよろしくお願いします。

こころから、ありがとうございます。

かめより🐢

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?