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花束みたいな恋をした、を改めて観た日

先日WOWOWで『花束みたいな恋をした』が
地上初放送されたので、親に頼んで録画してもらった。
それを今日は観てみた。

実は1回映画館で一人で観に行っているのだけど、
雰囲気とかストーリーのリアルな感じとかが好きでもう一度観たいなあと思ったのだ。

そこで改めてレビューしてみたいなと思う。


公式Twitterより

S T O R Y

東京・京王線の明大前駅で終電を逃したことから偶然に出会った 山音やまね麦むぎ (菅田将暉)と 八谷はちや絹きぬ (有村架純)。好きな音楽や映画が嘘みたいに一緒で、あっという間に恋に落ちた麦と絹は、大学を卒業してフリーターをしながら同棲を始める。近所にお気に入りのパン屋を見つけて、拾った猫に二人で名前をつけて、渋谷パルコが閉店しても、スマスマが最終回を迎えても、日々の現状維持を目標に二人は就職活動を続けるが…。まばゆいほどの煌めきと、胸を締め付ける切なさに包まれた〈恋する月日のすべて〉を、唯一無二の言葉で紡ぐ忘れられない5年間。最高峰のスタッフとキャストが贈る、不滅のラブストーリー誕生!
──これはきっと、私たちの物語

公式HP 

はい、改めまして感想です。

いや~、やっぱ。
最初はね、テンポよく進んでいく二人の恋に一緒にきゅんきゅんするんですよ。なんだろう、例えるなら障害物のない階段というか。(例えられているのかも謎なくらい下手)

とんとん、と進んでいくわけですよ。
それはもう急ピッチで。
恋は盲目という言葉そのものを表すような感じで
そのまま同棲にもなって。

でも、すこーしずつすこしーーーしずつお互いの気持ちというか
価値観、将来への考え方に差が出てくるんですよね。

公式Twitterより

今の幸せを現状維持 “

これが麦くんの目標でした。
大好きな絹ちゃんとずっと一緒にいられるようにと考えるようになり、
自分のやりたいこと(イラストの仕事)は、現実的に考えてなかなか
成果が出てこないことを目の当たりにしてしまったんですよね。

名前が出るまで、注目されるまでの下積み時代って本当に大変だと思います。

 めちゃくちゃ余談になりますが、
わたしも実際にお金を頂き、旅のしおりをつくるということを趣味でやっているのですが、見開き1ページで500円です。

 自分で言うのもなんですが、わりとクオリティ高めに頑張っています。
これはわたしが決めた値段なので、また違った観点ではありますが、自分が思っている価値と人が求めている自分の作品への対価は違うんだなあと思います。悲しいことに。

これをメインで仕事をしていくには厳しいなと思います。
わかります、麦くんの気持ち。
それならきちんと仕事に就いたほうがお金は稼げるし、絹ちゃんとも一緒にいられる可能性は広がりますもんね。

じゃあ、絹ちゃんにとっての幸せと言ったら?
それは麦くんがいう “ 将来のための現状維持 “ ではないのですよね。

この感覚めちゃくちゃわかるんですよ。
(誰なのわたし)

未来のために動き出した麦くん。
今を楽しむために動く絹ちゃん。

動き出してはいるのだけど、目的というか見ている先が違うんですよね。
せつねえええええ。


途中、麦くんは絹ちゃんに結婚のことを話します。

例えば、夜二人で寝ているときに麦くんが「結婚とかって考えたりする?」
それに対して絹ちゃんは「うーん、考えたことなかったかなあ」と返します。「考えてみても良いんだけど」と麦くんが投げかけるけども…

「よくわからなかった」

絹「3ヶ月SEXしてない恋人に結婚話を持ちだすのってどういう気持ちなんだろう」
麦「いつまで学生気分でいるつもりなんだろう。ずっと二人でいたいって思ってないのかなあ」


ここでも二人の気持ちってすれ違ってますよねえ。
きっと、わたしは絹ちゃん側の発想になるんだろうなあ。

現状の問題すら解決されてないのに、どうして今結婚できると思ったんだろう。ってわたしは思ってしまうかも。


なんか、ひとり突っ走ってるのよね。麦くん。
二人で一緒にいたいと思のであれば、今の絹ちゃんと向き合わないと意味がないんだよね。だって、未来のために頑張っててもさ、その間今の恋人のことを大事にできていなかったら愛想つかされることもあるんだからさ。

って思うよ、わたしは。というか今の彼にも思っているところもあるからすごーく絹ちゃんの気持ちに共感しちゃう。笑

いろいろ語りたいんだけど、どうしよう。
止まらん。

公式Twitterより

海に行って二人で写真を撮ってる時のシーンが大好きです。
エモエモで本当に好き。二人の空気感とかも楽しそうな感じでまじで好き。こんな爽やかなカップルになりたかった。

ラストのシーンでも話しましょうか。


二人の別れ話をするシーンも印象的でしたよね。
後から入ってくる若い男女の二人組の会話に自分たちを重ねて
お互い泣いているのだけど、どういう心情で泣いているのか。

それもちょっと違うと思うんだよね。


あの頃にはもう戻れない。
いつまでもああいう風にはしていられない現実。

こういう感じ?ここがわたし的にはすごい難しくて。
考察すごい方、本当に尊敬するんだけどさ。
(誰か「これ!めちゃ納得します」っていう動画とかあったら教えてください笑)

『花束みたいな恋をした』っていう言葉を連想させる台詞が、絹ちゃんの
楽しかったことだけを思い出にして、大事にしまっておくから。麦くんも、さ。」ってところかなあ、って思ったんですけど、いかがでしょうか。

実際に冒頭でも最後でも、二人が思っていたのはあの頃経験して学んだイヤフォンの話だったり、初デートの話だったり、相手の生活の心配だったりポジティブなことばっかなわけで。

お互い嫌いになったわけじゃないっていうのはまたエモい。
(エモいと言いたいだけ。古いって言わないで)


あの最後のシーンも好きでしたねえええ。
お互い後ろは向いてるけど、「じゃあね~」って手振るの。

花束からドライフラワーになるんかなあ。
ふえええ。そういうこと?


全然締まらなかったけど、終わります。
とりあえず、二人のいちゃいちゃがすきです。

▼全然初見と成長してない感想でしたが。
よかったら1度目の感想も読んでね◎笑



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