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文化史的セルフイメージ・アップ

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マインドブロックをつくり出しているのは、自分自身です。それが腑に落ちると、すべては一気に好転し始めます。ただし、つくり出す過程は『自分一人』だったわけではありません。背景には、も… もっと読む
現在の日本の文化がいかにしてつくられたかを、ルネサンス以来の大きな流れの中でひもときます。
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#アート

文化史的セルフイメージ・アップとは?

「対象・内容・価格」表示に関する解説は、こちら ▼▼▼ <6,312文字> この記事の目的は、…

01/記憶は中に取り込み、記録は外に刻むこと

<3,004文字> 【記事のポイント】記憶と記録は似ているようで、まったく違う活動です。そし…

12/ヒーローに組織の裏切り者が多い理由

第2章 アヴァンギャルド <3,364文字> 【記事のポイント】仮面ライダー、タイガーマスク…

13/どちらに正義があるのか?

<3,731文字> 【記事のポイント】絵画の様式は、誰を依頼主にするかによって変わってきます…

14/力をあわせて戦う仲間

<3,277文字> 【記事のポイント】印象派の作品は、古き善き時代のおとなしい絵と見られがち…

15/キリスト・コンプレックス

<3,074文字> 【記事のポイント】後期印象派を代表するゴッホとゴーギャンは受難の道を進み…

16/裏切り者が生きていける場所

<3,215文字> 【記事のポイント】表現主義というムーブメントは、いささか不健全なヴィジュアルでした。印象派が比較的穏やかで健全な雰囲気を持っていたのに対し、内面の苦悩をしぼり出す表現主義者こそ鬱屈した芸術家の原型です。 第2章/5. 表現主義とデビルマン 日本語に訳すと因果関係が不明瞭になってしまうのですが、英語で示せばそこにあった動きが歴然と浮かび上がってきます。 「印象派(impressionim)」と「表現主義(expressionism)」。 心に取り込

17/男の子は『合体』に目がありません

<3,164文字> 【記事のポイント】どうしてピカソのキュビスムは違った角度から見た対象を組…

18/たった一つの命を捨てて……

<2,630文字> 【記事のポイント】「たった一つの命を捨てて……」というセリフには、『絶対…

19/頭のいい甘えん坊

<2,614文字> 【記事のポイント】『ウルトラマン』のスタイルがシュールだったり、『ダダ』…

20/偶然を利用した作品づくり

<2,935文字> 【記事のポイント】「ダダイスム」は知的な冒険でしたが、それ故に次から次へ…

21/フィクションにフィクションを重ねる

<2,919文字> 【記事のポイント】『抽象絵画』は理論の上に理論を重ねた絵画であり、『ルパ…

22/自分が死んでもいいと思える理由

第3章 デカダンス <3,380文字> 【記事のポイント】ちょっとぶっそうなタイトルですし、…

23/『巨人の星』のデカダンス

<3,663文字> 【記事のポイント】『巨人の星』の『消える魔球』と『宇宙戦艦ヤマト』の『ワープ航法』は、デカダンスの文脈で捉えると、とても似ていることがわかります。 第3章/2. 世紀末と消滅の夢 少し話を急ぎ過ぎたかも知れません。 モチーフがデカダンスなのですから、その特質に即して時間を間延びさせるべきでしょう。 デカダンスのもっとも大きな特質とは、極小の時間の中に寄生し、細部にこだわることだからです。 結末までの限られた時間をどれだけ濃密に過ごせるかが、重要な